- 2023.07.03
短縮URLとは?ホームページのURLを短縮するメリットとデメリット
短縮URLとは、長いURLを短く圧縮したURLのことを言います。
短縮URLは、自分でURLを短くしても意味がなく、短縮URLサービスを利用しなくてはなりません。
ホームページ制作や運営ではめったに利用する機会はありませんが、何かのタイミングで利用する可能性も十分にあるので、当ページでは短縮URLとは何かや、メリット、デメリット、短縮URLサービスを紹介します。
短縮URLとは
短縮URLとは、長いURLを短くすることを言います。
例えば、当ページのURLは、「https://www.sevendesign.biz/blog/what-short-url/」になりますが、短縮URLにすると「https://x.gd/IjyDK」になります。
どちらのURLにアクセスしても、当ページが表示され、これが短縮URLと呼ばれるものです。
短縮URLの仕組みとしては、短縮URLへと変換ができるサービスのホームページのデータベースで短縮URLと正規のURLが紐づけられており、短縮URLを入力した場合、サービスのホームページのデータベースにリクエストを行い、その後に正規のURLとしてホームページのサーバーにリクエストされます。
もちろん、これまでの当社の経験で言えば、表示が遅いなどの問題が行ったことがないので、ユーザーの体感時間としては、正規のURLにも短縮URLにも違いはありません。
では次に、短縮URLのメリットやデメリット、短縮URLにするためのホームページを紹介します。
短縮URLのメリット
改行によるリンク切れを防げる
長いURLをメールなどで利用すると、予期せぬ場所で改行が入ってしまい、2行目はリンクがない状態になってしまうので、ユーザーがクリックしたときに、リンク切れになる恐れがあります。
一般的な企業のホームページであれば、そこまで長いURLを設定することはないと思いますが、よく言われるのがAmazonの事例です。
Amazonの商品ページのURLは、商品の名称が入ることが一般的で、極端に長いURLになっています。
Amazonの商品ページのURLをメール送信すると、予期せぬ箇所に改行が入ってしまい、2行目や3行目以降にはリンクが設定されておらずリンク切れになった経験を持っている方も多いと思います。
短縮URLであれば、メールなどにURLを貼り付けたとしても、2行になることもありませんので、リンク切れが発生することもなく、スムーズにホームページへとアクセスすることが可能です。
見栄えがすっきりする
長いURLは見栄えが悪く、極端に長いURLだと画面の大半がURLの文字列になることもあります。
また、ホームページにURLを貼り付ける際に、長いURLだと、ページ自体のレイアウトに悪影響を感じるケースもあると思います。
URLを貼り付けた結果、見栄えが悪くなったホームページでは、ユーザーの信頼性を損なってしまう恐れもあるので、そういった場合に短縮URLを利用すれば、見栄えを整えることが可能です。
短縮URLのデメリット
ユーザーがスパムを疑う
短縮URLの最大のデメリットは、短縮URLだと、ユーザーがスパムを疑う可能性があるという点です。
昨今では、ウイルス感染を狙ってアクセスさせるホームページも増えていて、無作為にリンクをクリックするユーザー数は減っていると思います。
ユーザーの対策として、最低限行っているのが、URLの文字列をチェックして、安全なホームページかを確認してからアクセスすることです。
このURLの文字列を確認するときに、短縮URLを利用していると、ユーザーがリンク先ページの内容を想起できないので、リンクをクリックして良いかを不安に感じてしまいます。
これはホームページの成果において、かなり重要なポイントと言えるので、短縮URLを無作為に使うことは、ホームページのデメリットでしかないと理解しましょう。
サービスが終了するリスク
短縮URLは、短縮URLを提供しているホームページのデータベースで、正規のURLと短縮URLが紐づけられています。
短縮URLサービスは、国が運営しているわけではなく、一般企業が運営をしているので、突然サービスが終了してしまうリスクがあります。
サービスが終了されてしまうと、短縮URLは404 NOT FOUNDになってしまうので、ホームページでリンクを設定する際などに、短縮URLを利用していると、サービスが終了してしまったら、すべて書き直しが必要です。
そのため、ホームページやブログ、SNSなど、一度公開した内容を永続的にアップロードし続ける場合には、短縮URLの利用はデメリットであると言えます。
無料で利用できるおすすめの短縮URLサービス
00Min
当社が見聞きする限りで言うと、00Minの知名度は高く、00Minで短縮したURLは、「https://00m.in/〇〇〇〇〇」となり、〇の箇所は5文字になります。
00Minは、短縮URLサービスの中でも高機能なサービスで、URLの短縮を行うと、自動的にQRコードが発行されたり、マイページ機能があるので短縮したURLをすべて管理することができたり、クリック数の計測も行ってくれます。
また、無料プランだけではなく、有料になるプレミアムプランも用意されており、プレミアムプランでは、独自ドメインの利用や〇〇の箇所を自由に設定が可能など、さまざまなメリットがあります。
X.gd
X.gdは、日本企業が運用している短縮URLサービスで、X.gdで短縮したURLは、「https://x.gd/〇〇〇〇〇」となり、〇の箇所は5文字になります。
X.gdの魅力は、ドメイン名が3文字になっているので、他の短縮URLサービスよりも短い文字数のURLを生成することが可能な点です。
また、会員登録を行わずとも、アクセス解析の結果が閲覧できたり、ブラウザの拡張機能も提供されていて、利用者にとっては必要な機能が網羅されている短縮URLサービスです。
さらに、APIも提供されているので、短縮URLを使ってホームページやアプリを制作する際には、Web制作会社に伝えるだけで、スムーズな実装が行えます。
is.gd
is.gdは、昔からある短縮URLサービスになり、is.gdで短縮されたURLは、「https://is.gd/〇〇〇〇〇〇」となり、〇の箇所は6文字になります。
シンプルなホームページになっているので操作性は高いと思いますが、1点だけ問題点があり、それは運営企業が不明という点です。
プライバシーポリシーを見ると、アメリカの企業であるとは思いますが、詳細については不明なので、リスクを考えた場合には、URL短縮サービスの選択肢から外しましょう。
ただ、昔からやっていて、これまで大きな問題が発生した事例は聞いたことがないので、短期間で1度限りの利用であれば、活用しても良いと思われ、当ページで紹介しました。
まとめ
短縮URLとは何かや、メリットとデメリット、短縮URLサービスを紹介しました。
短縮URLを利用することで、長いURLの場合に、メールやホームページにURLを貼り付けると、ユーザーの利便性を損なう恐れがあるので、そういった場合に便利なサービスだと思います。
しかし、短縮URLでは、リンク先のホームページが想像できないので、ユーザーがスパムを疑うこともあり、十分に検討してから利用するようにしましょう。
短縮URLをお探しの方の参考になれば幸いです。