- 2022.10.25
4P分析とは?企画段階で検討してからホームページを制作
4Pとは、企業が商品やサービスを販売するために使用されるマーケティング要素を組み合わせたものになります。
4Pは、ProductとPrice、Place、Promotionの頭文字を取っていて、ホームページ制作前に把握すれば、飛躍的に品質を高めれます。
今回は、ホームページ制作に絞り、4Pとは何かについてご紹介をいたします。
4P分析とは
4Pとは、企業が商品やサービスを、どう販売するかを考える基本概念です。
一般的には、営業フェーズで利用される考え方になっていますが、実はホームページ制作においても非常に重要になっています。
自社が取り扱う商品やサービスなんだから、そんな内容を考えなくても良いと思われるかもしれません。
しかし、この作業を行えば、制作したホームページに掲載する内容が、より洗練され、高品質なものになるケースが多いです。
例えば、漠然と自社商品について考えるよりも、この商品はどんなものかや、料金はどう定めたか、どこで売るか、広告をどうするかを具体的にします。
そして、その具体的になった内容をもとに作成する原稿と、まったく何も考えずに感覚的に作成された原稿では明らかに品質が異なってきます。
4Pは、正確には違いますが、フィリップ・コトラーが提唱した考え方で、現在ではコトラー自体も役に立たないと発言はしていますが、ホームページ制作においては重要だと感じます。
それは、これまでの経験からになっていて、4Pを適切に考えていただいている方が、高品質な原稿である事例が多いと思います。
もちろん、成果については、集客力やサイト改善による成約率によって異なり、一概には言えませんが、やはり4Pを考えている方が高いように感じます。
そのため、これからホームページ制作を行うや、サイト運営で成約率を高めたい場合は、ぜひとも利用したい考え方になっています。
では、実際に、どう考えるかご紹介します。
ホームページ制作における4P分析
ホームページ制作における4Pの考え方をご紹介します。
Product(商品やサービス)
Productとは、商品やサービスのことです。
自社商品やサービスをどう売るかを考えれば、より良い原稿やレイアウト作成が可能です。
例えば、他社と差別化や、どんなアピールポイントがあるかなどを整理していきましょう。
また、アピールポイントは、単に御社が思うものではなく、実際に営業マンに確認を取ると、より高品質なウェブページ作成が可能です。
営業マンでも、トップセールスは、それぞれの商品やサービスに対してキラーワードを持っていると思います。
このキラーワードを含めたウェブページ作成を行えば、必ず高い成約率のホームページ制作となります。
Price(価格)
Priceとは、価格や料金になります。
本来で言えば、Priceは価格戦略になっていますが、ホームページでは価格は決まっていて、どう打ち出すかを検討します。
例えば、目立たせたほうが良いのであれば、下部より上部に配置したほうが良いですし、カートに入れるボタンのそばの方がユーザーに、より良い料金表示になっています。
また、文字サイズも大きければ良いというものではなく、ネットショップなど個人ターゲットであれば大きい方が良いですが、BtoBではそこまで大きくする必要はありません。
このように、どう料金を見てもらうかをしっかりと考えて、それぞれの価格の立ち位置を明確化させることが重要になります。
Place
Placeとは、流通チャネルのことを言います。
ここでは、ターゲットを定めたホームページ制作で行われる内容になっていて、どんなレイアウトやWebデザインでページを作成するかに影響をしてきます。
例えば、女性用下着メーカーであれば、メーカーサイトみたいに作るか、あるいは女性用下着販売会社みたいにするかを定めます。
もちろん、どちらが正解と言うものではなく、ターゲットから、どんな印象を持って欲しいか、どういった情報が求められるかを適切に検討していく必要があります。
Promotion
Promotionとは、商品やサービスを認知、または購買行動を起こしてもらうプロモーション戦略になります。
もちろん、制作したホームページに限定して考える必要があり、どこで御社の情報を告知するか、掲載内容をどうするかなどを考えます。
簡単に言うと、集客ルートの最適化に近いイメージになっています。
また、昨今では口コミなども、集客と成約の観点から、非常に重要な要素になり、良い口コミをどうやって集めるかなども検討します。
4P分析を実装したホームページの品質
上記がホームページ制作で考えるべき4Pになっています。
そして、しっかりと検討していけば、より良質なウェブページが作成できます。
昨今のホームページ制作においては、良質と言うのは非常に重要なキーワードです。
それは、良質であれば、当然成約率が高くなります。
さらには、実は検索エンジンのグーグル曰く、良質なページは検索順位が上がりやすいと言っています。
事実、当社実績企業さまは、良質なウェブページ作成だけで、狙ったキーワードの大半で上位表示を実現しています。
このように、4P分析を企画段階で適切に実施し、それから作り始めれば、集客と成約で成功します。
昔から、確かに、ホームページを良質に制作し、サイト運営でさらに良質にする対策は重要ではありました。
しかし、現在においては、特にSEOにおいて、良質が、高いレベルで求められ始めていて、さまざまなホームページが良質化を行っています。
もちろん、中小企業のウェブマスターは、兼業が多く、そこまで質の追求は難しいと思います。
しかし、今自分ができる最高の質で原稿作成を実施が重要になってくるのです。
そして、この良質な原稿作成を行う際に、本当に役立つものになっていて、しっかりと行えば、一気に品質が高まります。
4P分析を企画段階で検討してホームページを制作
良質なホームページ制作には4P分析は必須です。
ただ、4P分析として作業を行うのは非常に難しく、当社では、お客さまに質問形式で明確化させています。
意外と、質問項目次第では、効果的なケースが多く、ヒアリングした内容を活かせば、質を一気に高めれます。
そしてウェブマスターにヒアリングを実施しますが、できればトップセールスの営業マンなども同席していると、より良いヒアリングが可能です。
実際に普段営業をされている中で、キラーワードが存在していると思われますので、このキラーワードを明確化すれば、原稿の質を飛躍的に高めれます。
そのため、この作業は行き当たりばったりで、何度もリライトするよりも、企画段階でしっかりと行ってから、原稿作成に取り組む方が良いでしょう。
そうして公開することで、非常に良質と言え、集客と成約の両方で、高い効果を発揮できます。
現在において、良質と言うのは非常に大切なキーワードになっていて、良質のために4P分析を実施して、本当にユーザーに役立つように成長させましょう。
4P分析が良く分からない方へ
当社がホームページを制作する際に、4P分析という単語は利用していません。
と言うのも、ウェブマスターが営業と兼任であれば、ある程度は理解してくれるでしょう。
しかし、経理や職人と兼任の場合、理解が難しくなってしまいます。
そのため、深く知る必要はなく、先述もしていますが、フィリップ・コトラーがあまり役に立たないとも言っていて、情報整理手法と理解しましょう。
大切になるのは、ProductとPrice、Place、Promotionについて検討をして、どうすれば商品やサービスを購入してもらえるかを検討することです。
これら検討をしっかりと行っていれば、4P分析にこだわっていなくても、良質へと成長いたします。