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ヒューリスティック分析とは?ホームページの専門家による定性分析
ホームページの成果を高めるには、アクセス解析などのツールを利用して、数値データをもとにしたホームページの改善が必要です。
しかし、数値データを追いかけるだけでは、ホームページの問題ページを発見することはできますが、なぜユーザーがその行動に移ったのかは見えないので、数値データに頼らないホームページの専門家によるヒューリスティック分析も合わせて利用しなくてはならないケースも存在します。
当ページは、ホームページのヒューリスティック分析とは何かや、メリットとデメリットを紹介します。
目次
ヒューリスティック分析とは
ヒューリスティック分析とは、ホームページの専門家が経験をもとに、ホームページを分析する手法のことを言います。
例えば、UI・UXの観点からホームページの利便性が悪いコンテンツの発見や、相対的な評価を行うためにライバルサイトの調査結果をもとにした分析などになります。
ヒューリスティック分析は、分析者の経験に左右される一面も多く、他のホームページの分析手法と比較をするとその正確性に欠けるケースも多くなります。
そのため、ユーザビリティテストやアクセス解析などの別の分析手法との組み合わせが大切です。
ホームページの分析手法には、定量分析と定性分析と呼ばれるものがあり、定量分析とはアクセス解析の結果などのことで数をベースにすること、定性分析とはユーザビリティテストやヒューリスティック分析などの言葉をベースにすることになり、定性分析と定量分析を併用することが、ホームページの正しい分析法と言われています。
ヒューリスティック分析のメリット
ホームページの規模やアクセス数に左右されない
ホームページの分析でいうと、アクセス解析Googleアナリティクスや、ヒートマップClarityなどの定量分析ツールが有名です。
しかし、定量分析を行うには、ホームページの規模や訪問者数が必要になるので、公開したばかりや規模の小さなホームページでは、改善に役立つデータを十分に取得することができません。
ヒューリスティック分析では、専門家の経験によるホームページの状態や問題点を発見することができるので、ホームページの規模やアクセス数に左右される心配はありません。
アクセス解析などの定量分析では発見できない問題点が見つかる
ホームページの分析方法には、定量分析と定性分析の2つがあります。
定量分析は、ホームページの問題ページを発見することができたとしても、なぜユーザーがその行動に移ったのかは定性分析を行わなくてはなりません。
すなわち、定量分析によってホームページが抱える問題ページを発見して、定性分析でユーザーがその根拠に至った理由を明確にする必要があるのです。
このように、ヒューリスティック分析では、アクセス解析などの定量分析では見えてこなかったユーザーがなぜその行動を行ったかの根拠を発見することができます。
ヒューリスティック分析のデメリットは経験に左右されること
ヒューリスティック分析のデメリットは、分析者の経験に左右されてしまうことです。
例えば、アクセス解析会社にヒューリスティック分析を依頼すると、過去の経験から、問題になっている可能性が高いコンテンツの発見と改善方法は見えてきますが、UIやUXなどのホームページの解析結果では見えないブランディングに関する情報は得づらくなっています。
そのため、ヒューリスティック分析を検討されている方は、どの企業に依頼するかによって、結果が大きく異なってくるので、どんなヒューリスティック分析を行うのかを明確にして、それぞれの会社の特徴を理解したうえで、依頼しなくてはなりません。
まとめ
ヒューリスティック分析について紹介しました。
成果が出るホームページとするためには、アクセス解析などの定量分析とヒューリスティック分析などの定性分析の2つが必要になります。
もちろん、両方をやらなければならないということはなく、自社の状況に合わせて活用していくと良いでしょう。
ホームページから成果を出すために分析方法をお探しの方の参考になれば幸いです。