- 2023.06.30
ペンギンアップデートとは?被リンクを意識したホームページのSEO
ペンギンアップデートとは、Googleのアルゴリズムの一つになり、低品質な被リンクのSEO効果を下げるアップデートのことを言います。
ペンギンアップデートを知ることで、ホームページの被リンクを精査することが可能になるので、より高いSEO効果を実現することができます。
当ページでは、ペンギンアップデートとは何かや、知っておきたいポイントを紹介します。
ペンギンアップデートとは
ペンギンアップデートは、Googleの仕様の1つになり、2012年4月から導入され、それから定期的に開催されていますが、現在では通常アルゴリズムに組み込まれています。
ペンギンアップデートは、低品質な被リンクを獲得しているホームページの検索順位を下げるという内容になっていて、良質なものであれば、検索順位を高め、低品質なものは検索順位を下げる仕様です。
従来のSEOは、ホームページの被リンク本数が多ければ、上位表示ができていた時代になっていたので、多くの企業が闇雲に被リンクを集めていました。
1回目のペンギンアップデートでは、大した影響が見られなかったので、多くのホームページがペンギンアップデート後も被リンク対策を継続していましたが、2015年のペンギンアップデートでは、上位に表示しているホームページの大半が、突然100位以下に落ちるという結果になっています。
現在はすでにペンギンアップデート自体はなくなっており、通常アップデートに組み込まれていて、現在では低品質な被リンクはリアルタイムでホームページの検索順位を落とす仕様になっています。
ただし、2023年の現在は、低品質な被リンクの検索順位が落ちると分かると、競合のホームページに低品質な被リンクを行う逆SEOが流行ってしまったので、大半の被リンクは、サーチエンジンが無効化しており、サーチエンジンの認識漏れの低品質な被リンクのみが、ホームページの検索順位を落としています。
では次に、ペンギンアップデートで知っておきたいポイントを紹介します。
ペンギンアップデートで知っておきたいポイント
自作自演の被リンク対策は辞める
自作自演の被リンク対策は行うことを辞めましょう。
自作自演の被リンク対策とは、例えば、無料ブログを開設して、本体のホームページへと大量に被リンクを行うことや、サテライトサイトを制作して、大量に被リンクを行うことを指しています。
大量でなければ、問題はありませんが、1つのホームページやブログから大量に被リンクを行っていると、基本的には無効化され、最悪のケースではペンギンアップデートの影響を受けて検索順位を落とすか、あまりにひどい場合は、手動ペナルティが与えられます。
そのため、基本的には現在のホームページのSEOでは、自作自演の被リンク対策は必要がなく、被リンク対策に使う時間を、ホームページの品質を高める対策に使うことが大切になっています。
被リンクはナチュラルリンクのみを集める
ホームページのSEOには、被リンクが必要ないわけではなく、品質の高い被リンクを獲得できれば、サイト全体の検索順位を高めることが可能です。
ただ、自作自演の被リンク以外で、どのように集めれば良いかですが、基本的にはナチュラルリンクを獲得することに注力しましょう。
ナチュラルリンクを獲得するには、ホームページの品質が高いことが最低条件になっているので、被リンク対策として、ホームページの品質を高めることで、ナチュラルリンクの獲得や、品質が高まったことにより、ホームページの検索順位の向上が見込めます。
もちろん、ナチュラルリンクであったとしても、サーチエンジンから無効化されることが一般的ですが、しかし、サーチエンジンからナチュラルリンクと判断されると、ペンギンアップデートの影響を受ける心配もありませんし、ペナルティを与えられたケースも見たことがありません。
そのため、ホームページの品質を高めてナチュラルリンクを獲得することが、現在の一般的な被リンク対策になっており、適切に行うことで、ホームページの検索順位を高めることが可能です。
被リンクのせいで検索順位が下がったら
ホームページをインターネットに公開すると、まれに海外サイトからあり得ないくらいのリンクを送られてしまうケースがあります。
これらの被リンクは、世界中のホームページがGoogleに通報してくれているため、サーチエンジンは無効化処理を行ってくれていますが、Twitterを見ていると、まれに検索順位が落ちてしまうケースもあるようです。
もし、海外サイトから大量の被リンクを得た結果、ペンギンアップデートの影響を受けてしまい、検索順位が下がった場合は、Googleサーチコンソールのリンクで、過剰な被リンクを確認して、リンク否認ツールを活用しましょう。
リンク否認ツールは、ウェブマスター自身が、無効化して欲しい被リンクをGoogleに送ることで、サーチエンジンが無効化してくれるので、ペンギンアップデートの影響を受けた被リンクのみをGoogleに送信することが大切です。
ただし、リンク否認ツールで過剰な数のURLを送信してしまうと、良質な被リンクも否認してしまい、ホームページの検索順位を落とす可能性が高いので、最低限の数だけ送信することがおすすめです。
まとめ
ペンギンアップデートとは何かや、ペンギンアップデートで知っておきたいポイントを紹介しました。
現在のホームページのSEOでは、被リンク対策を行うケースは滅多にないので、ペンギンアップデートを深く知る必要はありませんが、ウェブマスターは知識だけは得ておいた方が良いでしょう。
ペンギンアップデートって何?とお思いの方の参考になれば幸いです。