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nofollow属性とは?設定や拡張機能を使った確認方法を解説

ホームページ制作や運営において、nofollowという言葉を耳にした経験がある方も多いと思います。nofollowは、リンクが持つSEO評価を制御し、信頼できないリンクや広告リンクからサイトを守るための手段です。この機能を適切に活用することで、検索結果での評価を維持し、サイト全体のSEO対策に役立てることができます。

このページでは、nofollowの基本から設定方法、確認方法、そしてnoindexとの違いまでを解説します。ページ単位でnofollowを適用する方法やWordPressでの設定方法、さらには拡張機能を使った確認方法も紹介しており、ホームページ制作やSEOで役立つ内容となっています。

nofollowを理解し、効果的なホームページ制作やSEO対策を進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

nofollow属性とは

nofollow属性とは、ウェブサイト内のリンクが検索エンジンに与える影響を制御するための仕組みです。この属性を使うことで、特定のリンクにSEO評価が渡らないように指示できます。

自社サイトにnofollowを適用する場合、信頼性に疑問がある外部サイトへのリンクに設定することで、検索エンジンがそのリンクを評価しなくなり、自社のSEO効果を守ることができます。

また、広告リンクやアフィリエイトリンクを受ける際には、リンクにnofollowを設定してもらうことで、自社サイトを低品質な被リンクから保護することも可能です。

nofollow属性は、検索エンジンの評価を管理し、ホームページ制作や運用の質を向上させるためのツールです。

nofollowとnoindexの違い

nofollowとnoindexは、どちらも検索エンジンに特定の指示を与える設定ですが役割と目的が異なります。

nofollowは、リンクに対して適用される属性で、リンク先にSEO評価を渡さないようにするために使用されます。これは、信頼性の低い外部サイトや広告リンク、アフィリエイトリンクに適用することで、自社のSEO効果を守る役割を果たします。一方、リンクそのものはユーザーがクリックできる状態のままです。

noindexは、ページそのものに適用されるタグで、検索エンジンにそのページをインデックスしないよう指示します。これにより、該当ページが検索結果に表示されなくなります。不要なページや重複コンテンツを検索エンジンから除外したい場合に有効です。

ホームページ制作においては、これらの使い分けが重要です。たとえば、不要なページを検索結果に表示させたくない場合はnoindexを、外部リンクのSEO評価を渡さないようにする場合はnofollowを選びます。

なお、noindexの詳しい使い方は、noindexとは?のページで解説していますので、あわせてご確認ください。

nofollowの設定法

nofollowを適切に設定することは、ホームページ制作やSEO対策を進めるうえで重要なポイントです。

ここでは、ページ単位でnofollowを適用する方法や、特定のリンクにnofollowを設定する方法、WordPressでの設定法について解説します。

ページ単位ならrobotsメタタグを利用

ページ全体にnofollowを適用したい場合は、HTMLの<head>内に<meta name="robots" content="nofollow">というタグを記述します。

  • <head><meta name="robots" content="nofollow"></head>

この設定を行うと、ページ内のすべてのリンクが検索エンジンで評価対象外となります。特定のページを丸ごとリンク評価から除外したい場合に便利な方法です。

ただし、ページ全体をnofollowにする場合、重要な内部リンクまで評価対象外にならないよう、慎重に判断する必要があります。不要な設定がサイト全体のSEOに影響を与えないように注意しましょう。

リンクごとならrel="nofollow"を記述

特定のリンクだけにnofollowを適用する場合は、<a>タグ内にrel="nofollow"を記述します。たとえば、以下のような形です。

  • <a href="https://example.com/" rel="nofollow">リンクテキスト</a>

この方法は、広告リンクや信頼性に欠けるリンク先に対して使用するのが一般的です。ホームページ制作や運営で、外部サイトへのリンクを管理する際に活用してください。

WordPressでリンクごとに設定する方法

WordPressを使用している場合、リンクごとにnofollowを設定するのは簡単です。リンク編集画面で「リンクにrel="nofollow"を追加」を指定するだけで設定が完了します。

WordPressでリンクにrel="nofollow"を追加を設定する画面

この方法は、HTMLを直接編集する必要がないため、初心者でも手軽にnofollowを適用できます。ホームページ制作や運営で外部リンクを適切に管理する際に活用してください。

nofollowの確認方法

nofollowが正しく設定されているかを確認することは、ホームページのSEOで重要なステップです。

ここでは、ソースコードを直接確認する方法と、便利な拡張機能を活用する方法について解説します。初心者でも実践しやすい内容なので、ぜひ参考にしてください。

ソースコードから確認する方法

nofollowが設定されているかを確認するには、ページのソースコードを見る方法があります。

対象リンクのHTMLコードを確認し、以下のようにrel="nofollow"が記述されていれば設定済みです。

  • <a href="https://example.com/" rel="nofollow">リンクテキスト</a>

また、ページ単位でのnofollowは、ソースコード内に以下のメタタグが記述されています。

  • <meta name="robots" content="nofollow">

確認方法は、ページ上で右クリックして「ページのソースを表示」を選択し、ソースコードを開いた後にブラウザの検索機能(Ctrl+F または Cmd+F)を使って「nofollow」と検索することで効率的に探せます。

