- 2021.10.31
小規模なホームページ制作でSEO効果を出すために
ホームページ制作を依頼されたクライアントの理想は、小規模サイトでも高い検索ランクを獲得したいのではないでしょうか。
グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングは、関連性を見ていて、小規模な場合、かなり難易度が高まります。
ただ、できないことはなく、今回は小規模なホームページ制作でSEO効果を出す方法を紹介します。
小規模って何ページ?
ウェブマスターが気になるポイントとして、小規模なホームページ制作と言っても、何ページまでかという点があります。
このくくりに明確な指標はないですが、グーグルの発言から、小規模は1,000未満、中規模は1万未満になると思います。
そして、弊社がホームページを制作する大半の企業が、小規模に分類されるという認識を持つことが大切です。
というのも、グーグルは、確かなSEOやサーチエンジンの検索結果について情報配信を行っています。
ただ、その発言内容はベースが、大規模を想定し、SEOに関する発言を無視し良いという訳ではありませんが、ピンポイントで御社に関連性がないと理解しましょう。
当社の場合、20ページ前後のホームページ制作が多く、それらをひとくくりにして小規模とは言えません。
ここで解説する内容については、10ページ前後のホームページ制作を小規模と定めます。
10ページ前後の場合、関連性の関係から上位へのランクインは非常に難しいと言えますが、できない訳ではなく、適切な対応をすれば、行える可能性が十分にあります。
小規模なホームページ制作でSEO効果を出す
少ないページ数のホームページ制作でSEO効果を出す方法を紹介します。
サイト構成の最適化
Webサイト制作会社からホームページのサイト構成を提案されると思います。
サイト構成は、単に訪問者目線だけではなく、検索エンジンの認識効率を考慮すれば、飛躍的にランキング向上が行いやすくなります。
具体的には、似た内容を1つのカテゴリーに含める対策で、例えば、グローバルナビゲーションに事例があれば、そこにすべての事例を公開します。
内容を整理したほうが、サーチエンジンは、このカテゴリーにはこんな情報があると認識でき、クローラビリティが高まり、巡回効率が高まります。
ただ、これは一般的なホームページ制作では当たり前に実施され、お客さまはそこまで意識しなくても良いかもしれません。
SEOワード設定
検索エンジンは、重複コンテンツを嫌う傾向があり、ランキング操作を目的に量産されたと認識するため、各ページで上位表示ワードを定めます。
同じあるいは、ほぼ同様な原稿であれば、1つのページにまとめるのが効果を発揮します。
さらに、ニーズが同じだと、カニバリゼーションに該当し、1セットあれば飛躍的に効果が落ちる訳ではありませんが、数が多いと大きくランクを落とします。
このカニバリは、多少は仕方がないですが、ホームページ制作時にしっかりと回避する計画を立てる必要があり、できる限り0が理想です。
これらを回避するには、各ページで固有の上位表示ワードを定める必要があり、そのキーワードに対して文章作成を行えば、重複コンテンツもカニバリも発生しません。
文章作成法
小規模なホームページ制作の場合、面倒くさい作業ですが、文章作成にも注意を払います。
すべてのページでユーザーニーズに応えることが求められ、例えばホームページ制作であれば、自分で行いたい方や業者を探す方などさまざまなニーズが存在します。
これらのニーズすべてに対応することが必要で、それなりの文字数になるかもしれません。
ただ、現在においては、無駄に長い文字数は嫌われる傾向があり、昔は長文SEOと言われる上位表示テクニックがありましたが、その反動か、現在では文字数は一切関係がなくなりました。
むしろ、無駄に長いページは、まったくSEO効果を見られないケースが増えていて、本当にニーズを満たせる文章作成を行い、不要な情報は削除する必要があります。
適切な被リンク対策
SEOは、新規作成とリライトが効果を発揮しますが、小規模な場合は被リンク本数も意識します。
国が制作したホームページからはもちろんですが、ナチュラルリンクも集めなくてはなりません。
このナチュラルリンクを集めるには、デザイン性とコンテンツが非常に重要になっていて、ユーザーに魅力的だと感じてもらうことを徹底します。
現在、自演系被リンクは、当初は効果があっても、必ずいつかバレてしまい無効化されます。
そのため、ユーザーがリンクを貼りたいと思うホームページ制作の徹底が小規模サイトのSEOには大切になります。
ホームページ公開後は小規模から大規模が目標
小規模なホームページ制作のSEOは非常に難易度が高いです。
現在、ビッグワードで10位以内にランクインしているホームページは、大量ページを保有しています。
この結果から、基本はボリュームが重要だと理解して、その上で小規模で行くならコンテンツの品質を高め続けなくてはなりません。
また、料金は、ページ数が増えれば増えるほど高くなり、公開当初は小規模でも問題がありません。
ただ、運営の中で、新規作成が行えるコンテンツを作成して、公開後は日々そのコンテンツを運用するのが無難と思います。
実際に、弊社実績では、多くの企業がSEOで成功していますが、公開当初は20ページ前後になります。
ただ、SEOで成功するころには、100ページ前後まで成長していて、公開後の新規作成こそがランクを高める特効薬であると感じています。
小規模サイトを希望される方は、ぜひ、公開当初は小規模でも良いですが、公開後は新規作成を継続し、日々情報量の追加が推奨されます。
これまでの経験では、大体の業界で100ページくらいがSEO効果が出る目標数になり、更新業務を継続すれば、1年後は検索から多くの見込み顧客が集客できます。