- 2023.02.05
2ヶ月でSEO効果を出したホームページの対策法
ホームページを制作し、公開後、約2ヶ月で高いSEO効果を出した事例があります。
こちらのクライアントは、特殊なホームページ制作法は行っておらず、恐らく運営努力によって上位表示を実現できた事例になります。
では具体的に、どんなSEOを提案し、実行したかを紹介します。
ホームページ制作時に3ヶ月でSEO効果を出したい
当案件は、ホームページ制作の発注時に、3ヶ月以内にSEO効果を出したいという要望がありました。
SEOは、最終的にグーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングなど、サーチエンジン次第と言え、必ず上位表示ができるとは言えません。
そのため、あくまで提案として、ホームページ制作後に、運営作業を行ってくれれば、3ヶ月で上位表示を実現できる提案を行っています。
詳細は以下で紹介しますが、ざっくりと言うと、最終的に検索エンジンが上位表示したいのは、検索ワードに対して、情報量が豊富で、詳しく、人気サイトです。
そこで、お客さまが希望するSEOワードで検索を行い、ライバルサイトのページ数や品質、被リンク本数を調査して、それらをクリアーできるホームページを制作しました。
もちろん、単に公開するだけでは、目標値に達しないので、運営量が重要になり、クライアント自身にも相当頑張っていただきました。
その結果、3ヶ月と話をしていたのに、2ヶ月で効果を発揮でき、お客さまも満足されています。
2ヶ月で成果を出したSEOのポイント
公開して2ヶ月でSEO効果を出した手法を紹介します。
目標値を調査
受注前の作業で、何もなしで3ヶ月でSEO効果を出せると言い切ることはほぼ不可能で、当社の基本は、運営で新規作成を継続して、関連性を高め上位表示を狙う標準的なSEOの提案です。
そのため、まずはクライアントが上位表示を狙うキーワードを確認し、以下の指標を中心に1ページ目にランクインしているホームページの平均値を出しました。
- ページ数
- 各ページの原稿量
- 品質
- 被リンク数
品質には主観が入り、上中下の3段階での品質ラインが存在し、どこに該当するかをメモしています。
お察しの通りですが、大半は中に分類されるので、ほとんど見る必要がないデータですが、稀に上位もあるため、念のために調査しています。
この調査結果をもとに、以下で紹介する原稿作成を実施する運びになります。
クローラビリティを意識したコーディング
ホームページ制作時には、特殊なことは何も行っておらず、一般的に言われているポイントを実施しています。
例えば、Hタグや内部リンクの利用法などになり、1つだけ注意点があるとすれば、クローラビリティ、すなわちソースコード上の内部リンクの設置法です。
検索エンジンは、インターネットにアップロードすれば、すべてのページを自動で収集してくれるわけではありません。
例えば、トップページを発見したら、そこにある内部リンクを辿り、別ページへと移動するため、設置はソースコードの上部の方が有利になり、優先順位を策定して設置しています。
昨今の国内主要な検索エンジンは、そこまで意識せずとも、高い技術力で認識できるとは思いますが、昔から行っている内容で、もしかすれば効果があるかもしれないと思い行っています。
ホームページ制作中から原稿作成
ホームページ制作中から原稿作成をお願いした理由は、1日でも早く成果を出す点と、さらにレクチャー時間を十分に取るという点になります。
サーチエンジンは最終的に検索ワードに対して、そのドメイン内に、どれくらい良質な情報が含まれているかでランキングを決定します。
そのため、1日でも早く成果を出すには、1日でも早い作業の開始が重要です。
さらに、レクチャー作業を公開後ではなく、ホームページ制作フェーズに行うことで、時間に余裕があるアドバイスが可能です。
どうしても運営が開始されると、ウェブマスターは、通常業務にプラスアルファで更新業務になり手一杯になってしまう可能性が高いです。
そのため、このレクチャーの時間を十分に確保がしやすいホームページ制作中に行えば、より良質なコンテンツ作成が可能です。
サーチエンジンの認識
ホームページ制作が完了したら、サーチコンソールを実装し、グーグルに公開サイトのURLアドレスを送信します。
この作業は、昔は鉄板だと提案をしていたのですが、最近は行わなくても上位ランクを獲得している企業数も多く、どこまで効果があるかは不明です。
ただ、できる対策はすべて行おうと考えて、XMLサイトマップの送信と、トップページと重要ページのURL検査を行いました。
これにより、XMLサイトマップはすべてのページのアドレスを、URL検査はそれぞれのページを見に来てほしいという指示になり、より認識速度が高められる可能性があります。
公開後数本の被リンクを獲得
昨今のホームページ制作では、あまり提案をしない被リンクですが、おまじない的な効果で、国や行政の運営サイトに登録し、被リンク獲得をお願いしました。
昨今の被リンク効果は非常に弱く、グーグルも最終的には無くても適切な順位にしたいと言っている通り、ほとんど価値がないかも知れません。
ただ、当社では、最終的には、クライアント次第ではすが、できる限り登録をお願いしています。
原稿作成を継続
サーチエンジンの認識対策は当社が行うため、お客さまが被リンク登録が終われば、これまでと同じように新規ページ作成を継続していただいています。
上記調査により、3ヶ月でSEO効果を出すには、毎日1記事の公開がノルマであり、それ以下だと絶対に成果が出ないと提案をしています。
お客さまは難なく作業を継続され、実際に3ヶ月と言っていましたが、2ヶ月でいきなり成果を達成できています。
SEOはホームページ制作よりも運営量
今回、3ヶ月でSEOで成功できるかという依頼ですが、2ヶ月で成果を出すことに成功し、単純にお客さまが運営作業を継続してくれたからだと考えています。
実際に、そちらの企業は現在では毎日2記事を公開しているのですが、当社の実績の中でも、トップ3に入る検索からの訪問者数です。
もともとスタートは日に50人程度で、それが200人になり、現在では800人で、この向上は、当社は特に何もせず、お客さまが毎日必死に新規ページ作成を行った結果です。
SEOは、ライバルサイト次第で、同じくらいの品質でコンテンツを作成すれば、後は量の勝負です。
当ページをご覧の方で、SEOに強いホームページ制作を検討中であれば、ぜひ運営こそが成果を出す唯一の手段だと信じ、更新に力を入れることをおすすめします。