セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

  • 2024.02.07

AIが作成した文章を使ったホームページのリスクと見分け方

昨今のホームページ制作ではAIを利用するケースが増えていると思います。

しかし、AIが作成したホームページの文章は、どんなにプロンプトをうまく利用したとしても、注意深く見ることで、AIが作成したことが分かったり、大きなリスクを抱えています。

当ページでは、ホームページ制作や運営で利用される機会が増えたAIが作成した文章のリスクや見分け方を紹介します。

AIが作成した文章に潜むホームページのリスク

情報が古い

AIが作成した文章は、情報源が古いケースがほとんどです。

一般的に、AIはインターネットに公開されているホームページから情報収集を行っているのですが、本日現在で言うとChatGPTであれば、2年前の2022年1月までの情報になっています。

すなわち、間違えているとは言いませんが、2022年1月の段階のホームページから情報収集を行っているので、古い内容をベースにした文章を作成しています。

ホームページのユーザーは、スタッフブログであれば公開日を確認して、現在でも有効かをチェックしているので、今日を公開日にしている記事が2022年1月までの情報で掲載されていると間違えたコンテンツをユーザーに提供してしまい、ユーザー満足度の低下に繋がります。

盗作の可能性

AIが作成した文章は、プロンプトによって適切な回答をしてくれると言われていますが、似たプロンプトを作成していると、同じような文章が作成されます。

すなわち、御社の競合他社が、似たプロンプトで文章作成を行っていると、先に公開したホームページ以外は盗作となってしまいます。

また、AIは、ホームページの情報を収集して適切な回答を行っていますが、質問が難しいと、どこかのホームページからそのまま回答を持ってくるケースも見られます。

そのため、AIが作成した文章をそのまま公開してしまうと、盗作になってしまう可能性があり、SEOとしてもホームページの信頼性としても低くなる恐れがあります。

SEO効果が出ないケースもある

サーチエンジンは、AIが作成した文章であったとしても、訪問者に魅力的なコンテンツであればSEO効果を出せると言っています。

しかし、Twitterを見ていると、AIが作成した文章をリライトして公開していると、一時的にSEO効果は高まったけれども、ある日突然検索順位が大きく下がったホームページの事例が公開されています。

原因はおそらく魅力的ではない文章だった可能性が高いですが、もしかすればAI独自の表現がサーチエンジンのスパムであると認識されている恐れもあります。

独自性や経験がなく成果に繋がらない

AIが作成する文章は独自性や経験があるものではなく一般論になります。

ホームページでSEO効果を高めたり、高い成果を出すためには、独自性があったり御社の経験が含まれた文章でなければなりません。

そのため、AIが作成した文章を公開しても、ホームページから成果が出ない可能性が十分にあります。

ホームページにマイナスイメージを持つユーザー

AIはユーザーの視点に立ってくれることはなく、事実だけを端的に文章化してくれるのですが、その文章はユーザーによってはマイナスイメージを持つ原因になるかもしれません。

例えば、人間が文章作成を行う際には、事実であったとしても、人が傷つかない表現で文章を作成しますが、AIは閲覧者に気を使って表現を変えてくれることはありません。

もし、御社がビジネスに関する情報を読んでいたときに、自分にとってはショックな表現が使われていたとしたら、今後、そのホームページや運用会社のことを信用することはないでしょう。

AIが作成した文章の見分け方

似た言葉を多用する

AIが作成する文章は、少し冗長的なことが多いように感じます。

例えば、ページ上部で使った表現をそのまま下部で利用したり、単語は異なりますが同じようなことを繰り返しているケースが多いです。

AIが作成した文章は、どんなにプロンプトを上手く活用したとしても、似た言葉を多用する傾向があるため、すぐに見分けることができると思います。

不自然な文章が突然出てくる

質問内容にもよりますが、AIが作成した文章は、唐突に不自然な文章が出てくるケースがあります。

人間が作成した文章は、理論的になるように注意をしながら記述するので、不自然な文章が突然出てくることはありません。

AIが作成する文章は、文法は100%正しいですが、現段階では自然な文章の作成は得意ではないように感じます。

感情や体験がない

AIが作成した文章は、感情や体験を一切含んでおらず、ドライな文章になっています。

人間が作成すると、感情や体験を含みながら、訪問者に魅力的な文章になるように注意を払っているので、AIが書いた文章であることに気が付くケースがあります。

ツールの活用

まだまだ完璧なものではありませんが、AIが作成した文章を見抜くツールもリリースされています。

例えば、GPTZeroGPT RadarAI DETECTORなどのツールを利用すると、AIが書いているのか人間が書いているのかを調べることが可能です。

ただし、再三にはなりますが、まだまだ100%とは言い切れるものではないですが、今後技術が発展していけば、100%見抜ける日が来るかもしれません。

まとめ

AIが生成したホームページの文章のリスクと見分け方を紹介しました。

ホームページ制作でもAIを利用するケースは増えていますが、そのまま利用するのではなく、AIが生成した文章を人間が確認してリライトする作業が必須になります。

現在AIを使ったホームページの文章作成を行っている方の参考になれば幸いです。