株式会社セブンデザイン SEOに強い大阪のホームページ制作会社

  • 2021.10.25

ホームページのターゲットはペルソナ設計で狙い撃つ

ホームページ制作において、闇雲なデザインやコンテンツ作成では成果に繋がりません。

誰に何を伝えたいかを検討してからホームページを制作しなければ、訪問者にサービスや商品の魅力がまったく伝わらなくなってしまいます。

この誰に何を伝えるのかを考える際に、もっとも効果を発揮できる対策はペルソナ設計です。

ペルソナをしっかりと設計すれば、ホームページのターゲット層が鮮明になり、訪問者を魅了できるコンテンツやデザイン作成が可能になります。

初めてホームページ制作を手がけるウェブマスターにとって、ペルソナ設計は難しく感じるかもしれませんが、一度そのコツや方法をつかむと、スムーズに進められます。

そのため、より効果的なホームページを制作したいとお考えの方は、ぜひ当ページをご覧の機会に試してみることを推奨します。

ペルソナ設計とは

ペルソナ設計とは、製品やサービスの最終的な利用者や消費者を具体的にイメージ化し、その人物像に基づいてマーケティング活動を展開する手法のことを指します。

この考え方の起源はラテン語の「persona」という単語になり、元々は役割や人格という意味合いで使用されていました。

しかし、現代のビジネスシーンでは、顧客の詳細なプロファイルの作成に焦点が当てられています。

30代男性や大阪在住の独身女性などの単純なデモグラフィック情報ではありません。

単純なデモグラフィックを超え、その人物の趣味や価値観、家族構成、生活習慣など、より深い部分まで考慮されるものになります。

このような詳細な設定は、商品やサービスを「多くの人々」に合わせるのではなく、「特定の人々」のために最適化することを可能にします。

このペルソナ設計は、ホームページ制作の際に、訪問者の真のニーズを的確に捉え、より効果的なコンテンツを作成するための鍵となります。

ターゲットとペルソナの違い

デジタルマーケティングの領域では、ターゲットとペルソナの2つの言葉があり、これらの意味は似ていますが実際には異なる概念です。

その2つの違いを明確にし、ホームページ制作の際にどう活用すれば良いのかを紹介します。

ターゲットは、ある製品やサービスを目指す顧客層やマーケットを指し示すためのものです。

例えば20代から30代の男性や大阪や周辺地域の中小企業など、比較的幅広い層を捉えるのが特徴で、これにより製品やサービスの大まかな打ち出し方の方向性が定まります。

一方、ペルソナ設計は、ターゲット選定をより具体化したものになります。

実際に存在するかのような架空のキャラクターを作成し、その人物の詳細な背景や性格、趣味、悩みなどを細かく設定します。

例えば、「大阪に住む、30歳の女性で、アパレルショップの店長として働く彼女は、休日は旅行やカフェ巡りを楽しむ」といった具体的なプロファイルを定めます。

その結果、ホームページ制作のユーザーエクスペリエンスやコンテンツ戦略を考える参考にできます。

ターゲット選定だけでは、広い範囲での方向性しか掴めませんが、ペルソナを設計すれば、より具体的なニーズや期待に応えることができるコンテンツが作成できます。

結論として、ターゲット選定とペルソナ設計は、マーケティングやホームページ制作において、それぞれ異なる目的で使用されるものです。

どちらか一方ではなく、二つの概念を使い分ければ、より高い効果を発揮します。

ホームページ制作でペルソナを設計するメリット

ペルソナを設計するメリットは以下2点になり、それぞれについて具体的に解説します。

ターゲットの共有と具体化

ホームページ制作の成功の鍵は、明確なターゲットの理解です。

ペルソナ設計は、そのターゲットを具体的にイメージするための強力な手法です。

まず、ペルソナにより、従業員間でのターゲットの共有が実現します。

設計していないと、従業員ごとにユーザー像の認識にばらつきが生じて、結果的にホームページに一貫性がなくなってしまいます。

また、例えば、20代のサラリーマンや30代の主婦などの大まかなターゲット選定では、具体的な生活背景や悩み、価値観までを網羅するのは難しいです。

しかし、ペルソナ設計を行うと、例えば30代前半、共働き、子ども2人の主婦・佐藤花子さんという具体的な人物像を持つことができます。

具体的なイメージを持てば、その人物の日常や価値観、ニーズからコンテンツ作成が可能になります。

さらに、ホームページ制作の方針やデザインのブレも防げ、より高い効果を発揮できます。

ターゲットの共有と具体化を図ることは、訪問者の満足度を高める上で欠かせないステップと言えるでしょう。

ニーズの明確化

