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公開日:2026.04.04最終更新日:2026.05.12

LPO対策とは?PCとスマホで成果を上げる改善法と成功事例を紹介

LPO対策で成果を最大化

LPO対策は、ランディングページを最適化してコンバージョン率を高めるための施策です。広告からの流入はもちろん、自然検索で訪れたユーザーに対しても、ページの内容やデザインを改善することで成果の向上が期待できます。

本記事では、LPO対策の基本からPCとスマホを意識した改善法、進め方、無料ツール、成功事例までを紹介します。

LPO対策とは

LPO対策とは

LPO対策とは、Landing Page Optimizationの略で、ランディングページを最適化してコンバージョン率を高める施策のことです。

ランディングページとは、広告や自然検索を経由してユーザーが最初に訪れる縦に長いWebページを指します。このページの内容やデザインがユーザーの求めるものとズレていると、問い合わせや購入といった成果につながる前に離脱されてしまいます。

似た言葉にSEOとEFOがありますが、それぞれ役割が異なります。SEO対策は検索結果で上位表示を目指して訪問者を増やす施策で、EFO対策は入力フォームの使いやすさを改善して送信完了率を高める施策です。一方、LPO対策はランディングページそのものの構成や見せ方を改善し、訪問者を成果へ導くことに特化しています。

どれだけアクセスを集めても、ページ自体が最適化されていなければ成果にはつながりません。

LPO対策のメリット

LPO対策のメリット

LPO対策に取り組むことで、ランディングページの成果を効率的に高めることができます。ここでは、代表的な3つのメリットを紹介します。

コンバージョン率が向上する

LPO対策の最大のメリットは、コンバージョン率の向上です。ランディングページを訪れたユーザーが問い合わせや購入に至る割合を高めることで、同じアクセス数でもより多くの成果を得られるようになります。

例えば、月に1,000人がページを訪問してコンバージョン率が1%であれば成果は10件ですが、LPO対策で2%に改善すれば成果は20件になります。アクセス数を増やすための追加費用をかけなくても、ページを改善するだけで成果が倍になる計算です。

ファーストビューの見直しやページ構成の調整など、比較的小さな変更でもコンバージョン率に影響を与えることは少なくありません。

広告の費用対効果が高まる

リスティング広告はクリックごとに費用が発生するため、クリック後のランディングページで成果につながらなければ、広告費が無駄になってしまいます。LPO対策でコンバージョン率を改善すれば、同じ広告費でもより多くの成果を獲得できるようになり、1件あたりの獲得コストを抑えることが可能です。

広告の配信設定を調整するだけでは成果に限界がありますが、受け皿となるランディングページを最適化することで、広告施策全体の費用対効果が大きく変わります。

限られた予算で成果を最大化したい中小企業にとって、LPO対策は特に効果的な施策です。

ページの課題をデータで把握できる

LPO対策では、Googleアナリティクスなどのアクセス解析やClarityなどのヒートマップのツールを使ってユーザーの行動を分析します。どこでページを離脱しているのか、どの部分がクリックされているのかといったデータを確認できるため、改善すべきポイントを感覚ではなく根拠を持って判断できます。

データに基づいて課題を把握し、改善と検証を繰り返すことで、ランディングページの精度を着実に高めていくことができます。勘や経験に頼らず、数値をもとに判断できる点は、Web施策に慣れていない担当者にとっても取り組みやすいメリットです。

LPO対策のデメリット

LPO対策のデメリット

LPO対策は成果につながる施策ですが、取り組む前に知っておくべきデメリットもあります。ここでは、事前に理解しておきたい3つの注意点を紹介します。

効果が出るまでに時間がかかる

LPO対策は、一度の改善で成果が劇的に上がるケースは滅多にありません。ページを修正した後にデータを確認し、さらに改善を加えるという流れを繰り返すことで、少しずつコンバージョン率が向上していきます。

そのため、実際に成果を実感できるまでには3ヶ月程度の期間を見ておく必要があります。すぐに結果が出ないからといってLPO対策をやめてしまうと、改善途中で止まってしまい、かけた時間や労力が無駄になりかねません。

短期的な数字に一喜一憂せず、データをもとに地道に改善を続けることが成果への近道です。

アクセス数が少ないと検証が難しい

LPO対策の効果を正確に測定するには、一定のアクセス数が必要です。訪問者が少ない状態でA/Bテストなどを行っても、たまたまの結果なのか本当に改善効果があったのかを判断できません。

