- 2023.03.05
ホームページはサーチエンジンにこだわると失敗する
ホームページ制作後の集客対策としてサーチエンジンにこだわると失敗しやすい傾向が高いです。
もちろん、どんな失敗をするかは、クライアントにより異なりますが、ホームページ制作時からさまざまな集客ルートの検討が重要です。
今回は、ホームページ制作実績でサーチエンジンにこだわった失敗事例を紹介します。
サーチエンジンにこだわるホームページが多い
これまで数多くのホームページを制作してきて感じるのが、多くのお客さまが集客対策をサーチエンジンすなわちSEOだけを希望するという点です。
SEOには、グーグルとヤフージャパン、マイクロソフトビング、ダックダックゴーが日本国内で主要なサーチエンジンになり、それらで上位表示の実現を図ります。
確かにこれまでのホームページ制作経験で言えば、SEOに成功さえすれば、成約率が高い多くの見込み顧客が集客できます。
また、ツイッターやフェイスブック、インスタグラム、リンクトイン、ビジネスプロフィールよりも高い成果を発揮できると感じます。
理由は、ソーシャルメディアユーザーは、基本的に情報収集を目的とし、問い合わせや商品販売はあまり行ってくれない傾向があるからです。
ただ、SEOで見たときには効果を発揮し、実は被リンクをしてくれる可能性が高い傾向が見られます。
もちろん、ホームページ制作実績のお客さまは、1日でも早く成果を出したいという希望を持っているため、即効性で言えばSEOに取り組むのがベストです。
ただ、このSEOは、成果を出す具体的な方法が分からない、効果が出るのに時間がかかる、さらには頭打ちの問題などがあります。
では、これまでのホームページ制作経験から、サーチエンジンに依存するデメリットとして問題点を紹介します。
これら問題点をホームページ制作時から理解をして、適切な集客対策を行うことが費用対効果の最大化に繋がります。
サーチエンジンにこだわった問題点
ホームページ制作後に、どんな問題が発生するかを紹介します。
対策法が明確ではない
SEOと一言で言っても、本当に多くの対策法が存在し、実際にどの対策が特効薬かは見えてきません。
さらに、新規ホームページ制作であれば良いですが、リニューアルや運営中に検索順位を高めたい場合は、明確に既存サイトの問題点が見えていなければなりません。
ただ、上位ランクを獲得する方法は、グーグルの発言では、ユーザーフレンドリーな良質なコンテンツ作成を継続すると良いそうです。
実際に、当社のクライアントの中には、SEO目的だけで原稿を作成する企業はありません。
ただ、それでも必死に新規ページ作成を行っても、サーチエンジンが考える良質でなければランキングが上がりません。
このように対策法が明確でないというのは結構大きなデメリットです。
もちろん、各業者は、グーグルなどの発言から独自の考え方を持ったり、同業他社と情報共有を行いながら、最適解を検討しています。
ただ、それが本当に効果があるとは言い切れないものになっていて、最終的にはサーチエンジン次第になり、必ず成果が出るとは言い切れません。
効果が出るのに時間がかかる
SEOはボリュームが大切で、検索ワードに対してどれくらい詳しいドメインかも見られます。
そのため、ホームページ制作後には、情報量を意識した更新業務が開始されますが、10ページくらい作ったからと言って、順位が向上することはないでしょう。
これまでの経験で言えば、昔SEO効果を出すには、100ページ作成が必要だと言われていた時代があり、その影響で100ページの企業が多いです。
そのため、目標値は150ページであり、しかもすべてが良質というポイントがあります。
この良質なコンテンツを150も作るとなると結構な時間がかかり、決して即効性がある集客対策とは言えなくなります。
さらに、低品質だと実は150あろうが検索ランクは高まらないため、理想通りの検索順位にするためには、それ相応の時間が必要になります。
訪問者数の頭打ち
お客さまの中で、SEO効果を出している企業が経験する問題点です。
それは、ある一定まで来ると、検索からの訪問者数の伸び悩みが発生する点で、さらに言うとサーチコンソールの露出回数も伸び悩みが発生します。
その理由は、更新できる内容がどんどんなくなってきているからで、過去に投稿した内容をちょっと書き直したくらいではカニバリゼーションが発生します。
カニバリが発生すると、少数であれば影響は低いですが、多くなると全体的にランクを下げられてしまい、ウェブマスターは回避する必要があり、ネタ切れから更新頻度が落ちてしまいます。
さらには、ビジネスに関する投稿だと、更新テーマがなくなり、次第に新規ページ作成が行えなくなる点も問題で、当然SEO効果は向上しないため、自然と頭打ちが発生します。
ホームページ制作後はサーチエンジン以外も検討
上記のようにサーチエンジンだけに依存するとさまざまな問題が発生し、ホームページ制作後は集客ルートを複数持たなくてはなりません。
もちろん、担当の運用次第で、適切な時間配分で更新作業を行えば必ず費用対効果を高められます。
SEOに依存することは絶対に駄目ではありませんが、必ず後から問題が発生するため、企画段階から集客法をしっかりと検討していくことが重要です。