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  • 2023.05.26

ブラックハットSEOとは?やってはいけない対策法を紹介

かつて検索順位を高める対策で、ブラックハットSEOと呼ばれる手法が横行していました。

ブラックハットSEOとは、サーチエンジンの精度が低かった時代では有効でしたが、現在ではまったく効果が見られず、最悪のケースでは手動ペナルティが付与される恐れがあります。

これからブラックハットSEOを行う方はいないと思いますが、意図せず行ってしまわないために、知識だけは身に付けておくことがおすすめです。

ブラックハットSEOとは

ブラックハットSEOとは、グーグルが定めるガイドラインに反して、検索順位を高めるためだけに行う不正行為のことを言います。

一例ですが、従来のSEOで、高い効果を発揮していた被リンクは、多くの会社が自作自演や購入などの対策に取り組んでいました。

しかし、グーグルのガイドラインには、「掲載位置を上げるための不正行為をしない」という記載があります。

グーグルは、被リンクは自然に集まるものだと考えていて、自作自演などは不正行為に当たります。

このガイドラインに記載された内容を無視して、自演の被リンクを大量に集めることがブラックハットSEOです。

もちろん、現在のホームページ制作では、ブラックハットSEOは絶対に行ってはならないと提案するのが一般的です。

と言うのも、度重なるアルゴリズムアップデートによって、ブラックハットSEOの手法は、99%が見破られてしまうと考えたほうが良いからです。

現在、ブラックハットSEOを行うと、自動検出の場合は無効化されてしまい、ひどいケースではグーグル社員が目視で確認して、手動ペナルティを付与しています。

このようなリスクがある対策を行う方はいないと思いますが、まったく知識がないと意図せず行ってしまう可能性もあるのです。

そのため、当ページを閲覧して、基本的なブラックハットSEOを理解することで、安心で安全なホームページの運営が可能になります。

ブラックハットSEOの方法

では、具体的なブラックハットSEOの方法を紹介します。

内容はグーグル検索セントラルのスパムポリシーにも記載されているので、ホームページの担当者は必ず一読しましょう。

キーワードの乱用

不自然にキーワードを詰め込む対策は、ブラックハットSEOの手法に当たります。

従来のサーチエンジンは、各ページで狙ったキーワードの出現回数が多いだけで、上位表示ができていた時代がありました。

そのときの流れで、現在でもキーワード出現頻度と呼ばれる指標がありますが、現在ではほとんど意味がありません。

実際に、特定のキーワードで上位表示サイトを見てみると、出現頻度が高いこともありますが、中には1,2回しか利用していないホームページもあります。

現在のSEOで気を付けるべき点は、本文を書き終えた後、読み直しをして、無理やり単語を入れている文章があれば、該当キーワードを削除するようにしましょう。

自然であれば、何パーセント利用していたとしても、上位表示ができるので、ユーザーが見たときに不自然さを感じないという点に力を入れてチェックしましょう。

隠しテキスト

検索エンジンに対してのみ表示させる隠しテキストもブラックハットSEOになります。

  • 背景とテキストが同色
  • CSSで画面外にテキストを配置
  • フォントサイズを0にする

ユーザーには見えませんが、ソースコード上に存在するような文章はすべて隠しテキストに該当してしまうので、本文は必ずユーザーが目視できるようにしなくてはなりません。

自動生成コンテンツ

自動原稿作成ソフトなどを利用して、コンテンツを量産するとブラックハットSEOになります。

自動作成ソフトは、仮に高性能で文法が正しかったとしても、文脈が不自然であるため、サーチエンジンに見破られてしまいます。

サーチエンジンがどうやって不自然な日本語を把握しているかは不明ですが、文法よりもユーザーの読みやすさや理解のしやすさの方が重要です。

コピーコンテンツ

他のホームページから原稿をそのまま持ってくることも、ブラックハットSEOですが、それ以前に著作権の侵害に該当します。

昨今多くの会社がさまざまなページを作成しているので、他のホームページからコピー&ペーストをしていなくても、多少は似たコンテンツになる可能性は十分にあります。

