企業サイト

公開日:2026.03.28最終更新日:2026.03.29

コタツ記事とは?ならないために意識するポイントと使い方

コタツ記事とは?ホームページで避ける方法と使い方

最近のホームページは、内容の薄いページが目立つようになってきました。その背景には、取材や経験を伴わずに作られたコタツ記事の存在があります。

このページでは、コタツ記事の意味や増えた理由、問題点を解説します。さらに、コタツ記事にならないためのポイントや使い方を解説します。

コタツ記事とは

コタツ記事とは

コタツ記事とは、取材や自社の経験といった一次情報を使わず、すでにインターネットに公開されている情報をもとに作られた記事を指します。テレビ番組、他社のホームページ、SNSなどの内容をリライトし、独自の視点や深掘りがないまま構成されるのが特徴です。そのため、情報に厚みがなく、内容が一般論に留まりやすくなります。

コタツ記事という言葉は、2010年にジャーナリストの本田雅一氏が使い始めたことで広まったと言われています。

本田雅一氏のX

取材に出向くことなく、コタツに入りながら記事を仕上げるような姿勢を皮肉った表現として注目され、次第にWeb業界でもコタツ記事という言葉が使われるようになりました。

とはいえ、すべてのコタツ記事が悪いとは限りません。丁寧にまとめられていたり、読みやすく整理されていたりすれば、ユーザーにとって一定の価値があると感じられるケースもあります。

本当に問題なのは、コタツ記事であるかどうかではなく、ページタイトルに対して中身が伴っていないことです。ページタイトルと関係の薄い一般論だけで構成されたコタツ記事は、検索エンジンやユーザーから評価されにくくなります。

コタツ記事が増えた理由

コタツ記事が増えた理由

近年、ホームページ運営の効率化やコスト削減の流れから、コタツ記事と呼ばれるコンテンツが急速に増えています。ここでは、その背景にある主な理由を整理して紹介します。

記事の完成が早い

コタツ記事は、一次情報の収集や自社の体験に基づいたコンテンツ作成を省略し、他のホームページやメディアの情報をもとに短時間で仕上げることができます。

通常、1ページのWebコンテンツを制作するには、構成の検討、情報収集、画像選定などを含めて2時間以上かかることが一般的です。しかし、コタツ記事の場合はこれらの工程が簡略化されるため、半分以下の時間で記事が完成することもあります。

また、SEOでは一定のページ数が評価対象となるケースもあり、効率よく記事を増やす手段として、コタツ記事が好まれる傾向も見られます。短時間で量産できるという点が、コタツ記事が広まった大きな理由の一つです。

AIでも作成ができる

近年、ChatGPTをはじめとした生成AIの普及により、誰でも簡単に文章を作成できるようになりました。その結果、コンテンツ制作の効率は大幅に向上しましたが、その一方で、既存情報の要約や言い換えを中心としたコタツ記事が急増しています。

生成AIは、膨大な過去の情報をもとに文章を出力する仕組みのため、体験談や独自の考察が含まれないことが多く、結果としてコタツ記事のような内容になりがちです。

こうした記事をそのまま公開してしまうと、独自性が薄く、SEO評価が得られにくくなります。生成AIはあくまで補助的なツールであり、人間の経験や意見を加えることで、ようやく価値あるコンテンツに仕上がります。

便利さに頼りすぎて、質を犠牲にしないよう注意が必要です。

場所を気にせず執筆ができる

コタツ記事は、テレビ番組や他サイトの情報を参考にリライトするだけで成立するため、取材や実地調査の必要がありません。つまり、記事の執筆にあたって社内にいる必要もなく、ライターの自宅やカフェなど、どこでも作業が可能です。

通常のコンテンツ制作では、社内スタッフへのヒアリングや資料の確認など、オフィス環境での作業が必要になることが多く、場所に縛られがちです。その点、コタツ記事は作業場所に制限がないため、テレワークや副業ライターとの相性もよく、結果的に導入しやすくなっています。

