- 2022.09.08
リンクを受けているホームページはサーチコンソールのリンクで確認
リンクを受けているページを調査する方法はさまざまです。
例えば、ahrefsやmozなどのツールがリストアップしてくれますが、無料ではなく有料ツールになっています。
そのため、当社ではホームページ制作後にチェックするのに、グーグルサーチコンソールのリンクで確認をお願いしています。
サーチコンソールのリンクとは
グーグルサーチコンソールの左ナビゲーションにあるリンクをクリックすると、サイト全体や個々のウェブページがどこからリンクされているかを確認ができます。
外部からはもちろん、内部、さらにはアンカーテキストまで確認ができ、ホームページ制作を行ったら定期的にチェックをしたい内容になっています。
この数値データは、実は一般的なホームページ制作を行った企業では十分なデータと言えます。
大企業あるいは、非常に優れたコンテンツを作成しているホームページ以外は、それほど被リンク本数は集まりません。
さらには、先述していますが、ahrefsやmoz、さらにはワードプレスのプラグインなどでチェックできるツールもあります。
ただ、これらのツールはあくまで提供企業が調べたものになっていて、SEOに効果があるものどうかは分かりません。
そのため、基本的にはグーグルサーチコンソールのデータを信じることが大切であり、グーグルサーチコンソールだけで状況を把握するのがおすすめになります。
データー量も多くないし、さらにはグーグルが認識している、すなわちSEO効果に限定してチェックができるため、非常に重宝できる機能になっています。
サーチコンソールのリンクのチェック項目
実際に、グーグルサーチコンソールでチェックしておきたい項目をご紹介いたします。
ホームページ制作が終わり、半年間はチェックの必要がないですが、半年後からは月1ではチェックいただきたい内容です。
外部
まず、他のホームページから、すなわち被リンクを確認しましょう。
この確認方法としては、以下の2点があります。
- どこからされているか
- どこにされているか
「どこから」と「どこに」と言うのが分かるのは非常に便利な機能です。
当社のチェックポイントは、なぜそのページがどんな風に獲得ができたかを確認できるという点になります。
どこからどう獲得できたかが分かれば、そのページを確認して、なぜ獲得できたのかの仮説が立てれます。
そして、その仮説を活かして、まったく獲得ができていなく、さらには検索順位が低く、ページビュー数が少ないページをリライトします。
そしてリライトが終わって、2ヶ月くらい経ってからチェックして、もし集まっていなければ、もう一度リライトを行うと良いでしょう。
昨今のSEOにおける被リンクは、実はそれほど重要ではないとホームページ制作後にお客さまに提案をしております。
実際に当社ホームページ制作実績を見てみると、本数が0にもかかわらず、狙ったキーワードで上位表示している会社もあります。
さらには、現在グーグルは、大半を無効化していて、原則低品質は無効化と言っておりますが、高品質であったとしても無効化されるケースが多いです。
そのため、数を集める必要があり、80%を無効化しているとしても、母数が増えれば、効果的な本数が増えるという計算です。
増えた減ったと喜ぶだけのデータではなく、どこからどうされているかをチェックし、されているページを参考にリライトが行えるデータになっています。
内部
昨今のSEOでは内部リンクの重要性がどんどん高まっています。
数年前までは、外部からでなければ効果がないと言われておりましたが、現在ではサイト内の方が大切と言われています。
具体的なアルゴリズムは不明ですが、わたしがよく見るあるSEO会社のブログには以下効果があると紹介されていました。
- 元から先ページへSEO評価を譲渡
- 関連性が高いと譲渡以上の点数が割り振られる
- 関連性がないと無効化
これが紹介されていた内容であり、当社もその通りだと考えております。
そのため、既存ページから上げたいページへと行う必要があり、さらにはページ同士の関連性も重要になっているのです。
この関連性さえしっかりとしていれば、ホームページ全体でどんどんSEO評価が高まり、期待以上の検索順位になってくるでしょう。
ただ、一点だけ問題があるとすれば、グーグルサーチコンソールは、実は認識漏れが発生していると感じます。
