ホームページに動画を取り入れるメリットとデメリット

昨今、ホームページに動画を取り入れたいと考える企業は多くなりました。

動画を取り入れること自体は、訪問者に魅力的な対策と思いますが、メリットやデメリットを理解してから取り入れなければ、ホームページの成果に繋がりづらくなります。

当ページでは、お客さまからホームページに動画を取り入れたいと言われたときに、当社が提案する動画を取り入れるメリットとデメリットを紹介します。

ホームページに動画を掲載するメリット

ホームページに動画を取り入れることで、御社の主張や考えを、多くの文字数や画像で説明するよりも、より早く分かりやすく、訪問者に伝えることが可能です。

特に、内容によっては文章にすることが難しくなったり、異常に文字数が多くなってしまうような内容でも、動画を活用すれば、短時間でユーザーに訴求することが可能です。

噂レベルですが、ホームページに動画を取り入れることで、SEO効果を発揮できる可能性があります。

なぜホームページに動画を取り入れればSEO効果が出るかと言うと、各ページの平均滞在時間が大きく向上するからです。

サーチエンジンは、ユーザーにとって魅力的で価値あるページを上位表示したいと考えていて、その指標の1つがGoogleアナリティクスに表示される平均滞在時間になります。

動画が再生されると、最後まで見てもらうことができれば、5分程度は滞在時間が確保され、そのページの平均滞在時間が大きく向上するのでSEO効果を発揮すると言われています。

確かに、ユーザー満足度で考えると、動画を取り入れたページの方が高くなりますが、以前にGoogleはTwitterで、SEOとGoogleアナリティクスのデータは関係がないと公表しています。

すなわち、平均滞在時間を見ていないということになり、ユーザー満足度は高くなりますが、SEO効果があるかどうかは、不明なままになっています。

ただ、動画を活用してユーザー満足度を高めることは、SEOだけではなく、ホームページの成果において重要になるので、取り入れるメリットは大きくなっています。

テキストベースであれば、自分がホームページの更新画面にアクセスして、文字を入力するだけでコンテンツを作成できます。

しかし、動画の制作には専門業者への依頼が必要になるので、予算も時間もかかることが一般的です。

予算は動画撮影会社によって異なるので一概には言えませんが、時間は発注から1から2ヶ月はかかると認識しなくてはなりません。

そのため、ホームページに動画を掲載する場合は、予算と時間が必要だと認識してから取り入れるかを検討しましょう。

ホームページに動画を掲載すると、動画を埋め込んだページの表示速度が落ちる恐れがあります。

動画はテキストや画像と比べて容量が大きくなってしまうので、ユーザーが古いパソコンやスマートフォンを利用していると、スムーズにページや動画が表示されないという可能性があります。

動画制作会社に依頼をしている場合は、容量を圧縮して納品をしてくれるので問題がはありませんが、自分でスマートフォンなどで撮影した動画をアップロードする場合は注意しなくてはなりません。

ページの内容をテキストだけではなく動画でも紹介しているホームページでは、動画だけを視聴されて離脱されないように気を付ける必要があります。

テキストベースのホームページであれば、ページにCTAボタンを設置したり、関連性があるページへと内部リンクを行い、ユーザーを別のページへと誘導する対策が行われます。

しかし、動画の場合は、リンクボタンを設置できないので、視聴だけされてしまい、ホームページから離脱される恐れがあります。

そのため、動画を制作する際には、視聴離脱を意識して、ユーザーが動画だけではなく、ページの文章も読むための工夫を検討しましょう。

当社の制作実績のホームページでは、動画を取り入れる際に、YouTubeを活用することが多いです。

YouTubeを活用することで、大きな動画ファイルを自社サーバーに保管する必要がなくなるので、サーバーの容量を圧迫する心配がなくなります。

また、YouTubeはGoogleが運用しているので、突然サービスが終了される可能性も少ないので、安心して利用が可能です。

YouTubeへの動画のアップ方法やホームページへの貼り付け方法は簡単なので、初めての方でも安心して利用することができます。

動画ファイルをホームページが格納されているサーバーにアップロードする方法もあります。

WordPressで制作したホームページであれば、画像と同じやり方で動画をアップロードできます。

ただし、サーバーにアップロードする際には、動画ファイルの容量はテキストや画像よりも大きくなっているので、大量の動画をアップロードする場合には注意が必要です。

動画を取り入れたホームページのメリットやデメリットを紹介しました。

ホームページに動画を取り入れることで、訪問者への訴求力を飛躍的に高めることが可能になるので、成約率対策として高い効果を見込むことが可能です。

ただし、どのようなメリットがあり、デメリットがあるのかを明確にしてから、ホームページに動画を実装することは重要で、サイト全体の状態を把握したうえで動画を活用することで、より安心で安全なホームページの運用が可能です。