場所を選ばず効率的に記事を作れる点もコタツ記事が増えている要因です。

コンテンツ制作費用を削減できる

取材や調査の手間を省略することで、コタツ記事はコンテンツ制作にかかるコストを大幅に削減できます。通常、1ページあたりの制作には、担当者の人件費だけでなく、外部のライターやカメラマン、編集者などを含めた外注費が発生することがあります。

コタツ記事の場合、調査やヒアリングが不要なため、社内での制作時間が短縮されるほか、外注してもライターに必要最低限の構成と文案作成のみを依頼すれば済むため、全体の制作費を抑えやすくなります。

予算の限られた体制では、こうした低コストの運用方法が選ばれやすく、結果としてコタツ記事の活用が増えている現状があります。

記事を量産することでPV数を伸ばしやすい

SEO対策として、サイト全体のページ数を増やすことは、検索流入を広げる手法の一つです。

コタツ記事は、他のコンテンツと比較して作成にかかる時間が少なく、構成もテンプレート化しやすいため、大量のページを短期間で作成しやすいというメリットがあります。

また、コタツ記事は特定のテーマに絞った情報を扱いやすく、複数のキーワードを狙ったページ展開をする際にも活用されています。こうした量産型の戦略により、PV数を手っ取り早く伸ばす目的でコタツ記事を導入するケースは多く見られます。

特に成果報酬型の運用を行っているホームページでは、効率的にページを増やせる手段として重宝されています。

コタツ記事が抱える問題点

コタツ記事が抱える問題点

コタツ記事は効率よくページを増やせる反面、SEOやユーザー体験の観点ではいくつかのリスクを抱えています。ここでは代表的な問題点を紹介します。

SEO評価が上がりづらい

検索エンジンは、オリジナル性や専門性のあるコンテンツを高く評価する傾向にあります。そのため、コタツ記事のように他サイトの情報をなぞるだけの内容では、検索順位が思うように上がらないことがよくあります。

最近のGoogleアルゴリズムでは、E-E-A-Tという評価基準が重要視されています。コタツ記事はこの基準を満たしにくく、ページがインデックスされにくい、検索順位が安定しないといった状況にもつながりやすくなります。

SEOで成果を出すには、検索エンジンに、この情報は独自の価値があると認識されるような工夫が不可欠です。

低品質な文章になる可能性がある

コタツ記事は、深い調査や実体験に基づかないため、どこかで見たような内容になりがちです。具体例や独自の視点が欠けると、文章全体が薄く感じられ、低品質な印象を与えてしまうことがあります。

特に、サービスの比較やノウハウを探している場面では、情報の具体性や説得力が求められます。コタツ記事では、こうしたニーズに応えるのが難しく、ユーザーに読み応えがないと感じられる可能性が高くなります。

せっかくページを開いても、必要な情報が得られなければ、その時点で読む価値を見いだしてもらえません。結果として、読者の記憶にも残らず、信頼されにくいコンテンツになってしまいます。

コタツ記事にならないために意識すべきポイント

コタツ記事にならないために意識すべきポイント

コタツ記事を避けるには、情報の集め方や文章の書き方を少し工夫するだけでも十分に効果があります。ここでは、実践しやすく取り入れやすいポイントを紹介します。

自分の体験や知識を含める

コタツ記事のように他サイトの情報だけをなぞった文章では、どうしても説得力や信頼性が薄くなってしまいます。そこで意識したいのが、自社の体験や知識をコンテンツに反映させることです。

たとえば、「〇〇にいった経験」や「実際にあった事例」など、自社ならではの視点を加えるだけでも、記事の独自性が大きく高まります。たとえ経験が浅いテーマであっても、他社との違いや取り組み姿勢を言葉にすることで、読者にとっての価値ある情報になります。

あくまでも、自社のホームページであるという前提に立ち、一般論ではなく、声を届ける意識を持つことが、コタツ記事を回避する第一歩です。

感想を追加する

文章に自社の感想や考えを加えることも、コタツ記事にならないための有効な工夫です。特に、ページの冒頭と最後に考えや立場を明示しておくことで、読み手に対して文章の温度感や背景が伝わりやすくなります。