例えば、トップページやグローバルナビゲーションに設置されている内部リンクの数は違いが起こるはずがありません。
ただ、グーグルサーチコンソールを見ると、結構トップページだけ低かったり、他のページだけ異様に高かったりするので、最終的にはグーグルの認識次第になっています。
これを理解しながら、調整していくことで、期待以上の効果を出せるのです。
アンカーテキスト
昨今のSEOでは、アンカーテキストが非常に大切であると言われています。
アンカーテキストとは、テキストリンクの文章になる文言を言い、グーグルサーチコンソールでは、リンク元テキストと言います。
こちらのアンカーテキストについては、ホームページ制作実績の企業さまや当社サイトで見てみたところ、多くの場合で、ドメイン名がそのまま表示されています。
被リンクがまったくないホームページの場合、アンカーテキストは日本語でないとおかしいのではないかと思うのですが、なぜかドメイン名になっているのです。
また、さらには該当ページの検索順位とアンカーテキスト文言を確認してみましたが、関係性が見られませんでした。
そのため、あまり当てにならないデータと考えていて、そこまで必死に閲覧する必要はないと思います。
ただ、内部であれ外部であれ、アンカーテキストは、テキスト文言=御社のホームページ内のウェブページであると認識され、非常に大切な要素にはなっております。
サーチコンソールのリンクからホームページの質を高める
サーチコンソールを使って実際に何を行えば良いかをご紹介します。
基本的には、ページ自体やアンカーテキストの質を高めましょう。
被リンクを受けているページ
まず、外部サイトから被リンクを受けているページを発見して、なぜ受けることができているかを考えます。
そして、獲得できているページの書き方であれば、獲得ができるはずなので、その書き方を参考にして、リライトを行いましょう。
もちろん、すでに検索順位が高いページや、ページビュー数が多いページは除外してください。
これらのページをリライトすると、検索順位が落ちてページビュー数が下がってしまう恐れがあります。
その書き方でリライトを行うことで、もし獲得できれば、そのページの検索順位は飛躍的に高まります。
昨今のホームページ制作では、被リンク提案はほとんどしなくなりましたが、それは数がなくても、あるいは少なくても、検索順位が上がる可能性が高まったからです。
ただ、やはりあったほうが上がりやすい、さらに言えば、ホームページ全体のSEO効果も高まる可能性があり、少しずつでも良いのでリライトを行っていきましょう。
アンカーテキストの最適化
次にアンカーテキストの最適化があります。
実際にグーグルサーチコンソールで見れる内部リンクは、データとして正確ではないと思います。
ただ、だからと言って、無視して良いわけではありません。
グーグルサーチコンソールの示すデータを最適化すれば、同じグーグルになるので、もしかすれば検索順位が上がるかもしれません。
そのため、外部は無理にしても、内部のアンカーテキストや本数を調整しながら、最適化させる必要があります。
ちなみにですが、グーグルで検索順位が上がれば、同じエンジンを積んでいるヤフージャパンも上がります。
さらには、別のエンジンを積んでいるのに、似た結果になるマイクロソフトビングも上がり、SEOで成功したと言えるようになっています。
ホームページ制作後月1で確認
グーグルサーチコンソールのリンクは、ホームページ制作直後は、大体ですが半年くらいはチェックが不要です。
ただ、半年過ぎたあたりでは、月1確認しましょう。
特に、内部ではなく、被リンクの確認が大切です。
どういったページからどういう風にされているかが分かれば、リライトをしていなかったとしても、新規ページ作成に役立ちます。
また、ホームページ制作後、いきなりWebサイト制作会社に修正依頼を行わないと思いますが、1年も経てば、変更したい点が出てくると思います。
その時に原稿作成が必要になると思いますが、その時にも役立つデータになります。
サーチコンソールは、当社が知る限りは、SEO業者だけではなく、多くのWebサイト制作会社やアフィリエイターなども見ています。
最初は使いこなすのではなく、閲覧に慣れるつもりで、見た経験がない方は、ぜひこの機会に閲覧してみてはいかがでしょうか。