例えば、月間の訪問者が数十人程度のページでは、コンバージョン率の変化が偶然の範囲に収まってしまい、信頼できるデータになりにくいです。アクセス数が少ない場合は、まずSEOや広告で流入を確保してからLPO対策に取り組む方が、効率よく改善を進められます。

継続的な改善が必要になる

LPO対策は一度改善して終わりではなく、効果測定と改善を繰り返し続ける施策です。ユーザーニーズや競合の状況は常に変化するため、一時的に成果が出ても、そのまま放置すればコンバージョン率が再び下がることもあります。定期的にデータを確認し、必要に応じてページを調整し続ける体制が求められます。

リソースの限られた中小企業にとっては、この運用負担がネックになることもあるため、優先度の高い箇所から段階的に取り組むのが現実的な進め方です。

LPO対策はPCとスマホの両方を意識する

LPO対策はPCとスマホの両方を意識する

LPO対策を行う際は、PCとスマホの両方で成果が出るページになっているかを意識する必要があります。

PCとスマホでは画面サイズや操作方法が大きく異なるため、同じランディングページでも見え方や使い勝手が変わります。PCでは問題なく表示されていても、スマホではボタンが小さすぎてタップしにくかったり、ファーストビューの情報量が多すぎて読みづらくなることは珍しくありません。

総務省の調査では、インターネット利用率はスマートフォンが72.9%、パソコンが47.4%となっており、全体としてはスマホからの閲覧が多数を占めています。この数字だけを見るとスマホ対策だけで十分に感じるかもしれませんが、パソコンからアクセスしているユーザーも半数近く存在します。スマホ中心の対策に偏ると、PCユーザーにとって使いにくいランディングページになり、コンバージョンの機会を逃してしまいます。

LPO対策を行い、PCとスマホの両方でコンバージョンにつながるランディングページを目指しましょう。

LPO対策の進め方

LPO対策の進め方

LPO対策は、正しい手順で進めることで成果につながりやすくなります。ここでは、具体的な進め方を7つのステップで解説します。

STEP1. 現状の問題点を把握する

LPO対策の第一歩は、今のランディングページのどこに問題があるかを把握することです。

Googleアナリティクスを使えば、コンバージョン率や離脱率、ページの滞在時間などを数値で確認できます。また、ヒートマップツールを併用すると、ユーザーがどこまでスクロールしているか、どの部分で離脱しているかを視覚的に把握できます。

感覚ではなくデータをもとに課題を特定することで、的外れな改善を防ぎ、成果に直結するポイントに集中して取り組むことが可能です。

STEP2. ターゲットを見直す

現状の問題点を把握したら、ランディングページのターゲットが適切かを見直します。

ページの内容と訪問者のニーズにズレがあると、どれだけデザインを整えてもコンバージョンにはつながりません。例えば、広告の訴求内容とページで伝えているメッセージが噛み合っていなければ、訪問者は求めている情報がないと判断して離脱してしまいます。

流入経路ごとに訪問者がどのような悩みや目的を持っているかを整理し、ページの内容がそのターゲットに合っているかを確認しましょう。

STEP3. 改善策の仮説を立てる

問題点とターゲットが明確になったら、具体的な改善策を仮説として立てます。

例えば、ファーストビューでの離脱率が高い場合はキャッチコピーや画像が訪問者の期待と合っていない可能性があります。フォームで離脱が多い場合は、入力項目の多さや導線のわかりにくさが原因かもしれません。

重要なのは、問題に対して根拠のある仮説を立てることです。データから読み取れる事実と原因を結びつけることで、効果的な改善策を導き出すことができます。

STEP4. 目標と中間目標を設定する

改善に取り組む前に、最終的な目標と、そこに至るまでの中間目標を設定します。

最終目標はKGIと呼ばれ、例えば月間の問い合わせ件数を20件にするといった具体的な数値で設定します。中間目標はKPIと呼ばれ、コンバージョン率を現状の1%から2%に引き上げる、フォームの離脱率を10%下げるといった形で定めます。

目標を数値で明確にしておくことで、改善が進んでいるかどうかを客観的に判断でき、施策の方向修正もしやすくなります。

STEP5. LPO対策で改善する

仮説と目標が定まったら、実際にランディングページの改善に着手します。

改善箇所は、キャッチコピーの変更、画像の差し替え、ボタンの配置やデザインの調整、ページ構成の見直しなど多岐にわたります。ここで大切なのは、一度に多くの箇所を変更しないことです。複数の要素を同時に変えてしまうと、どの改善が成果に影響したのかが判断できなくなります。

