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コーポレートサイトのよくある質問は必要?作成メリットと注意点

コーポレートサイトに掲載されることが増えているのがよくある質問です。訪問者の疑問を事前に解消しやすくなる一方で、内容や構成によっては、効果が出にくいケースもあります。

このページでは、よくある質問を掲載するメリットや掲載すべき項目、作成時の注意点について解説します。コーポレートサイトにFAQを取り入れるか検討している方は、参考にしてください。

コーポレートサイトによくある質問を作成するメリット

コーポレートサイトに、よくある質問を掲載することで、ユーザーにも企業側にもさまざまなメリットがあります。ここでは代表的な利点を紹介します。

ユーザビリティの向上する

よくある質問を設けることで、ユーザーが抱える疑問をページ遷移せずにその場で解消できるようになります。情報を探し回る必要がなくなるため、ストレスを感じにくくなり、サイト全体のユーザビリティが高まります。

また、初めて訪れるユーザーにも、会社の姿勢を伝えるきっかけとなり、安心感を与える効果があります。

カスタマーサポートのコストを削減できる

よくある質問に問い合わせ前にある疑問をまとめておくことで、サポート部門への問い合わせ数を減らすことができます。結果的に、対応にかかる人件費や工数を削減できるため、効率的な運営につながります。

また、よくある質問で対応しきれなかったケースだけを丁寧に対応する体制にすることで、サポートの質を維持・向上しやすくなります。

ユーザーの興味や関心を把握できる

よくある質問に寄せられる質問の内容やアクセス傾向を分析することで、ユーザーがどの情報に興味や関心を持っているのかを把握する手がかりになります。これにより、コンテンツ改善やサービスの見直しなど、サイト運用や事業戦略のヒントを得ることができます。

よくある質問は単に情報を伝えるためのものではなく、ユーザーが本当に何を求めているものは何かを知るためのヒントにもなります。

コーポレートサイトのよくある質問に掲載すべき質問項目

よくある質問には、訪問者が知りたいと感じる内容を適切に掲載することが重要です。ここでは、コーポレートサイトに掲載すべき代表的な質問項目の分類を紹介します。

企業情報に関する質問

企業情報に関する質問では、会社の所在地や設立年、代表者名、連絡先といった基本的な内容が中心になります。信頼性や安心感を高めるためにも、企業の実態や体制が分かるような情報をよくある質問内に明記することは効果的です。

問い合わせ前に会社概要を確認したいユーザーにとって有益な項目です。

サービスや商品に関する質問

自社が提供しているサービスや商品の内容については、ユーザーが最も気になるポイントの一つです。提供範囲、特徴、他社との違い、よくある誤解などを補足することで、サービス理解を深め、問い合わせの前段階で不安を取り除くことができます。

検索ニーズも高いため、丁寧な記載が求められます。

料金や費用に関する質問

料金や費用に関する質問は、ユーザーの判断材料として非常に重要です。料金表を設けていない業種であっても、概算や料金体系の考え方、無料相談の有無などを明記することで、問い合わせへの心理的ハードルを下げる効果があります。

費用について詳しく知りたいが聞きづらいと感じているユーザーの不安を和らげる役割を担います。

納期や対応スケジュールに関する質問

納期やスケジュールは、サービス導入を検討しているユーザーにとって重要な判断材料です。申し込みからどのくらいで対応してもらえるのかや、急ぎの対応は可能かといった疑問に答えることで、問い合わせ前の不安を軽減し、行動につなげやすくなります。

業務プロセスの透明性にもつながる情報です。

アフターサポートや問い合わせに関する質問

商品やサービスの導入後に受けられるサポート内容や、問い合わせ方法に関する情報は、顧客満足度を高めるうえで大切な要素です。サポートの期間、対応手段、受付時間など、実際の利用を想定した質問を掲載することで、ユーザーに安心感を与えることができます。

