セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

  • 2023.09.05

ホームページ制作のデザイン提案

ホームページ制作の初期段階、具体的には提案段階でのデザインは、時間やコストの面から多くの会社が実施しないのが一般的です。実は、当社もその中に含まれます。デザイン作成をこの時点で行わない理由としては、具体的なニーズや要望を深く理解する前にデザインを固定することのリスクが挙げられます。しかし、それだけではなく、本格的な制作フェーズに入ると、デザインの重要性を最大限に活かすアプローチをとります。

このページでは、ホームページ制作におけるデザインの要点と、当社が掲げるユーザビリティやSEOを中心とした考え方を詳細に解説します。見た目の魅力だけでなく、利用者の実際の体験や検索エンジンからの評価を高めるデザインの秘訣。それらのバランスをどのように保ちながら制作していくのか、ぜひとも当社のビジョンを共有していただきたいです。

ホームページ制作提案時のデザイン作成とは

ホームページ制作提案時にデザイン作成の取り組みについて考える際、重要なのは「方向性」の提示です。具体的なデザインの提供はこの段階では行っていませんが、その理由は資源や時間の制約だけではありません。それ以上に、クライアントのビジョンやニーズをしっかりと理解した上で、最適なデザインを提案するための時間を確保することが重要だと考えています。

確かに、初めの提案段階で具体的なデザインを示すことができれば、クライアントが制作されるホームページのイメージを持ちやすくなります。しかし、この段階でのイメージ固定は、後々の柔軟な制作の妨げとなる可能性も考えられます。そこで当社では、方向性や基本的なコンセプト、色のトーンや線画のサンプルなどを示すことで、ホームページの雰囲気や構造を伝えています。

このアプローチにより、クライアントは初期段階でのイメージ形成を助けられ、我々とのコミュニケーションもスムーズに行えるのではないかと考えています。確かに、具体的なビジュアルイメージが欲しいとの要望も耳にします。そのため、参考となる資料や事例を提供し、クライアントの不安を取り除く努力をしています。

ホームページ制作提案時のデザイン作成は、完璧な形での提供は難しいかもしれません。しかし、この段階で確立する方向性やコンセプトは、後々の制作において非常に大切な役割を果たします。

なぜ制作提案時にデザイン作成を行わないのか

ホームページ制作における提案時のデザイン作成の取り組みは、業界全体に影響を与える一つのテーマとなっています。2012年までの当社の流れとして、制作提案の際、具体的なウェブデザインを事前に提示していました。これは、お客様に具体的な完成イメージを抱いていただくためのサービスの一環でした。

しかし、過去の経験から、当社のデザインが他の業者に流用される事例が増えてきました。このような流れは、ホームページ制作業界における大きな課題として浮上しました。無料での提案として提供したデザインが、他の制作会社に持ち込まれるケースが増加。当初は数件の事例として受け止めていたものが、ある時期を境に頻繁に発生するようになりました。

この結果、多くの時間と労力を投じて制作したデザインが、他の制作会社によって実際のホームページ制作に利用されるという事態が発生。これは、業界の信頼性や公正な競争を損なう要因となりました。

現在、多くのWeb制作会社が実績や過去の制作例を元に提案を行う形に移行しています。当社もこの流れを受け入れ、実績ベースでの提案を中心としています。

お客様にはこの背景を理解していただき、ご発注前の具体的なデザイン提供を控える判断にご理解とご協力をお願いしています。私たちの目指すのは、お客様との信頼関係を築くこと。過去の経験を踏まえ、より良いサービスを提供するための方針を固めて参りました。

デザイン提案で行うこと

ホームページ制作実績の提示

デザイン提案のプロセスにおいて、ホームページ制作の実績提示は非常に重要なステップです。実績は単なる過去の記録ではなく、我々の技術やセンス、独自性を示す証拠としてクライアントに伝える手段となります。

当社がホームページ制作で得た実績をご覧いただくことで、私たちの制作の方向性や特色を理解していただくことが可能となります。公開されている実績だけでなく、代理店やパートナー企業との協力のもとで実現したプロジェクトの中から、特別に許可を受けたものも豊富に紹介しております。

この実績提示の目的は、ただ単に「良い」や「悪い」といった一般的な評価を得るためではありません。それよりも、どのようなデザインや機能が強みとして挙げられ、どの部分で改善の余地があるのか、といった具体的な傾向やフィードバックを把握することを重視しています。

受注後のプロセスでは、これらの実績を基に、クライアントからの詳細なフィードバックを受け取ることで、よりクオリティの高いホームページ制作を目指しています。クライアントの具体的な感想や指摘は、私たちにとっての貴重な資源であり、それを元に我々は日々、サービスの向上を図っています。