優先度の高い箇所から順番に、一つずつ改善を進めていくのが効果的です。

STEP6. 効果測定を行う

改善を実施したら、必ず効果測定を行います。

Googleアナリティクスでコンバージョン率や離脱率の変化を確認し、設定したKPIに対して改善が進んでいるかを検証します。改善前と改善後の数値を比較する際は、十分なアクセス数が集まるまで期間を置くことが重要です。数日間の少ないデータで判断すると、たまたまの変動を効果と見誤ってしまう可能性があります。

一定の期間をかけて、信頼できるデータをもとに評価しましょう。

STEP7. PDCAサイクルを回す

LPO対策は、一度の改善で完了するものではありません。

効果測定の結果をもとに新たな課題を見つけ、再び仮説を立てて改善するというPDCAサイクルを繰り返すことで、ランディングページの精度は着実に上がっていきます。市場の状況やユーザーのニーズは常に変化するため、過去に効果があった施策でも時間が経てば成果が落ちることもあります。

定期的にデータを確認し、継続的に改善を積み重ねることがLPO対策の成果を最大化する鍵です。

LPO対策を行う時の改善ポイント

LPO対策を行う時の改善ポイント

LPO対策で成果を上げるには、ランディングページのどこを改善すべきかを正しく把握することが大切です。ここでは、確認しておきたい具体的な改善ポイントを紹介します。

適切なファーストビューを設定する

ファーストビューは、訪問者がページを開いた瞬間に目にする部分で、最初の印象を決定づけます。

この部分でユーザーの興味を引けなければ、そのまま離脱されてしまう可能性が高くなります。キャッチコピーは、訪問者の悩みや目的に合った具体的な内容にすることが重要です。例えば、害虫駆除のランディングページであれば、サービス名を大きく出すよりも、即日対応や地域密着といった訪問者が求める情報をファーストビューに入れる方が効果的です。

また、画像やデザインもサービスの内容と合ったものを使い、一目で何のページかが伝わるようにしましょう。

ページの表示速度が遅くないかを確認する

ページの表示速度が遅いと、内容を見る前に訪問者が離脱してしまいます。

特にスマホユーザーは通信環境が不安定な場面も多く、表示に数秒以上かかるだけで離脱率が大きく上がります。PageSpeed Insightsを使えば、ページの表示速度を無料で測定でき、具体的な改善点も提示されます。画像のファイルサイズが大きすぎる場合は圧縮する、不要なスクリプトを削除するといった対策で改善が見込めます。

表示速度の改善は、PCとスマホの両方のユーザー体験に直結するため、優先的に取り組みたいポイントです。

コンテンツが適切な内容かを確認する

ランディングページの内容が訪問者の求める情報と合っていなければ、コンバージョンにはつながりません。

広告やSEOで流入してきたユーザーが、どのような目的でページを訪れているかを考え、その期待に応える内容になっているかを見直しましょう。情報が多すぎて要点が伝わりにくくなっている場合は、不要なコンテンツを削除して整理することも必要です。

また、伝える情報の優先順位を明確にし、訪問者がスムーズに読み進められる構成にすることで、離脱を防ぎやすくなります。

ターゲットにデザインが最適化されているかを確認する

ランディングページのデザインは、ターゲットに合ったものでなければ効果を発揮しません。

例えば、若年層向けのサービスであれば、視覚的に親しみやすい明るい配色やカジュアルな雰囲気が好まれます。一方、法人向けのサービスであれば、信頼感を重視したシンプルで落ち着いたデザインが適しています。ターゲットの年齢層や業種、サービスの特性を踏まえた上で、フォントや配色、レイアウトが適切かを確認しましょう。

デザインの好みではなく、ユーザーにとって見やすく、行動しやすいかどうかを基準に判断することが大切です。

問い合わせボタンの配置やデザインを見直す

問い合わせボタンは、訪問者をコンバージョンに導くための重要な要素です。

ボタンの位置がページの下部にしかない場合、途中で離脱されてしまい、クリックされる機会を逃してしまいます。ファーストビューやページの中間など、ユーザーが行動を起こしやすいポイントに配置することが効果的です。また、ボタンの色は周囲のデザインに埋もれないよう目立つ配色にし、サイズもスマホでタップしやすい大きさを確保しましょう。

