- 公開日: 最終更新日:
Core Web Vitalsとは?SEOで重要な3つの指標
ホームページのユーザーエクスペリエンスを図る指標にコアウェブバイタルがあります。
コアウェブバイタルは、SEOに影響を与える指標になっているので、ホームページ制作中からコアウェブバイタルを意識することは大切です。
当ページでは、コアウェブバイタルとは何かや、SEOへの影響、3つの指標を紹介します。
コアウェブバイタルとは
コアウェブバイタルは、ホームページのユーザーエクスペリエンスを評価するGoogleの指標で、LCPとFID、CLSの3つで構成され、主にホームページの使いやすさと反応の良さを評価しています。
元々、Googleはサイト全体で優れたユーザーエクスペリエンスを提供することを目指してウェブバイタルというアルゴリズムを実装しており、その中で、コアウェブバイタルは特に重要な役割を果たしている評価指標になります。
コアウェブバイタルは、Googleの検索結果でのランキングを決定する要素の一つとしても注目されており、以前はモバイル端末にのみ適用されていましたが、2022年2月からはデスクトップにも適用されるようになりました。
コアウェブバイタルが与えるSEOへの影響
コアウェブバイタルがGoogleの検索ランキングにどう影響するかについては、Google検索セントラルのページエクスペリエンスのランキングの項目で説明しています。
上記のページの内容を読むと、コアウェブバイタルが与える影響は、想定していたものよりも低くなっており、例えば、同じ内容の2ページがあった場合に、コアウェブバイタルが高いホームページが上位に表示される程度です。
そのため、コアウェブバイタルが直接的にホームページのSEO効果を高めることはありません。
しかし、SEOは小さな積み重ねが大切になっているので、コアウェブバイタルをサイト全体で高めていくことは、SEOで重要な要素の一つになっています。
また、コアウェブバイタルの高いホームページを制作すること自体は、ユーザーエクスペリエンスの向上に繋がるので、ホームページの成約率にも大きな影響を与えています。
そのため、SEOを行っているホームページが、コアウェブバイタルの対策を早急に行う必要はありませんが、中長期に渡り、コアウェブバイタルを高め続けることは、ホームページのSEOとしても成約率としても重要な対策となっています。
では次に、コアウェブバイタルの3つの指標について紹介します。
コアウェブバイタルの3つの指標
LCP
LCPはLargest Contentful Paintの略語になり、日本語では最大コンテンツの描画と訳され、ページの読み込み速度を測定するための指標になります。
ページ内で最も大きな画像や動画などのコンテンツが完全に表示されるまでの時間を評価しており、理想的なLCPは、ページの読み込みが開始されてからコンテンツが表示されるまでに2.5秒未満であるとされています。
FID
FIDは、First Input Delayの略語になり、日本語では初回入力遅延と訳され、ホームページの反応速度を評価する指標です。
初回入力とは、ユーザーがページを訪れた際に、最初に行うボタンをクリックする操作を指します。
FIDは、初回操作が行われてから、その応答が始まるまでの遅延時間を測定するもので、理想的な値は100ミリ秒未満とされています。
CLS
CLSはCumulative Layout Shiftの略語で、日本語では累積レイアウトシフトと訳され、ページの読み込み中に、コンテンツや要素の位置がどれだけずれるかを測定する指標です。
ホームページを見ているときに、画面上のレイアウトが突然動いて、意図しない広告をクリックしてしまった経験はないでしょうか。
Googleは、こうした不便が起こらないように、レイアウトが安定したサイト設計を推奨しています。
CLSのスコアは、0が全く移動がない、1が最大限の移動量を示しています。
理想的なスコアは0.1未満とされており、ユーザーの快適な閲覧体験のためには、レイアウトのずれを最小限に抑えることが重要です。
コアウェブバイタルの確認方法
コアウェブバイタルの確認方法は複数ありますが、お客さまであれば、Googleサーチコンソールのエクスペリエンス>ページエクスペリエンスでの確認が良いでしょう。
Googleサーチコンソールを見ると、LCPとFID、CLSの3つの指標それぞれで、良好、改善が必要、不良の3段階で判定されていて、さらには問題のあるページをリストアップしてくれています。
これらの評価結果を確認して、問題点を改善することで、ホームページがコアウェブバイタルに最適化されるようになります。
まとめ
コアウェブバイタルについて解説しました。
コアウェブバイタルの改善は、SEOへの影響だけではなく、ホームページの成約率にも影響を与えるので、少しずつ改善していくことが良いでしょう。
コアウェブバイタルって何?とお思いの方の参考になれば幸いです。