- 2022.04.23
短納期でホームページを制作する方法
当社のホームページ制作は、発注から納品まで、約3ヶ月を見ていただいています。
ただ、問い合わせで、1週間や1ヶ月以内にホームページを公開したいと言われるケースがあります。
この短納期のホームページ制作は、当社では対応が難しいので、納期が長くなる理由と、少しでも短くする方法を提案しています。
短納期でのホームページ制作は難しい
短納期とは、お客さまが制作会社に依頼してから、1ヶ月以内を想定して、それを前提にご覧ください。
当社のホームページ制作は、テンプレートを利用せず、オリジナルであるため、短納期というのは、かなり難易度が高くなります。
相談から公開までに、当社が行う作業内容は以下の通りです。
- 提案書作成
- プレゼンテーション
- 企画内容の見直し
- ワイヤーフレーム作成
- デザイン作成
- コーディング
- テストサイトのチェックと本公開
- 各種ツールを実装
これらの作業をすべて実行するには、早くても2ヶ月半、遅くて4ヶ月が必要です。
もちろん、急げない訳ではなく、他のクライアントに理解をいただければ、お客さまの作業を優先させることも可能ですが、それでも半月程度が短縮されるだけです。
なぜ、そんなにも時間がかかるかと言うと、ディレクターはもちろん、デザイナー、コーダー、プログラマーが成果を考えているからです。
成果が出るホームページ制作では、企画がもっとも大切ですが、企画さえ良ければ、必ず成果が出るものではありません。
デザインがユーザーニーズに最適化されていなければ、訪問者の混乱を引き起こしてしまい、ホームページから離脱されてしまいます。
ソースコードが煩雑であれば、運営効率が落ちたり、SEOで大きな減点を受ける可能性もあります。
さらにシステムが扱いづらければ運営効率が落ちてしまいます。
このように、それぞれの役職の人間が、ホームページから成果を出すために、さまざまな検討や施策の実行を行っているので、どうしても時間がかかってしまうのです。
この検討や実行を短納期と言うのは、現実的な話として不可能になっていて、当社では短納期でのホームページ制作はお受けすることができません。
また、どうせ公開するのであれば、時間をかけて、しっかりと検討したホームページを制作し、成果を追求したほうが、お客さまのメリットが大きいと感じています。
短納期を実現する具体的なホームページ制作法
短納期でホームページを制作する難しさを説明しても、お客さまから、短納期でホームページを公開したいと言われるケースがあります。
その場合に、提案するホームページの公開を短くする対策法を紹介します。
成果を考えない
御社のホームページ制作に関わる人間が、企画やデザイン作成、コーディング、システム開発などで、成果を考えなければ納期が短くなります。
もちろん、レイアウトや原稿はしっかりと作り込みますが、納期を優先させるので、当たり障りのない一般的なホームページとなってしまい、成果を出すハードルは高めと言えます。
また、一般的に、当社のホームページ制作では、公開までに3ヶ月かかると説明をしていますが、期待通りに短縮は難しく、2ヶ月になる程度です。
当社のホームページ制作は、多くが20ページ前後になるので、他の制作会社と比べれば、2ヶ月でも短納期と思います。
一般的な活用法は、イベントに参加するので、グーグルで社名検索を行ったときに、コーポレートサイトの次くらいにランクインすれば良いという場合に、ご依頼をいただきます。
段階的な制作
短納期でホームページを制作したいという場合、当社が一押しするのが段階的なホームページ制作で、短納期を実現しながら、成果を出すことも可能です。
段階的なホームページ制作とは、まずトップページだけを公開してしまいます。
トップページだけであれば、チェックバックがスムーズという条件はありますが、1ヶ月もあれば十分に作成が可能になるので、お客さまの希望納期を実現できます。
さらに、トップページの公開後に、テストサイトで成果を出す仕組みを考えた本番用のホームページ制作を3ヶ月かけて行います。
これであれば、取り敢えずは、トップページだけなので1ヶ月で公開が可能で、その後3ヶ月かけて、成果を意識したホームページを制作可能です。
ただ、唯一のネックは、一般的な制作料金よりも、30万円以上が必要になる点です。
納期が短い制作会社を選ぶ
例えば、【短納期 ホームページ制作 大阪】などで検索を行うと、公開まで10日や半月などと謳っている制作会社が見られます。
それらの会社を利用するのも手段ではないでしょうか。
ただ、実際に取引がある制作会社ではないため、短納期以外の情報を当社では持っておらず、詳細はお客さま自身が問い合わせをしていただく必要があります。
短納期には、テンプレートを利用するや作成ページ数が少ないなど、何かしらの要因があるので、その辺りを明確にした上で、制作会社の選定を行えば、期待通りの結果を得られます。
まとめ
短納期でホームページを制作したいというニーズは意外と多くあります。
実際に、当社では短納期を一度も謳った経験がないのですが、それでも定期的に、短納期でホームページを制作して欲しいと相談を受けるケースがあるほどです。
その際には、上記で紹介した納期を短くする方法を紹介して、希望通りではないと言われると、短納期が売りの制作会社の検索法をお伝えしています。
ただ、これまでの経験で見ても、短納期を実現すると、クオリティーの低下や成果が出ないなど、さまざまな問題を抱えてしまうホームページになるケースが多いです。
そのため、短納期と言っても、制作会社との打ち合わせをしっかりと行い、具体的な戦略と戦術を立てたうえで、ホームページを制作しましょう。
そうすれば、短納期でも、後々問題にならないホームページを公開できます。