この手順を活用することで、ホームページにnofollowが正しく適用されているか簡単にチェックできます。

拡張機能を利用して確認する方法

nofollowの有無を手軽に確認するには、ブラウザ拡張機能を活用するのがおすすめです。

たとえば、Google ChromeのNoFollowは、リンクごとにnofollowが設定されている場合、それを視覚的に強調表示する機能があります。これにより、ページ内のリンクが正しく設定されているかを簡単に把握できます。

また、ページ単位でのメタタグの確認には、SEO Meta in 1 Clickが便利です。このツールでは、ページ全体のSEO関連情報をひと目で確認でき、nofollowの適用状況も含めてチェックできます。

これらの拡張機能を活用することで、ホームページ制作の作業効率を大幅に向上させることができます。

nofollowを設定すべきリンク

nofollowは、すべてのリンクに設定すべきではありません。適切な場面でnofollowを使用することで、自社のホームページを低品質なリンクから守り、SEO評価を保つことができます。

ここでは、nofollowを設定すべきリンクについて解説します。

コメント内のリンク

ブログやフォーラムのコメント欄に投稿されたリンクは、スパム行為や低品質なサイトへの誘導に利用されるケースが少なくありません。このようなリンクが検索エンジンで評価されると、自社サイトの信頼性に悪影響を及ぼすリスクがあります。

そのため、コメント内のリンクにはrel="nofollow"を設定し、SEO評価が渡らないようにすることが一般的に推奨されます。

さらに、Googleのガイドラインでは、rel="ugc"を使用することも代替案として推奨されています。このタグは、フォーラムやレビューサイトなど、ユーザー生成型コンテンツで利用されるリンクを適切に分類するのに役立ちます。

どちらのタグを選ぶかは、サイト運用の方針やリンクの種類に応じて判断してください。

アフィリエイトや広告リンク

アフィリエイトリンクや広告リンクは、商業目的で利用されるリンクであるため、Googleのガイドラインに基づき適切なタグを設定することが推奨されます。これにより、広告リンクやアフィリエイトリンクがSEO評価に影響を与えず、検索エンジンからペナルティを受けるリスクを軽減できます。

一般的には、rel="nofollow"が利用されるケースが多いですが、rel="sponsored"を使用することが推奨されています。このタグは商業目的やスポンサーリンクであることを明示するためのもので、Googleが公式に推奨している選択肢の一つです。

どちらのタグを使用するかは、サイトの運用方針やリンクの性質に応じて判断してください。広告主やパートナーとのやり取りでは、適切なタグを設定する旨を事前に確認しておきましょう。

信頼できないコンテンツへのリンク

信頼性に疑問がある外部サイトや、質の低いコンテンツへのリンクにはnofollowを適用しましょう。

たとえば、情報が不正確なサイトや安全性が確保されていないサイトへのリンクは、検索エンジンに悪影響を与える可能性があります。

こうしたリンクにnofollowを設定することで、自社のSEO評価を守ると同時に、訪問者にも安全性をアピールできます。

現在ではnofollowは意味がない可能性が高い

かつてnofollowは、SEO評価を渡さないための効果的な手段として広く利用されてきました。

しかし、現在のGoogleのアルゴリズムでは、nofollowが設定されたリンクであっても、リンク先との関連性や質が高い場合には評価を与える可能性があります。つまり、nofollowが完全にSEO評価を遮断する役割から、柔軟に解釈される方向へ変化してきています。

この動きは、検索エンジンがリンクの有無だけでなく、コンテンツの関連性や価値をより重視するよう進化していることを示しています。そのため、nofollowを設定することが無意味というわけではありませんが、期待通りにSEO効果を完全に制御できるわけではないことを理解しておく必要があります。

リンク運用の方針を決める際には、nofollowを適切に活用しつつ、リンク先を慎重に選び、自社サイトの信頼性を保つことが重要です。

nofollowは内部リンクには設定しない

内部リンクにnofollowを設定することは、SEO対策において大きなデメリットを招く可能性があります。

内部リンクは、自社のホームページ内でページ同士をつなぐ重要な要素であり、検索エンジンがサイト全体の構造を理解しやすくする役割を担っています。そのため、内部リンクが検索エンジンから適切に評価されることは、サイト全体のSEO効果を高める上で不可欠です。

nofollowを内部リンクに設定してしまうと、SEO評価が遮断されるだけでなく、検索エンジンがページ間の関連性を正しく認識できなくなる可能性があります。結果として、サイト内の重要なページが検索エンジンに適切に評価されず、検索順位の低下を引き起こすリスクがあります。

特にホームページ制作の際には、内部リンクはユーザー体験を向上させるだけでなく、SEO効果を高めるための重要な設計要素です。nofollowは外部リンクに使用すべきものであり、内部リンクには絶対に設定しないよう注意しましょう。

nofollowのまとめ

nofollowは、リンクがSEO評価に与える影響を制御するための重要なタグです。

ホームページ制作においては、外部リンクの管理やスパム対策、広告リンクの扱いなどで効果的に活用できます。ただし、内部リンクには設定しないよう注意が必要です。

また、Googleのアルゴリズムは進化しており、nofollowが設定されたリンクでも、関連性が高い場合には評価対象となることがあります。そのため、nofollowを適切に活用しつつ、リンク先の選定や運用方針を慎重に考えることが大切です。

nofollowを正しく理解し、適切に活用することで、検索エンジンからの評価を守りつつ、ホームページ制作におけるSEO効果を最大化することができます。

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