ボタン内の文言も、無料で相談するや見積もりを依頼するなど、訪問者が次に何をすればよいかが明確に伝わる表現にすることで、クリック率の向上が期待できます。

忘れずにEFO対策にも取り組む

EFOとは、Entry Form Optimizationの略で、入力フォームの最適化を意味します。

せっかく問い合わせボタンをクリックしてもらえても、フォームの入力項目が多すぎたり、操作がわかりにくかったりすると、送信前に離脱されてしまいます。コンバージョンの直前で取りこぼすのは非常にもったいないため、フォームの改善はLPO対策と合わせて取り組むべきポイントです。入力項目は必要最低限に絞り、住所の自動入力やエラー箇所のリアルタイム表示など、ユーザーの手間を減らす工夫を取り入れましょう。

フォームの使いやすさを改善するだけで、コンバージョン数が大きく変わることも珍しくありません。

A/Bテストで効果を検証する

ランディングページの改善は、変更すれば必ず良くなるとは限りません。改善の効果を正確に判断するためには、A/Bテストの活用が有効です。

A/Bテストとは、変更前のページと変更後のページを同時に公開し、どちらがより高い成果を出すかをデータで比較する方法です。例えば、キャッチコピーを2パターン用意して公開し、コンバージョン率が高い方を採用するといった使い方ができます。感覚的にこちらの方が良さそうと判断するのではなく、実際のユーザーの反応をもとに決めることで、改善の精度が高まります。

テストを行う際は、一度に複数の要素を変えず、比較する箇所を1つに絞ることで、どの変更が成果に影響したかを明確にできます。

LPO対策に役立つ無料ツール

LPO対策に役立つ無料ツール

LPO対策を効率的に進めるには、データ分析やページの改善に役立つツールが欠かせません。ここでは、無料で利用できるおすすめのツールを3つ紹介します。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、ランディングページのコンバージョン率や離脱率を数値で把握できるツールです。

LPO対策では、まず現状の問題点を特定するための分析に活用します。コンバージョン率が低いのか、そもそも離脱率が高いのかなど、改善すべき方向性をデータから読み取ることができます。さらに、改善後の効果測定にも使えるため、施策の前後で数値を比較し、成果が出ているかを判断する際にも欠かせません。

デバイス別のデータも確認できるので、PCとスマホどちらの改善を優先すべきかの判断にも役立ちます。

Microsoft Clarity

Microsoft Clarityは、ランディングページ上でのユーザーの動きを視覚的に確認できるツールです。

ヒートマップでどこまでスクロールされているか、どのボタンがクリックされているかを把握できるため、ファーストビューで離脱されていないか、問い合わせボタンが見落とされていないかといったLPO対策の課題発見に直結します。

セッションリプレイ機能では、実際の操作を動画で確認できるため、フォームでつまずいている箇所の特定にも活用できます。

PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsは、ランディングページの表示速度をPCとスマホそれぞれで測定し、具体的な改善点を提示してくれるツールです。

表示速度の遅さは離脱率に直結するため、LPO対策の中でも早い段階で確認しておくべきポイントです。画像の圧縮や不要なスクリプトの削除など、提案された内容を改善するだけで表示速度が大きく変わることもあります。

LPO対策の成功事例

当社がLPO対策を行ったクライアントの事例を紹介します。

このクライアントは、リスティング広告からランディングページへの流入はあるものの、コンバージョン率が低く、広告費に見合った成果が出ていないことが課題でした。ヒートマップで分析したところ、ファーストビューでの離脱が多く、問い合わせフォームにたどり着く前にページを閉じているユーザーが大半であることがわかりました。

そこで、ファーストビューのキャッチコピーをサービス紹介型から、ユーザーの不安や悩みに寄り添う内容に変更しました。次に、ページ上部に問い合わせボタンを設置し、スマホでもタップしやすいサイズとデザインに調整しました。さらに、フォームの入力項目を必要最低限まで絞り、送信完了までの手間を大幅に減らしています。

これらの改善を実施した結果、コンバージョン率が従来の3倍に向上し、広告の費用対効果が大きく改善されました。

まとめ

LPO対策は、ランディングページを最適化してコンバージョン率を高めるための施策です。

PCとスマホの両方を意識し、ファーストビューやボタン配置、フォームの使いやすさなど、改善ポイントを一つずつデータに基づいて見直すことで成果につながります。一度の改善で完了するものではなく、PDCAサイクルを回しながら継続的に取り組むことが重要です。

本記事で紹介した進め方や無料ツールを活用し、まずは現状の課題把握から始めてみてください。

LPO対策は、ランディングページへのアクセスを成果へ繋げるために欠かせない改善施策です。
当社は、中小企業や個人商店の成果に向き合うホームページ制作会社として、LPO対策を取り入れたランディングページ制作や改善を行っています。
ランディングページのコンバージョン率向上でお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

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