- 2023.02.27
ネットショップのグーグルアナリティクス活用法
当社のホームページ制作実績のクライアントで、グーグルアナリティクスを使って成約率が微増した実績があります。
もちろん、がっつりと利用はしておらず、コンテンツを絞り、クローズアップして活用して、制作したホームページの成約率を高めました。
今回は、そのホームページ制作実績のネットショップが、どうグーグルアナリティクスを活用したかを紹介します。
ネットショップのグーグルアナリティクス以外の対策
まず初めに、グーグルアナリティクス以外に何を行っていたかを紹介します。
当社のホームページ制作では一般的な対策ですが、基本は公開後にSEOを行っていただきます。
もちろん集客には、SEO以外にも、ツイッターやフェイスブック、インスタグラム、リンクトイン、ビジネスプロフィールなどのソーシャルメディアがあります。
ただ、これらツールは、当社がこれまでホームページ制作後に提案をしてきたところ、実は非常に簡単に訪問者数が獲得できます。
実際に、お客さまでは、大体本気で取り組む企業は毎日80人程度の訪問者が獲得できています。
ただ、問題は、成約率の低さで、月間2,000人くらいを集客しても成果に繋がる数は1件あるかないか程度で、ホームページ制作時にクライアントに話してもあまり受け入れられません。
次にユーチューブやリスティング、同じ業種の大手ポータルサイトへの広告掲載がありますが、確かに効果は出ますが、予算が必要になります。
かなりお客さまを選ぶ集客対策で、ネットショップではSEOだけが選ばれました。
グーグルアナリティクスを活用する前、または当社でアクセス解析の結果を分かりやすいレポートに変更している最中も、SEOを実施しています。
主な対策は新規ページ作成で、基本的にはホームページ制作後から毎日1記事の公開をしていました。
具体的なその効果としては、訪問者数は月6,000人程度、売上は月1千万円前後を推移しているネットショップです。
では実績で何を実施したかを紹介します。
ネットショップがグーグルアナリティクスで行った内容
ホームページ制作実績で行ったポイントを紹介します。
制作したホームページ全体のデータを共有
まず、訪問者数や検索からの流入数、平均エンゲージメント時間など、制作したホームページ全体の数値を基礎データとして共有しました。
当時ウェブマスターが見ていたのは、単に売上がいくらで、サーチコンソールから検索でのクリック回数は何回だったかです。
もちろん、それでも問題はありませんが、さらに詳しくデータ解析を行うために、デフォルトでトップ画面に表示されるデータ共有を行いました。
その結果、自社サイトの現状把握を明確に行えるようになり、この後に行う対策を具体的に理解したうえで行えるようになります。
商品コンテンツだけに絞った
当社でレポート作成と改善提案をしていましたが、予算の関係から、全部を実行するのは難しいという話になりました。
そこでクライアントが行ったのは、まず大切なのは商品ページだから、そこだけにクローズアップして改善を行うというものになります。
SEOは、トップページの次に商品コンテンツが人を集め、平均エンゲージメント時間の改善で、あまり良い数値とは言えない結果になっていました。
平均エンゲージメント時間とは、訪問者が下にゆっくりとスクロールした時間になり、すなわち、ページをどれくらいの時間かけて閲覧したかを表す数値です。
具体的な対策法は、上部に商品画像を大きく表示し、下にスペックや詳細情報を掲載していました。
恐らく写真がほとんど見られていないのではないかと仮説を立て、写真の扱いを小さくし、ファーストビューでテキストが微妙に見えるくらいの調整をしました。
また、先述の通り、平均エンゲージメント時間とは閲覧者が下にゆっくりスライドした時間です。
そのため、ストーリーを立てながら、ニーズに最適化させ、訪問者が気になる順番でストーリーを壊さないようにコンテンツ配置を行いました。
結果
結果は、飛躍的と書きたかったですが、実際には微増どまり、10秒くらいの改善です。
平均エンゲージメント時間の改善は本当に難しく、思ったより改善できなくて当社も非常にがっかりしました。
ただ、実は売上は結構増えていて、1千万円前後から1千2百万円前後になっています。
これは推測ですが、恐らくSEOでの流入ではなく、トップページから商品詳細ページへ訪れたユーザーが内容をしっかりと見てくれるようになったことが要因だと思います。
結果は、10秒くらいの改善ですが、クライアントは、別に平均エンゲージメント時間の改善が目的ではなく、売上を向上させることが目的です。
結果が良ければすべて良しではありませんが、非常にお喜びをいただいています。
ネットショップは売上でグーグルアナリティクスの効果が見れる
今回の事例のように、実はホームページ制作の中でもネットショップは効果分析が非常にやりやすく、グーグルアナリティクスではなく、売上で判断が可能です。
ダイレクトな情報として、ホームページ制作会社にも伝わり、より提案内容に確実性を求めてくれると思われます。
現在ネットショップを作成している方は、ぜひアクセス解析を行い、結果は売上で判断するスケジュールや計画を立ててはどうでしょうか。
実際に、売上が高いか低いかというポイントは、ウェブマスターとして些細なポイントで決定しているケースがほとんどです。
そのため、その些細な点を改善し、期待通り、または以上の効果を発揮することをおすすめします。