- 2022.03.16
ホームページ制作はオワコンか
ちょくちょく【ホームページ制作 大阪】でグーグル検索を行います。
最近、関連検索ワードに【ホームページ制作 オワコン】と表示されるのが目につきます。
実は、10年ほど前からオワコンと言われる機会が多かったですが、関連ワードに出てき始めたのは最近で、このキーワードについて検討してみました。
オワコンの理由は利益率が低い
広告代理店からの仕事を除き、見積書の総額は年々下がり続けてると思います。
理由は、ホームページ制作は誰にでもできる時代が来ていて、最近ならノーコードツールも多く提供されていているため、誰にでもできる作業に高い予算をかける会社はありません。
そして、低い総額に対して、作業量は非常に多く、例えば、カスタマイズせず、そのまま納品ができれば、問題がない利益率ですが、ストレートに納品ができる案件は少ないです。
例えばホームページ制作中に、やはりこのページは不要でこのページを追加して欲しいと言われます。
さらに、ウェブデザイン上では問題がなかったとしても、ホームページ化を行うと、やっぱりこのページのこのコンテンツは不要で、代わりにこれを入れて欲しいと言われます。
これらに対応するたびに、効率が落ちて利益率が下がってしまいます。
そのため、小規模な業者に務めるフロントエンドエンジニアやディレクターは、基本的には残業が多いと言われています。
利益率を上げるには、ホームページ制作の在り方自体をスムーズ化したり、さらにはその他のサービスの提供が重要です。
オワコンにならないためには作るだけでは駄目
修正を行うのは当たり前ですが、企画段階で想定していなかった追加作業が多く発生してしまうと、利益率がどうしても低くなります。
さらには、10年前と比較したら、ワードプレス実装やレスポンシブWebデザインが必須で、確かに見積書の項目数は向上しています。
しかし、仕事をいただく際に、競合他社になるホームページ制作会社とアイミツが多いのですが、見積金額を確認すると、確実に見積総額と作業量が不一致であるケースが多いです。
もちろん、希望金額だけでの提案は無く、競合他社の単価に合わせ提案を行いますが、見積書作成が本当に難しい時代が来たイメージです。
単価が低い仕事を追い求め、利益を追求し続けることは難しく、もしこのままの単価で仕事を続けると、本当に関連検索ワードに表示されるオワコンだと思います。
そこで出てくる対応が、一つひとつの単価は低くても、施策項目数を増やす提案です。
もちろん、時間がかかる作業を低価格で提供することは難しいですが、ただ納品するだけでは絶対に利益が獲得できない時代になったと感じています。
当たり前の話ですが、項目数を増やす提案は闇雲では駄目で、しっかりと利益を追求できる対応である必要があります。
オワコンを受け入れその他で売上を確保
単価は年々落ちておりますが、しかし最近では、昔みたいに、ただ作るだけの案件はなくなったと思われます。
例えば10年前であれば、取り敢えずグーグル検索を行ったときに社名で上位表示できれば良いという要望も多かったですが、現在ではそんな案件はなくなったと思います。
そして最近、よく成果を希望する会社さまが増えたのですが、成果を出すには対策を行う必要があり、成果を出す方法として以下を提案しています。
- SEO
- リスティング広告
- ソーシャルメディア
- 外部サイトを利用
- リアルでURLを告知
- 改善
上記が成果を出す要素で、ただホームページを制作するだけではなく、6点をプラスアルファした作業が必要です。
実際にSEOとのセットが多いですが、SEOへの最適化には、成果に繋がるページ数を増やしたり、ウェブ標準でのコーディングなど、さまざまな対策がプラスアルファとして必要です。
このSEOへの最適化こそが、ホームページ制作をオワコンにしない対策で、成果を出す施策を検討して実行すれば、利益率を確保でき、さらに期待通りに成果を得られます。
そのため、法人であればツール販売など、さまざまな営業手法がありますが、個人で行われる方なら成果が出るプラスアルファを検討することが重要です。
ただし、SEOやリスティング広告は、予算を出していただいた対策であり、成果を出すことが必須です。
ホームページ制作はオワコンか
単体で見ればホームページ制作は、オワコンと思われますが、しかし成果を出す対策が行える場合は、終わりではないと思います。
総額で言えば、アイミツ相手にもよりますが、そこまで高い見積書は求められておらず、どちらかと言うと、競合他社と同じような金額で出す必要があります。
ただし、成果が欲しいと考えられるお客さまでは、成果が出る対策ならばと、十分に予算を出していただけるケースが多いです。
感覚としては、マーケティングすなわち成果を出す仕組みを導入すれば、オワコンではないと思われ、単にホームページ制作を行うだけでは、当社営業ではオワコンかもしれません。