ペルソナを設計すれば、ユーザーの求めている情報やニーズ、悩みなどが具体的に理解できます。

抽象的な人物設定や漠然としたターゲットでは、真のニーズを掴みきれません。

ペルソナを詳細に設定すれば、ユーザーが何を求め、どんな情報を欲しているのかが明確になり、それに合わせたコンテンツの提供が可能となります。

加えて、近年のマーケティングトレンドとして、消費者の細分化されたニーズや多様な価値観への対応が求められています。

ペルソナ設計を行えば、これらの細やかなニーズにも的確に応えられます。

総括すると、ペルソナ設計をホームページ制作に取り入れれば、ニーズを正確に掴み、それを満たすコンテンツの提供が可能になります。

その結果として、ユーザーエンゲージメントやコンバージョンの向上が期待できます。

ホームページ制作でのペルソナ設計法

ホームページ制作におけるペルソナ設計は3つのステップで行われます。

必要な項目をリストアップ

これからペルソナを設計するウェブマスターは、以下ポイントを含めた項目を検討しましょう。

  • 御社サイトに活かされる
  • 項目数は多すぎても少なすぎても内容がぼやける

このポイントを抑えて項目を定めますが、上記だけではイメージができない方もいると思うので、当社が利用している項目を紹介します。

BtoBとBtoCで異なり、さらにはホームページによって多少項目名が変わってくるので、自社サイトにあった内容に変更をお願いします。

BtoB企業

  • 名前
  • 年齢
  • 性別
  • 業種
  • 職種
  • 勤続年数
  • 勤務履歴
  • 現在の役職・ポジション
  • 業務でどんな悩みがあるか
  • どうやって悩みを解決したいか
  • どうやって情報を収集しているか

BtoC企業

  • 名前
  • 年齢
  • 性別
  • 居住地域
  • 職業
  • 収入
  • 家族構成
  • 起床時間
  • 休日の過ごし方などのライフスタイル
  • 趣味
  • 性格
  • 現状の悩み
  • 想定される悩みの解決手段
  • 情報の収集方法

アクセス解析やアンケート、SNSで情報収集

情報収集はペルソナ設計の基盤を築くための重要なステップです。

今の時代、多種多様な方法が存在しますが、特にアクセス解析やアンケート調査が効率的です。

まず、アクセス解析を使用すれば、訪問者の行動や属性を詳しく知れます。

例えば、Googleアナリティクスでは、ユーザーの滞在時間や閲覧ページ、年齢や性別などの基本的な属性情報を取得できます。

次に、アンケート調査では、ユーザーの実際の声やニーズ、悩みを直接知れます。

特にオンラインアンケートは手軽に実施でき、多くの回答を短時間で集められるメリットがあります。

また、SNSの活用も見逃せず、InstagramやTwitterの投稿分析は、ターゲットとなるユーザーの日常や価値観をリアルタイムで知れます。

このようにして収集した情報を、ペルソナの具体的な設定に活用します。

最終的には、これらの情報をもとにユーザーの心情や動機、背景などを深堀りし、よりリアルな構築を目指します。

内容を作成

上記で得た情報をリストアップするだけでなく、具体的な人物像を明確にすることが重要です。

まず、デモグラフィック情報(年齢、性別、居住地など)から基盤を築きます。

次に、そのペルソナが普段どんなSNSや情報源を使用するのか、どんな価値観や悩みを持っているのかというサイコグラフィック情報を追加します。

ペルソナを設計する際には「事実データ」に基づいた人物像を作る点が重要で、予想や先入観に捉われず、実際の調査データから構築することが求められます。

さらに、どんな日常を送っているのか、彼らのストーリーを作成すれば、リアル感を持たせられます。

例えば、「健康志向のためにウェルネスアプリを使用し、週末は家族とのアウトドアを楽しむ」といった生活背景を設定すれば、より魅力的なホームページを制作できます。

最後に、ペルソナのイラストや写真を添付し、この人物像をさらに具体的にし、スタッフ全員が同じビジョンを共有できるようになります。

このようなアプローチにより、ホームページのコンテンツやデザインが、ターゲットニーズに合致したものとなり、より効果的なウェブサイト制作が可能となります。

まとめ

ペルソナの設計はホームページ制作の際のキーステップの一つです。

ホームページの成功には、ペルソナを具体的にイメージし、実際の顧客像に近づけることが必要で、属性や興味、購買動機、課題感などを設定し、リアルな人物像を構築しましょう。

さらに、ペルソナは時々見直しを行い、市場の変化や新たに収集したデータに基づきアップデートすることが大切です。

実際の顧客とのギャップを埋め、より効果的なホームページ制作を目指しましょう。