- 2022.12.11
ネットショップの決済法!ホームページの成約対策
これからネットショップを作成しようとお考えの方は、色々と考えることも多いと思います。
その中で最も大切になるのが、成果に直結するポイントとして、決済方法を選択することになっています。
今回は弊社がホームページを制作する際に、クライアントに提案しているネットショップの決済法についてご紹介します。
ネットショップ決済法の重要性
これからネットショップを作成される方は、最優先とまでは言いませんが、何で決済できるかを検討していますか?
安直に全部の方法に対応すれば良いと思っていると、実は費用対効果を下げてしまう可能性があります。
と言うのも、クライアントニーズ、すなわちホームページ制作法次第では、カスタマイズが必要になっています。
すでに売上がある企業であれば、それほど気にしなくても良いですが、新規でホームページを制作される企業にとっては、初期費用が上がるという点は大きなデメリットです。
そのため、当社では、ホームページを制作する前に、まずはどういった決済が存在しているかをご提案します。
そして、それぞれに対して、自社ネットショップで本当に必要な決済手段になっているかを検討していたただきます。
もちろん、ホームページ制作の初期段階では、1つや2つ選んだとしても、売上に応じてどんどんサイト運営中に追加していく必要はあります。
ただ、最初に導入すると、必ずとは言いませんが、実装数に応じて見積書の項目数が増えていき、本当に必要なものだけに絞る対策がベストでしょう。
そして、ネットショップを公開して、売上が増えるにつれて、決済法を増やしていくことが、もっとも費用対効果が高い対策であると思われます。
では、具体的にネットショップに実装できる主な決済法をご紹介します。
ホームページ制作提案でよくあるネットショップの決済法
弊社は、ホームページ制作前に、ネットショップの決済法をご提案しています。
クレジットカード
現在ネットショップ作成で、クレジットカードに対応しないというケースはほとんどありません。
実際に、ネットショップの大半がクレジットカード決済をされ、ここを外してしまうと、売上に大きなマイナスであると言えます。
これまでの当社のホームぺージ制作経験になりますが、このクレジットカード決済においては、いくつか注意点があります。
まず、1つ目として、不正利用者対策が必須であるという点です。
不正利用者対策を行っていないと、必ず問題が発生してしまい、対策を講じる必要があります。
特に、数千円の商品を販売されていて、メール納品をされる商材を販売している場合は注意が必要です。
当社も、これまでのホームページ制作経験としては無かったですが、クレジットカードの不正利用が見つかったホームページの記事でも紹介している通りいきなり発生しています。
初めから完璧にすると、大きく予算が膨れ上がり、今現在でできる対策を確実に行っていき、最終的に完璧を目指せば良いでしょう。
ただ、ホームページ制作予算が潤沢な企業であれば、初めから完璧でも良いと思います。
2つ目としては、クレジットカード決済代行会社の選定です。
当社のホームページ制作経験で言えば、まず基本は手数料率で判断されるのが一般的ですが、セキュリティ面なども考慮をして検討したほうが良いでしょう。
クレジットカード情報が盗まれてしまうと、その方に大きな迷惑をかけてしまいます。
さらには、上記で紹介しているように、不正利用が発生したら、少額であれば、代行会社が負担してくれますが、大きくなるにつれて負担が厳しいと言われるケースもあります。
そのため、制作するホームページは当然ですが、クレジットカード決済代行会社側のセキュリティもしっかりと意識して選定するようにしましょう。
携帯キャリア
総務省が公表したネットショップの決済利用率データーによると、平成30年の携帯キャリアは15%になっています。
そしてさらには、平成28年と29年から着実に増え続け、現在ではもう少し多い可能性があります。
ホームページ制作経験から言うと、携帯キャリアを利用されるケースは、取扱い商材が1万円以下になるケースが多いと思っています。
ただ、高額商品であれば不要と言うことはなく、予算に余裕がある場合は必ず実装したほうが良いでしょう。
実際に、弊社と言うより私個人としては、1万円未満であれば、結構な頻度で携帯キャリアを利用しています。
電子マネー
電子マネーは本当に種類が豊富で、一般論として以下4種類があります。
- 交通
- 流通
- クレジットカード
