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レスポンシブデザインの参考にしたいギャラリーサイトを紹介
近年のWebサイト制作では、どのデバイスでも快適に見られるレスポンシブデザインが当たり前になっています。とはいえ、具体的にどのようなレイアウトや設計が効果的なのか悩むこともあるでしょう。そんなときに役立つのが、実例を集めたギャラリーサイトです。
このページでは、レスポンシブデザインの参考になるギャラリーサイトの紹介と活用のポイントを解説します。
目次
レスポンシブデザインの参考になるギャラリーサイト8選
レスポンシブデザインの事例を見ることは、構成やレイアウトの理解に役立ちます。ここでは、参考になるギャラリーサイトを厳選して紹介します。
Responsive Web Design JP
日本国内の優れたレスポンシブWebデザイン事例を集めたギャラリーサイトです。
PCとスマートフォンの表示を並べて見られる仕組みが用意されており、デザインの切り替えやコンテンツの配置方法など、視覚的に理解しやすいのが特徴です。日本のサイトに特化しているため、自社サイト制作の参考として活用しやすい実例が多数揃っています。
Awwwards
世界中のデザイナーや開発者によって作られたWebサイトを紹介するギャラリーサイトです。
掲載サイトは投票制で評価が行われ、デザイン性や操作性に優れたサイトが厳選されています。インタラクティブなレスポンシブ表現や先進的なUIの事例も豊富で、海外のトレンドを把握したいときに役立つサイトです。
siteInspire
イギリスのデザインスタジオが運営するWebデザインギャラリーで、シンプルかつ洗練されたレスポンシブデザインが多く掲載されています。
カテゴリーはStylesやTypesなどの分類が細かく用意されており、目的に合ったデザイン事例を探しやすい設計になっています。UIやグリッド設計の参考にも適したサイトです。
81-web.com
日本国内のWebサイトに特化したギャラリーサイトです。
日本語のコンテンツや日本企業向けのデザインが中心で、クライアント提案や実務でそのまま応用しやすい点が魅力です。細やかな情報設計やユーザビリティを意識したデザインが多数掲載されており、日本のWeb制作に即した事例が多く集まっています。
muuuuu.org
縦長レイアウトのサイトを多く紹介するWebデザインギャラリーです。
掲載サイトは見やすさや使いやすさに配慮されたものに厳選され、実用性の高い構成が学べます。後発サイトならではの工夫として、カテゴリーの分け方も詳細で、目的に応じたデザインの検索がしやすくなっています。
I/O 3000
国内外のWebサイトを幅広く紹介するデザインギャラリーです。
オートスクロール機能が搭載されており、ページ遷移の手間を省いて次々にデザインを閲覧できます。掲載サイトはジャンルや構成に偏りがなく、幅広い用途に対応できる事例が揃っているため、インスピレーション収集にも最適なサイトです。
Design Clip
日本と海外のデザインを分けて紹介するギャラリーで、国内サイトに特化した検索もしやすくなっています。
クリエイティブ性の高いWebサイトが多く、ブランディング重視のデザインやビジュアル表現に優れたサイトが豊富です。お気に入り機能もあるため、複数サイトを比較して見返すときにも便利です。
matome
CMSのLead Gridを提供する企業が運営するギャラリーで、マーケティング視点から選定されたサイトが掲載されています。
目的別や業種別でのフィルタが充実しており、成果を意識したレスポンシブデザインを探したい人に向いています。ランディングページや企業サイトなど、商用サイト制作の参考になる事例が多く揃っています。
レスポンシブデザインのギャラリーサイトを見るポイント
レスポンシブデザインのギャラリーサイトを活用する際には、ただデザインを見るだけでなく、いくつかの視点を意識することで、より深い学びが得られます。ここでは、見る時のポイントを紹介します。
PC・スマホ・タブレットで確認する
レスポンシブデザインの目的は、画面サイズに応じて最適な表示を実現することです。そのため、参考にするWebサイトは必ず複数のデバイスで表示確認を行いましょう。
PCでは横幅の広いレイアウトが、スマートフォンでは縦長で要点を絞った構成が採用されていることが多く、同じページでも構成やデザインが大きく変わります。タブレット表示も確認すれば、中間的な画面サイズでの対応方法も見えてきます。
実機やシミュレーターを活用して、それぞれの違いを意識的に比較することが重要です。
真似ではなく参考にする
ギャラリーサイトに掲載されているのは、完成度の高いWebサイトばかりです。そのため、気に入ったデザインをそのまま真似したくなることもありますが、単なる模倣ではなく、あくまで自社の目的に合った形で参考にすることが大切です。
たとえば、レイアウトの考え方、要素の配置バランス、配色や余白の取り方など、デザインの意図やユーザー導線を読み解き、自分の制作にどう活かすかを考える姿勢が求められます。オリジナリティを加えることで、価値あるアウトプットに変わっていきます。
見た目よりも使いやすさを意識する
デザインの美しさだけに注目すると、本質を見失ってしまうことがあります。レスポンシブデザインの評価においては、見た目以上にユーザーの操作しやすさが重視されます。
たとえば、スマートフォンで操作しにくいメニュー構造や、小さなリンクボタン、読みにくいフォントなどがあると、いくら見た目が洗練されていてもユーザー体験は損なわれます。
ギャラリーサイトを閲覧するときは、ナビゲーションのしやすさや情報の伝え方、スクロールのしやすさなど、ユーザー視点での使いやすさに注目することが重要です。
まとめ:ギャラリーサイトを参考にレスポンシブデザインを学ぶ
レスポンシブデザインは、すべてのユーザーが快適にサイトを利用できるように設計することが基本です。ギャラリーサイトを活用すれば、実際に優れたレスポンシブ対応をしているサイトの構造や工夫を具体的に学ぶことができます。
ただ見た目が整っているだけでなく、ユーザーにとっての操作性や情報の伝わりやすさにも注目しながら参考にすることが重要です。スマートフォンをはじめとした多様なデバイスに対応するWebサイトを制作するために、ギャラリーサイトを効果的に取り入れましょう。