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アコーディオンメニューとは?メリット、デメリット、おしゃれなサンプル

アコーディオンメニューは、ホームページ制作において便利な機能のひとつです。訪問者がスムーズに情報を探せるようにすることで、ユーザビリティを向上させ、スマートフォンでも見やすいデザインを実現できます。

本記事では、HTMLやCSS、jQueryを使ったアコーディオンメニューの作り方を解説します。また、おしゃれなデザインサンプルも紹介します。アコーディオンメニューって何?という疑問が解消できる内容です。

ホームページ制作を検討中の方、ぜひ参考にしてください。

アコーディオンメニューとは

アコーディオンメニューとは、クリックやタップによってコンテンツを展開・折り畳みできるインターフェースの一種です。主にスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに対応したデザインでよく使用され、限られたスペースで効率的に情報を表示することができます。

アコーディオンメニューは、HTMLやCSS、jQueryを活用して実装されることが多いです。

また、デザイン性を高めるために、矢印アイコンや横並びレイアウトなど、おしゃれな工夫が施されることもあります。特に、UI/UXを意識したWebデザインとして、SEO効果を損なわずに訪問者の利便性を向上させる重要な要素になっています。

アコーディオンメニューのメリット

アコーディオンメニューには、ユーザー体験を向上させるためのさまざまな利点があります。特に、Webサイトの閲覧性や操作性を高めることができるので、訪問者にとって使いやすいデザインを実現できます。

ここでは、具体的なメリットを3つの観点から紹介します。

ユーザビリティが向上する

アコーディオンメニューは、必要な情報だけをコンパクトに表示することができるため、訪問者が迷うことなく目的の情報にたどり着けます。特に、長いページや多くのコンテンツを含む場合、クリックやタップで簡単に展開・折り畳みができる構造が、直感的な操作性を提供します。

UI/UXデザインの観点からも、ユーザビリティを向上させる要素として高く評価されています。

アコーディオンメニューはSEOフレンドリー

一昔前までは、アコーディオンメニュー内に隠されたコンテンツが検索エンジンに正しく認識されない問題がありました。しかし現在では、Googleをはじめとする主要な検索エンジンは、このような隠れたコンテンツを正確にインデックスする技術を持っています。

そのため、アコーディオンメニューを使用してもSEOへの影響はほとんどありません。むしろ、適切にデザインされたアコーディオンメニューは、訪問者の回遊率向上や直帰率低下に影響し、間接的にSEOを強化する効果があります。

スマートフォンで見やすいホームページになる

スマートフォンやタブレットのモバイルデバイスでは、画面サイズが限られているため、アコーディオンメニューが特に有用です。縦に情報を折り畳んで表示する構造が、モバイルファーストのデザインに適しています。

また、矢印アイコンやボタンを活用した分かりやすいデザインにより、指先で簡単に操作ができるため、スマホでのユーザー体験が向上します。

アコーディオンメニューのデメリット

アコーディオンメニューは便利な機能ですが、すべての場面で適しているわけではありません。

ここでは、アコーディオンメニューを利用する際に注意すべき点について解説します。これらを理解することで、デザインや機能を適切に選択できるようになります。

ユーザーがコンテンツに気が付かない

アコーディオンメニューは、コンテンツを隠した状態から展開する構造が特徴です。そのため、訪問者が重要な情報やボタンに気付かないリスクがあります。特に初見のユーザーや、スマートフォンの小さな画面で閲覧している場合は、隠されたコンテンツが見落とされる可能性が高まります。

この問題を軽減するには、矢印アイコンやボタンの目立つデザインを採用し、展開できることをユーザーに視覚的に知らせる工夫が必要です。

一目で全コンテンツが確認できない

アコーディオンメニューは、コンテンツを段階的に表示する特性上、ページ全体の情報を一度に確認したい場合には不向きです。特に、複数のセクションを比較したいと考える訪問者にとっては、何度も展開と閉じる操作を繰り返す必要があり、ストレスの原因となる可能性があります。

このデメリットを補うためには、重要な情報を最初から開いた状態にする、または状況に応じてアコーディオンメニューを使わず、リスト形式やテーブル形式を採用するなどの代替案を検討するとよいでしょう。