- QRコード
例えば交通系であれば、電車やバスの決済も行えるし、流通系であればコンビニやスーパーでも買い物ができるなどの特徴があります。
制作するホームぺージのターゲットに主婦が多かったら流通系を利用した方が良いでしょう。
このようにターゲットに合わせて、どんな電子マネーを実装するかを検討をして選定が良いと思います。
しかし、実際に当社ホームページ制作経験で言えば、多くのクライアントが、決済実装パッケージサービスを利用されます。
そのため、基本的には、選択したパッケージに付随されている電子マネーをすべて選択するのが一般的です。
コンビニ
最近は、本当に数は減りつつあります。
ネットショップから商品を購入したら、コンビニ払い用シートが送られ、それでコンビニで支払いができるシステムになっています。
現在において、当社扱いとしては、パッケージに含まれていれば実装しても良いですが、含まれていないからと言って、そのパッケージを利用しないにはならないくらいの扱いです。
昨今のネットショップ作成では、実装しないケースも増えていたり、実装したけど利用された実績がないクライアントもいらっしゃいます。
ただ、携帯キャリアと同じで、少額商品であれば、実装しておいて損はないと思います。
また、高齢者をターゲットにしたネットショップであれば、クレジットカードがなく携帯も使い方が分からない方もいらっしゃり、実装を検討しても良いと思われます。
代金引換
個人的なイメージですが、代金引換もかなり実装しているネットショップは減少していると思われ、コンビニと同様で、パッケージに含まれていれば実装しています。
ただ、実際に弊社ホームページ制作事例で、実は決済方法が代金引換しかないネットショップを作成した経験もあります。
そちらのネットショップでは、大体顧客単価が5万円前後になっていて、代金引換のみになっていました。
ただ、売上としては、年間1億円前後になっていて、ユーザーが代金引換は絶対に嫌だとは考えていないと思われます。
しかし、代金引換のみと言う点は、成果の足かせになっている事実はあります。
そのため、複数ある手段の1つとしての利用法としてはおすすめになっています。
銀行振込
弊社が、会社として商品を購入する際には、大体銀行振り込みで対応していて、個人的には非常に重要であると思われます。
しかし、ホームページ制作実績のネットショップを見ると、ユーザー数は、微妙に減少を続けているように感じます。
弊社と同じ考え方をお持ちの企業や個人もいらっしゃると思い、ユーザー数が少なくても、実装しておいた方が良いかもしれません。
後払い
後払いは、あまり実装経験が激減したと思います。
後払いとは、商品を購入後にお金を支払うシステムになっていて、一般的には、発送された商品と請求書が同封されるケースが多いです。
後払いの場合は、コンビニや銀行、郵便局で支払いをいただきます。
ただ、最近は実績としては、かなり数が減ったと思われ、電子マネーにシェアを奪われていると思っています。
しかし、矢野経済研究所の調査によると、後払いの市場は拡大しているようで、今後もその傾向が続くと予測されています。
具体的な数値で言うと、2016年度の取扱高は2,900億円でしたが、2019年度は6,870億円、2024年度は1兆8,800億円と予測されています。
ネットショップ作成で決済に迷ったらクレジットカード
上記が当社がホームページを制作する際に提案する決済方法になっています。
すでにネットショップを作成し、公開している企業であれば、現在の売上を確認して、選択されるのがベストでしょう。
ただ、これからホームページを制作される方で、まったくデータがない場合は、取り敢えずはクレジットカードだけでも問題がないと思っています。
もちろん、希望の決済方法がすべてパックになっているサービスがあればそれを利用しても良いでしょう。
ただ、個別に契約をされるケースにおいては、取り敢えずクレジットカードは必須になっています。
クレジットカードは必須で対応をした上で、他に実装すべき決済方法がないかを確認するようにしましょう。
もちろん、ユーザーの利便性が第一ではありますが、そこにプラスアルファの予算も含めて検討します。
最近ではパッケージにはなっていますが、そのパッケージを実装するとインセンティブになる支払いが発生します。
さらには、ホームページ次第では、カスタマイズ予算がWebサイト制作会社に必要になってきます。
実際に弊社の実績として、あるパッケージサービスに対応を行ったところ、非常に多くの労力がかかった経験があります。