一般論だけで構成された文章は、どこか無機質で読み流されやすくなりますが、そこに「実際にこう感じた」、「当社ではこう考えています」といった一文があるだけで、読者との距離がぐっと縮まります。中間部分は一般的な説明中心でも問題ありませんが、前後に感想を添えるだけで記事全体の印象が変わります。

もし自社のコンテンツを読み返して、コタツ記事かもと感じるなら、まずは上下に感想を追記するリライトから始めるとよいでしょう。

信頼できる情報源にリンクする

体験談や意見を盛り込むことが難しいテーマの場合でも、コタツ記事にならない工夫は可能です。その一つが、文章の根拠を明確に示すために信頼できる情報源へリンクを貼ることです。

たとえば、官公庁や専門機関のデータ、公式のニュース記事など、客観性の高いソースを引用・紹介することで、一般論に見えていた内容に裏付けが加わります。これにより、読者は、この情報は信頼できそうだと感じ、自然と納得しやすくなります。

リンクを貼ることは、情報の正確性を担保する意味でも有効で、特にエビデンスが求められる分野では大きな信頼につながります。内容に自信があるなら、その裏付けもセットで示す姿勢が、コタツ記事を脱するポイントになります。

コタツ記事の使い方

コタツ記事の使い方

ホームページの成果を高めるには、こたつ記事を一つの手段として捉える視点が大切です。すべてのページに自社の知見を埋めるのではなく、情報の性質に合わせた戦略的な活用を意識しましょう。

用語集などの一般論を紹介するページで利用する

専門用語の解説や基礎知識の紹介といったコンテンツは、誰が説明しても変わりません。こうした一般論を紹介するページでは、無理に独自の視点を入れようとせず、コタツ記事を利用するのが効率的です。

事実を正確に知りたい訪問者にとっては、分かりやすくまとまった内容こそが正義であり、それだけで十分に満足してもらえます。すべてのページに膨大な時間をかけるのではなく、用語集などは要領よく作成しましょう。

サイト全体の情報量を底上げできれば、検索結果に表示される機会が増え、新しいお客様と接点を持つための入り口を無理なく広げられます。

コタツ記事から役立つページへ内部リンクを送る

コタツ記事を単なる情報提供のページにするのはもったいないです。内容が一般的なページであっても、そこから自社の深い知見が詰まった役立つページへ内部リンクを送ることで、訪問者により深い情報を提供できます。

コタツ記事だけで終わらせず、専門性の高い主力コンテンツへ誘導する役割を持たせることが、コタツ記事の賢い使い方です。成約に近いページへの導線を整えれば、効率的に作成したページが成果を生み出すための強力な武器へと変わります。

まとめ

コタツ記事は、効率よくコンテンツを量産できる反面、情報の質やユーザーの信頼性という面で大きな課題を抱えています。特に、訪問者が求める具体的な情報や実体験に基づいた内容が欠けていると、また同じような記事かと感じられてしまう可能性があります。

読まれるホームページを制作するためには、他では読めない自社ならではの視点や体験、考えを含めることが重要です。感想を添えたり、信頼できる情報源を引用するなど、ほんの少しの工夫がページ全体の印象を大きく変えてくれます。

情報の信頼性と訪問者への誠実さを意識して、コタツ記事だけに頼らないコンテンツ作成を心がけることで、ユーザーから選ばれるホームページへと一歩近づくことができるでしょう。

今回は、コタツ記事にならないために意識すべきポイントと、効果的な使い方を解説しました。
コタツ記事は必ずしも悪ではありませんが、適切な使い方を意識しなければ、ユーザーの信頼やSEO評価を得ることができません。
当社はホームページ制作会社として、コタツ記事をうまく使った効率的なホームページ運用法を提案しています。
ホームページ運用に不安がある方はお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

ホームページ制作のご相談やご質問、お見積書の作成は無料で承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。

電話
06-7494-1148

平日 10:00〜18:00

メールでお問い合わせ

お問い合わせはこちら

お見積りのご依頼

無料お見積りはこちら