信頼関係の構築に貢献する項目です。

採用に関する質問

採用ページがある場合は、よくある質問にも採用に関する情報を盛り込むと効果的です。応募資格、選考の流れ、待遇、応募方法など、就職・転職希望者が気にするポイントを補足できます。

求職者向けよくある質問は、応募者の不安を解消し、企業とのマッチング精度を高めるためにも役立ちます。

コーポレートサイトによくある質問を作成する注意点

よくある質問は設置すれば終わりではなく、内容の構成や運用方法にも配慮が必要です。ここでは作成時に注意したいポイントを解説します。

質問の項目は網羅的に掲載する

ユーザーが抱える疑問は多岐にわたるため、よくある質問には可能な限り幅広い項目を取り上げることが重要です。一部の質問だけを掲載しても、ユーザーの疑問解消には不十分で、結局お問い合わせにつながらない可能性があります。

問い合わせ履歴や営業でよく出る質問なども参考にして、実際のニーズに即した内容を揃えましょう。

カテゴリーに偏りは作らない

よくある質問を掲載する際に注意したいのが、ある特定のカテゴリーに偏った構成です。たとえば、料金ばかりで納期やサービス内容に触れていないと、ユーザーの満足度が下がる恐れがあります。

カテゴリーごとにバランスよく質問を配置することで、網羅性のあるよくある質問になり、ユーザーの理解促進につながります。

理解のしやすさを追求する

よくある質問は読む人の理解を助けるためのコンテンツです。専門用語や社内用語ばかりでは、ユーザーが内容を正しく理解できません。誰が読んでもわかりやすい言葉で表現し、簡潔な構成にすることが求められます。回答が長くなる場合は、要点を先に伝えるなど、読みやすさにも配慮しましょう。

また、操作手順や設定方法など文章だけでは伝わりづらい内容には、画像や動画を活用するとより効果的です。視覚的な補足によって理解が進みやすくなり、ユーザーの満足度やサイト滞在時間の向上につながります。

関連する内容のページに内部リンクを行う

よくある質問は単独で完結する内容ばかりとは限りません。詳細な説明が別ページにある場合は、そのページへの内部リンクを設置することで、ユーザーの導線がスムーズになります。

また、サイト内の回遊性を高めることでSEOにもプラスに働きます。リンク先のページの内容も適宜見直し、整合性を保つことが重要です。

数が多いならサイト内検索を導入する

よくある質問の件数が増えると、ユーザーが求めている情報にたどり着きにくくなる場合があります。そのようなときは、FAQ専用の検索機能や絞り込み機能を設けると、ユーザー体験が大幅に向上します。

特に製品数が多い企業や多様なサービスを展開している企業では、検索機能の有無が使いやすさを左右します。

アクセス解析を導入する

よくある質問ページがどれだけ活用されているかを把握するためには、アクセス解析の導入が欠かせません。どの質問にアクセスが集中しているか、どのページで離脱が多いかなどを分析することで、改善すべきポイントが見えてきます。

Googleアナリティクスやヒートマップなどのツールを活用し、数値に基づいた改善を心がけましょう。

定期的に改善する

よくある質問は一度作って終わりではなく、定期的に見直して更新する必要があります。サービス内容の変更や、ユーザーからの新たな質問があった場合は、それを反映することで常に最新の状態を維持できます。

古い情報が掲載されたままでは、信頼性を損なう恐れもあるため、定期的な更新体制を整えることが大切です。

まとめ:コーポレートサイトのよくある質問はユーザー対応に役立つ

コーポレートサイトによくある質問を設けることで、ユーザーの疑問を解消しやすくなり、サイトの利便性や信頼性が向上します。結果として、問い合わせ対応の効率化や、顧客満足度の向上にもつながります。

掲載する項目や表現方法、運用体制に配慮することで、よくある質問は単なる補足情報ではなく、企業とユーザーをつなぐ重要な情報資源となります。自社にとって必要な内容を見極め、定期的に見直しながら、有益なコンテンツとして活用していきましょう。

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