ただ、コピペしていなければ、問題になるケースはないので、自社の言葉で原稿作成を行うようにしましょう。

外部リンクの購入

外部リンクの購入もブラックハットSEOです。

昨今では、販売業者自体をあまり見かけなくなりましたが、制作実績のクライアントに営業電話がかかってきたと報告を聞いています。

購入した被リンクを見破る方法は数と品質です。

購入した被リンクの多くが、品質が低い原稿を大量にアップロードし、そこから多くの被リンクを行っています。

そのため、購入が問題ではなく、低品質なページからが多いという点から、ブラックハットSEOになっています。

ちなみに、昨今のホームページ制作では、被リンク提案をすることは、ほぼなくなっています。

理由は、被リンクがなくても、良質なコンテンツ作成を継続していれば、上位表示ができる仕様になっているからです。

ALTタグへのキーワードの乱用

ホームページに画像を利用する場合、ALTタグを実装すると思います。

ALTタグとは、画像の説明文を入れることで、通常は表示されませんが、画像が表示されない環境ではALTが表示されます。

ここにキーワードをむやみに入れることもブラックハットSEOです。

あくまで画像が表示されないユーザーへの説明文を記載するようにしなくてはなりません。

キーワードの乱用だけではなく、画像と関係がない文章や単語を入れることもスパム行為になるので、注意した実装を行いましょう。

コメントスパム

第三者のブログなどに、投稿内容と関係がないコメントとリンクを残すこともブラックハットSEOです。

コメントスパムは、リンク元のドメインになるブログ側もペナルティになる可能性があります。

当然、御社のコメントがスパムと認識されれば、ブログはもちろん、御社サイトもペナルティが付与されるので、誰も得をしない結果になります。

コメントにURLを残すこと自体が悪いのではなく、ユーザーの役に立たないものがスパム対象になると理解しましょう。

クローキング

同じURLにもかかわらず、訪問者とサーチエンジンが見ているものが異なる施策をクローキングと言います。

SEOは、ユーザーフレンドリーを重要視しているので、訪問者とサーチエンジンで見ているコンテンツが異なると、ブラックハットSEOに該当してしまいます。

クローキングは、明らかなガイドライン違反になり、さらには知らずに行ってしまうケースもないので、対策を検討している方は、絶対に辞めましょう。

ワードサラダ

文法は正しいけれども、意味が分からない文章を作成するワードサラダもブラックハットSEOです。

一般的には、ツールを利用して、少しでも早く新規ページを作成して、検索順位を上げたい場合に利用されます。

ウェブマスターは原稿作成以外にも大量の業務を抱えているので、自分が書いた文章が多少おかしいと思っても、それはワードサラダにはなりません。

ワードサラダの文章は、明らかに、キーワードの出現頻度が高く、意味が分からない文章になるので、人が記述できるものではないと思います。

ブラックハットSEOを見つけたら通報

ネットサーフィンをしていて、もしブラックハットSEOを行っているホームページがあれば通報しましょう。

別にその会社に悪意があるわけではないですが、ブラックハットSEOを行う会社が多いほど、これから先どんどんSEOの難易度が高まっていきます。

グーグルには、スパムチームが存在していて、ブラックハットSEOを行っているホームページが増えるほど、調査が厳しくなっていきます。

スパムチームは、個別対応をしておらず、順位を決定するアルゴリズムの調整に加えられます。

普通にホームページを制作して、運営している会社にとっては、難易度を高められるというのは、デメリットでしかありません。

そのため、少しでもブラックハットSEOを行う会社数を減らすことが、御社にとって最良の対策とも言えます。

まとめ

ブラックハットSEOを紹介しました。

現在、ホームページの担当者が、上記のような検索順位を上げるだけの対策を行うケースは珍しいと思います。

大切なのは、意図せずブラックハットSEOを行わないことです。

そのため、最低限の知識として、上記を把握してから運営を行うことが重要です。

最後に、当社はSEOサービスを提供しているので、自分が行っている対策が適切かどうか不明な点があれば、お気軽にご相談ください。