- 2022.11.05
ファーストビューとは?ホームページ制作では一般用語
ファーストビューという言葉を聞いた経験があるウェブマスターも多いと思います。
当社は、あまり利用しませんが、実際に取引先になるWebサイト制作会社やクライアントから日常的に言われる用語です。
そこで今回は、ホームページ制作におけるファーストビューの重要性をご紹介したいと思います。
ファーストビューとは
ファーストビューとは、ウェブページ上部になります。
御社がウェブページに訪れたときに、ページをスライドせずに1画面で表示された領域をファーストビューと言います。
このファーストビューを最適化するメリットとしては、2点あり、SEO効果と成約率の向上になっています。
昨今のホームページ制作では、クライアントが意識しなくても、業者が最適な設計をしてくれると思います。
SEO効果
ファーストビューを最適化すれば、SEO効果を得れます。
もちろん、SEOを意識してホームページを制作していればという条件はあります。
検索エンジンは、ウェブページ上部にある情報を重要な情報であると認識しています。
そのため、重要情報を含めることによって、さまざまなウェブページが上位表示できます。
成約率向上
ファーストビューで、そのウェブページに書かれている内容の要約が分かれば、ユーザーがしっかりと最後まで閲覧してくれる確率が高まります。
実際に、昨今では、SEO、すなわち検索エンジンからの流入を意識しないというのは滅多にないでしょう。
検索エンジンから見込み顧客が訪問したときに、求めている情報があるかないかを判断できれば、ユーザー目線のホームページ制作になります。
例えば、何も考えずに行っていると、ユーザーが求めている情報がウェブページ下部に紹介がある可能性があります。
そしてユーザーが上から順番に見ていったときに、もちろん、文字数などもあると思いますが、1,000文字くらい読んで、掲載している内容がないと思うと離脱してしまいます。
これは非常に大きな機会損失になっていて、もし御社が上部に重要内容を掲載していれば、もしかすればお問い合わせなどの成果に繋がるアクションを行ってくれたかもしれません。
このようにファーストビューを最適化することで、訪れたユーザーの成果に繋がるアクションの取りこぼしを回避できます。
ファーストビューを意識したホームページ制作法
では実際にファーストビューをどう意識してホームページを制作すれば良いかをご紹介します。
実はそれほど難しい内容ではなく、企業ウェブマスターも頭の片隅に入れておくことをおすすめします。
ユーザー解像度を把握
制作したホームページには、さまざまなモニター解像度で訪問者が訪れます。
分かりやすい例で言うと、パソコンとスマートフォン、タブレットで1画面で表示される範囲が異なってきます。
まず、パソコンについては、最も販売数が多い解像度は、1920×1080になっていて、こちらの解像度をベースに検討します。
もちろん、上記以外の解像度のパソコンも多くありますが、販売数が多い解像度に合わせるのが正攻法と言えるでしょう。
次に、スマートフォンやタブレットですが、これは会社によって、何に最適化するかが異なっていると思います。
パソコンやタブレットにおいては、当社ではアップル社が提供するアイフォンとアイパッドをベースに考えています。
アイフォンでは、アイフォンSE、アイパッドではアイパッドエアーをベースにしています。
ちなみにアイフォンSEは1,334×750、アイパッドエアーは1536×2048が解像度になります。
これらの媒体でチェックをしていれば、これまで実績のクライアントで、問題になったケースがありません。
そのため、パソコンとスマートフォン、タブレットでしっかりと最適化を行えるサイズが上記であると認識しています。
上記解像度でファーストビューが最適化されたホームページ制作を提供し、クライアントサイトで成約率を高める対策としています。
画像ではなくテキストで
SEOを意識している場合は、ファーストビューで重要キーワードを含めると思います。
このときに、画像テキストではなく、通常のテキスト情報として記載する方が良いでしょう。
検索エンジンの画像認識は、日に日に向上していて、現在では、ある程度は数字は認識されていると言われています。
ただ、それでもある程度です。
そのため、安全策で言えば、と言うよりも、弊社ホームページ制作では、100%画像ではなくテキストとしています。
もちろん、見栄えが画像の方が綺麗であり、そこまでSEOに注力していないようであれば、画像でも問題はないでしょう。
ただ、せっかくウェブページを作成するのであれば、少しでもSEO効果を出したいとお考えであれば、必ずテキストにする方が良いでしょう。
長文よりも短文がベスト
ファーストビュー内のテキスト量が多いと、SEOとしても訪問者の成約対策としても、あまり良い状態にはなりません。
まずSEOについてですが、SEOではキーワード出現頻度は影響がないですが、短い文字数で重要キーワードが適切に利用できている方が良い結果を得れると思います。
どういう測定方法を行っているかは分かりませんが、検索エンジンは無駄に長い文章よりも完結に整理された文章を評価します。
そのため、丁寧に作成する原稿をまとめ、その中に適切なボリュームで重要キーワードを含めることで、検索エンジンから高い評価を得れます。
次にユーザー視点になったら、制作したホームページを開いたら、大量の文字が目に付いたら、どう思うでしょうか。
多くの場合、その印象だけで、このウェブページは何が言いたいのか分からないと判断をされてしまう可能性があります。
さらには、文字数が多ければ多いほど、ユーザー目線に立つと、重要な単語がぼやけてしまいます。
このように長文で記載するのではなく、短文で適切にそのウェブページの内容を把握してもらうことで、SEOとしても訪問者の成約対策としても高い効果を得れます。
ホームページ制作だけでファーストビュー最適化は難しい
現在、ホームページ制作時に、すべてのウェブページでファーストビューを最適化するのは当たり前と言えます。
ただ、最適化すれば、それで最大の効果を得れるとは言えません。
企業ウェブマスターや業者が考えたとしても、利用するユーザーが、どう感じるかは別問題になっています。
そのため、もちろん、ホームページ制作時にファーストビュー最適化は大切ですが、しっかりとサイト運営で改善する必要があると認識しましょう。
もちろん、毎月予算を出して改善依頼をする必要はありません。
ただ、年に1回程度は、グーグルアナリティクスなどのアクセス解析やグーグルサーチコンソールを利用して、最適化されているかチェックします。
そして、これらの数値データと御社や業者の仮説と検証によって、最適化され、期待以上に成果を出せます。
成果向上対策としてホームページのファーストビューを改善
実際に実績企業が、半年ほど前ですが、ファーストビューを改善しました。
その効果は、飛躍的とは言えませんでしたが、検索からの訪問者数が少し増えたと思われ、さらには成約率は確実に増えていました。
検索からの訪問者は、なぜ少し増えたと思われと言ったかと言うと、実は毎日SEO目的で新規ページ作成やリライトを行っていて、どの効果かが分かりませんでした。
ホームページ制作で言うと、多くのクライアントが集客ばかりに目を向けてしまいがちです。
しかし、集客だけだと、ある一定以上の成果を向上させることは難しくなっています。
そのため、もちろん、理想は、成果を妨げているウェブページ全体をリライトすることですが、これには相当な努力と時間がかかります。
この場合に、ファーストビューだけを改善しても成果が出た事例があり、ぜひとも改善していきたい内容になっています。
現在ホームページの集客と成約の両方をさらに高めたい方は、ぜひアクセス解析やグーグルサーチコンソールを利用して改善しましょう。
これら改善作業を行っていれば、いきなりは難しいかもしれませんが、必ず少しずつ御社の集客力と成約力が高まっていきます。