提案段階では、詳細なデザインの作成にはコストと時間がかかるため、具体的なデザインの提供は難しいことがありますが、実績を通じて我々の能力やビジョンをしっかりと伝え、信頼を築くことを最優先としています。

ワイヤーフレーム作成

ホームページ制作の初期段階において、デザイン提案の要となるのがワイヤーフレームの作成です。このワイヤーフレームとは、ホームページの基本的な骨組みや情報配置を示すシンプルな設計図のことを指します。

多くのお客さまが初めてワイヤーフレームを見たとき、具体的なイメージを持つのは難しいかもしれません。しかし、そのシンプルな形状には理由があります。色や具体的なデザイン要素が加わると、直観や主観が強く影響してしまい、ページの構造や情報の流れをオブジェクティブに捉えることが難しくなります。

ワイヤーフレームで最も伝えたいのは、ページ内でどのような情報をどの位置に配置するか、そしてその情報の優先順位です。この流れを最適化することで、訪問者は効果的に情報を得られるようになり、ホームページの利用効果が向上します。

確かに、ワイヤーフレームの分かりづらさは認識しています。そのため、私たちはお客さまにより理解しやすいよう工夫を重ねています。また、要望があればワイヤーフレームを作成して、提案段階でお見せしています。お客さまとのコミュニケーションを大切にし、最適なホームページ制作を目指しています。

ペルソナの設定

ホームページ制作の際、ターゲットとなるユーザーを正確に捉え、そのユーザーが求める情報や操作性を最適化することは極めて重要です。そんな時、役立つのが「ペルソナ手法」。この手法を使用することで、御社の想定顧客を明確にし、その顧客像をもとに効果的なホームページ制作が可能となります。

具体的には、ペルソナとは「仮想の顧客像」を作成することを指します。例えば、「メーカー勤務、広報担当、30代の男性、家族構成は妻と2人の子ども」というように、ターゲットとなる顧客の詳細なプロファイルを設定します。このプロファイルに基づいて、その人が普段どのようなホームページやアプリを利用するか、どのような情報を求めているかを分析。その上で、彼らが好むレイアウトや操作性、情報提供方法を検討してホームページを制作します。

このように、ペルソナ手法を取り入れることで、ホームページのユーザビリティや情報提供の質を向上させることができます。時代が進む中で、ユーザーニーズの捉え方はますます精緻になってきており、ペルソナ設定は今後のホームページ制作において欠かせないステップとなっています。

デザイン作成費用をいただければ対応が可能

ホームページの制作におけるデザインは、そのサイトの顔とも言える重要な要素です。制作提案段階でのデザイン作成についての方針を明確にすることは、お客様との信頼関係を築く上で必要不可欠です。

以前の方針としては、提案時に具体的なデザインを無料でご提供していました。しかし、現在のスタンスとしては、そのサービスを無料で行うことは難しくなっています。それでも、お客様の要望に応じてウェブデザインを作成することは可能です。ただし、そのためには一定のデザイン作成費用を頂戴する形となります。

デザイン作成には多くの労力と時間がかかります。たとえば、シンプルなトップページのデザインでも、最低1週間程度の制作時間が必要となります。これは1日8時間、一週間で40時間の作業時間という単純計算ではありません。なぜなら、他のプロジェクトやタスクも進行中であり、それらの作業とのバランスを取りながらのデザイン作業となります。

このように、ホームページ制作に関連するデザイン作業は、専門的なスキルや緻密な調整が必要とされる領域です。そのため、費用をいただくことで、お客様に高品質なデザインを提供するためのリソースを確保することができます。

最終的に、お客様が求めるホームページのイメージや要望を形にするために、弊社の制作チームは全力を尽くします。提案段階のデザイン作成に費用が発生することに対するご理解とご協力をお願い申し上げます。

まとめ

ホームページ制作における成功の秘訣は、デザインの外観だけでなく、その背後にある考え方やユーザーのニーズをしっかりと捉えることにあります。現代のユーザーはシンプルなデザインを求めていますが、このシンプルさは単なるデザインの簡略化だけではなく、使いやすさや情報のアクセス性の高さを示すものです。

当社のホームページ制作のアプローチは、ただの直感や勘に基づくものではありません。ユーザーの利便性を最前線に考慮し、訪問者がどのような情報を求め、どのように操作するのかを深く理解することからスタートします。その上で、ユーザーの期待を超えるようなコンテンツやデザインを提供することで、ホームページの成果を最大化することを目指しています。

クライアントの皆さまには、提案段階での具体的なデザインが見られないかもしれませんが、企画・構想段階でしっかりとしたターゲティングを行い、ユーザーのニーズを中心に据えた制作をお約束します。これにより、ユーザーの期待を上回るホームページが完成し、ビジネスの成果に貢献することでしょう。