弊社がホームページを制作したクライアントで、定期的に更新依頼もいただいていて、安く見積書を提出しています。
しかし、新規であった場合には、結構な金額のお見積書になっていたと思います。
そのため、新規でホームページを制作される企業は、もちろん網羅させてユーザーが選択できるのがベストではあります。
ただ、予算を見て、本当に必要かどうかを検討して、実装するのが良いでしょう。
そして、その選定時には、クレジットカードは必須であると理解をしましょう。
決済を実装したホームページを制作後に行う内容
希望の決済が決定したら、制作したホームページに実装します。
この実装をしていて、ホームページ制作でいつも感じるポイントがあり、それは確認作業を必ず行って欲しいという点です。
もちろん、当社でも行ってはいますが、実際にユーザーが商品を購入し、それが支払われているかのチェックは非常に大切な要素です。
弊社が小さなWebサイト制作会社という点が悪いと言えばそれまでですが、例えば、3Dセキュア対応などは、当社だけでは限界があります。
当社が持っているクレジットカードは、すべて3Dセキュア対応済みです。
そのため、実は、未対応のクレジットカードでは確認作業ができていません。
そして、3Dセキュア対応している場合は商品が購入できるが、未対応でチェックをして欲しいとお伝えした後、テストアップをして、OKをいただいたので納品しています。
しかし、ここで後から知った話なのですが、実は3Dセキュア未対応のクレジットカードで確認をしていなかったそうです。
そして、クライアントは実は3Dセキュア未対応のクレジットカードをお持ちでした。
さらには、3Dセキュア対応済みのクレジットカードでもチェックをしていないと言われていました。
当社が確認をしたのが、あくまでクレジットカード決済代行会社が発行しているテストカードです。
そのため、実際に生きたクレジットカードで購入テストを行わずに本公開をしておりました。
もちろん、公開後の売上を見ても、正常に動作はしていたようですが、何があるか分からず、必ずチェックはしていただきたいと考えております。
クライアントであれば、管理画面にログインしたら、購入者リストからクレジットカードの支払いをキャンセルが可能です。
そのため、確かに面倒くさい作業が増えてしまいますが、公開後に問題が起こる方が面倒くさく、必ず確認作業を行うようにしましょう。
もちろん、上記は一例で、クレジットカードの話ではありますが、その他の決済方法も同様で、すべてチェックを行っていく必要があります。
ネットショップの決済法に関するよくあるご質問
最後に、ネットショップの決済方法に関するよくある質問と回答をご紹介します。
悩んだけれども選定方法が分からない
どの決済方法を用意するか検討をしたけど分からない場合は、パッケージを利用すると良いでしょう。
もちろん契約したサービスが提供している手段のみになってきますが、最近では網羅されているような気がします。
実際に、先日納品した案件では、アマゾンペイとアップルペイ以外はほぼすべて網羅されているパッケージを利用しました。
また、実装も、個別契約と比べて非常に簡単に行え、パッケージを選択肢に含むのもありと思います。
どうやってパッケージを選定したらいいのか?
複数の企業がパッケージサービスを提供しており、どこと契約をしたら良いかでお悩みの企業ウェブマスターもいるでしょう。
その場合、提案するのが、自社が含めたい決済が入っているかや、手数料率などがどれくらいになっているかからの判断です。
まず自社が導入したい決済をエクセルなどにすべて書いていきましょう。
そしてその中で、上中下でランク付けをして、上がすべて網羅されているパッケージサービスをピックアップしていきます。
そしてピックアップされたサービスの中で後は手数料率やセキュリティー面、ユーザーの操作性から判断していくと良いでしょう。
クレジットカードだけでも良い?
判断が非常にしづらいですが、初めてのネットショップ作成であればそれでも良いと感じます。
実際に、作成したネットショップで複数の決済を用意しているクライアントを見ると、多くがクレジットカードになっています。
そのため、運用経験がない場合で、あれもこれも対策を行うと混乱してしまう可能性があるとお思いであれば、クレジットカードだけでも良いと思います。
実際に、ネットショップ作成では、クレジットカード払いだけでも、年商2億以上のホームページを制作した経験もあります。