アコーディオンメニューの作り方

アコーディオンメニューは、HTMLやCSS、jQueryを使って簡単に作成できます。

ここでは、基本的な構造やスタイルの記述方法について解説します。どなたでもすぐに試せるコード例も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

HTMLの記述法

アコーディオンメニューのHTML構造は、展開エリアとそのトリガーとなるクリックエリアをセットで記述することが基本です。以下は<dl>タグを使用した例です。

<dl class="ac">
<dt class="ac-parent">1</dt>
<dd class="ac-child">1の中身</dd>
<dt class="ac-parent">2</dt>
<dd class="ac-child">2の中身</dd>
</dl>

<dl>タグを使うことで、見出し<dt>と内容<dd>の関係性が明確になります。

ただし、コンテンツに応じて<div>や<ul>、<li>タグを使用するケースもあります。選ぶタグは、目的や構造に合わせて柔軟に対応しましょう。

CSSの記述法

次に、スタイルを整えるCSSを記述します。以下は基本的なスタイル例です。

.ac {
width: 90%;
max-width: 600px;
margin: 0 auto;
}
.ac-parent {
height: 50px;
line-height: 50px;
text-align: center;
background-color: #6b90ff;
border-bottom: 1px solid #fff;
cursor: pointer;
transition: .3s;
}
.ac-child {
padding: 2em 1em;
background-color: #d3deff;
display: none;
}

このコードでは、.acがアコーディオン全体の領域を定義し、.ac-parentはクリックエリア、.ac-childは展開されるコンテンツ領域を表します。

デザインを調整する際は、背景色やフォントサイズ、アイコンの追加などで個性を出せます。

jqueryの記述法

アコーディオンの動作を簡単に実装するために、jQueryを使用します。以下は基本的なスクリプト例です。

$(function () {
$('.ac-child').css("display", "none");
$('.ac-parent').on('click', function () {
$(this).next().slideToggle();
});
});

このスクリプトでは、次の動作を実現しています。

  • 初期状態で展開領域(.ac-child)を非表示に設定
  • クリックエリア(.ac-parent)がクリックされるとslideToggleで表示/非表示を切り替え

この記述で基本的なアコーディオンメニューの動作が完成します。

おしゃれなアコーディオンデザインのサンプルサイト

アコーディオンメニューのデザインにお悩みの方に向けて、参考になるサンプルサイト・ギャラリーサイトをご紹介します。これらのサンプルサイトでは、多彩なアコーディオンメニューの事例を閲覧でき、デザインのアイデアやインスピレーションを得ることができます。

これらのサンプルサイトを活用することで、効果的でおしゃれなアコーディオンメニューのデザインを検討する際の参考になるでしょう。

Web Design Garden

Web Design Gardenの画像

Web Design Gardenは、国内の美しいWebデザインを集めたギャラリーサイトです。

「サイト種別」「業種・業界」「印象」「機能・要素」「色」の5つのカテゴリーからデザインを探すことができ、アコーディオンメニューを実装しているWebサイトの事例も多数掲載されています。

UI LIBRARY

UI LIBRARYの画像

UI LIBRARYは、良質で参考になるWebデザインをUIコンポーネント別にまとめたギャラリーサイトです。

ヘッダー、スライダー、お問い合わせフォームなど、Webサイトデザインのアイデアにつながる事例をUIパーツごとに紹介しており、アコーディオンメニューの参考事例も豊富に揃っています。

アコーディオンメニューのまとめ

アコーディオンメニューは、情報をわかりやすく整理し、ユーザーにとって使いやすいデザインを実現するための優れたツールです。

コンパクトで直感的な操作性により、特にスマートフォンやタブレットのような限られた画面スペースでも効果的な表示を可能にします。一方で、ユーザーが隠れたコンテンツに気付きにくいなどの課題もあるため、適切なデザインや誘導が求められます。

ホームページ制作において、アコーディオンメニューを活用することで、閲覧者の操作性を高め、情報を効率的に提供することができます。また、SEOフレンドリーな設計を取り入れることで、検索エンジンにも好まれる構造を実現できます。

最後に、おしゃれで機能的なアコーディオンデザインのサンプルを参考にしながら、自社サイトに最適な実装を目指しましょう。

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