- 2021.10.10
リンク否認をせずにペンギンアップデートから脱出
もはやペンギンアップデートは、通常アルゴリズムに組み込まれ、今更かもしれません。
ただ、ホームページ制作後のSEOにおいて理解する必要はあり、当社が過去の事例でリンク否認を一切行わずペンギンアップデートから抜けただした事例があります。
そこで今回は、ホームページ制作が終わり、SEO目的で被リンク対策を実施した経験がある企業に否認を使わずにペンギンアップデートから脱出する方法を紹介します。
ペンギンアップデートとは
ペンギンアップデートとは、簡単に言うと、被リンクで低品質なものは評価を下げ、高品質のものだけを上位表示の指標とする仕様です。
現在は、アルゴリズムに組み込まれたため、単語自体使われる機会はありません。
しかし、従来は、グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングなどの主要なサーチエンジンは、通常アルゴリズムと分けて考えていました。
正確な日付は忘れましたが、初めて実施されたときはランキングが大きく動いていました。
実際に、ひどいケースだと、ずっと1位に表示されていたのに、いきなり100位以下の圏外という事例もありました。
それくらいかなりインパクトが大きく、実際に、ホームページ制作実績でも被害を被ったクライアントもいました。
そのお客さまの特徴としては、自分で無料ブログを開設して、そこに低品質なコンテンツを毎日追加しながら被リンクを行っていたケースです。
これらすべてが、検索エンジンからマイナス評価を食らい、大きくランキングを落とした流れで、ちなみに、現在は低品質があっても無効化され、マイナス評価はありません。
ただし、過剰に行いすぎている場合は、手動ペナルティを課せられる可能性があり、自演行為は絶対に行ってはなりません。
これが現在のホームページ制作の基本的な考え方になります。
なぜ、今更、否認をせずにペンギンアップデートから脱出した事例を紹介するかというと、昨今でも被リンクで悩まれるクライアントが多いからです。
ウェブマスター自体は、ホームページ制作後から、コンテンツ作成をベースに、まじめに運営を行っていたとしても、悪意のある方からいきなり大量の被リンクが付くケースがあります。
その際の参考になればと考えて、当ページで紹介をしています。
リンク否認をせずにペンギンアップデートから脱出
実際にホームページ制作実績のクライアントが実施した対策法を紹介します。
自演系は削除
ホームページ制作後に、無料ブログや中小ポータルサイトなどに登録している場合は、それらを一つずつ解除していただいたのです。
無料ブログについては、低品質コンテンツと言えども、毎日更新していて、本当に低品質と認識されているか分からないと言われるお客さまも多かったです。
ただ、疑わしいものはすべて削除を強く推奨し、無料ブログを廃止していただきました。
また、問題は予算をかけて作成したサテライトサイトになっていて、これは当社がホームページを制作しているのに、削除してくれとは非常に言いづらかったです。
そこで、まずはリンクだけを外していただき、本体サイトの正常化を図る提案書を作成して納得をいただけました。
スパムは報告
次にスパムリンクですが、これらは現在の仕様で言えば、無視しても構いませんが、当時は無視はリスクしかありませんでした。
ただ、基本としてはリンク否認ツールの活用は当時からリスクがあると考え、グーグルにスパム行為のあるコンテンツとして報告しています。
これにより、最もひどいホームページ制作実績では、1万から数百まで激減し、どれがマイナス効果か分からず、すべてを削除する勢いで実施いただきました。
実際に多くの企業ウェブマスターが気になるのがどれくらい時間がかかったかだと思いますが、平均で1ヶ月程度の時間をかけています。
新規ページ作成
上記で一応マイナス効果は無くなったと思いますが、サーチエンジンは、ゼロからプラスにするよりもマイナスからゼロにする方が大変な労力が必要です。
ホームページ制作でいうところのSEOリカバリーに該当する範囲なのですが、この作業はまずマイナス要素をなくし、その後プラスになる活動を行う必要があります。
そのため、クライアントへは、解除した後、新規ページ作成を行っていただくようにしました。
この新規ページ作成は、現在のホームページ制作では、すべての企業に提案している内容で、非常に高いランキング向上効果を生み出せます。
実際にすでに過去の話なので、リカバリー状況は把握していて、実は平均で適切な検索ランクに戻すのに1年近くかかってしまいました。
この経験もあり、ホームページ制作では、現在はコンテンツ作成が唯一の上位表示手段であると考え、絶対に低品質な被リンクに手を出すことはタブーとしています。
ペンギンアップデートはリンク否認ではなくホームページの正常化
これまでのホームページ制作経験から、ペンギンアップデートで大切なポイントは、否認ではなく正常化です。
上位表示だけを狙った対策を検索エンジンは許さず、すべてのアクションはユーザーが行うあるいはユーザー目線でなくてはなりません。
別に否認をしなくても問題がないと思われ、それよりも正常化させ、本当に訪問者が魅力的に感じる役立つコンテンツへと成長させることが重要です。
現在はペンギンアップデートはもう存在しない要因であるため、それほど重要な内容ではありませんが、ただ概念を知らなくてはいけません。
当ページをご覧のウェブマスターのホームページ制作のお役に立てば幸いです。