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  • 2023.08.21

ウェブアクセシビリティとは?ホームページ制作前に抑えたいポイント

ホームページの制作を考えるとき、デザインやコンテンツだけが重要なのではなく、ウェブアクセシビリティも大変重要な要素となります。ウェブアクセシビリティは、文字通り「アクセスしやすさ」や「利用しやすさ」を意味します。この概念は、ユーザーが情報に容易にアクセスでき、ストレスなくサイトを利用できる環境を提供することを目的としています。

しかし、ウェブアクセシビリティの深い意味は、様々な背景を持つユーザー全員が平等に情報を得られることを保証することにあります。これは、例えば視覚や聴覚に障害を持つユーザーや、高齢者、初めてインターネットを利用する人たちも、ホームページを問題なく利用できるようにするためのものです。

ホームページ制作の際、このウェブアクセシビリティを意識することで、より多くのユーザーに向けて情報を提供できるようになります。そして、SEOの観点からも、アクセシビリティが高いサイトは、検索エンジンにも好まれる傾向があります。

制作する前に、どのようなユーザーをターゲットにするのか、そのユーザーがどのような背景やニーズを持つのかを理解し、ウェブアクセシビリティの基準に照らし合わせて設計することが、成功の鍵となります。ホームページを制作する際の一つのマストアイテムとして、ウェブアクセシビリティの重要性を念頭に置くことをお勧めします。

ウェブアクセシビリティとは

ホームページ制作の際、見た目や内容だけではなく、「どれだけ多くの人々にアクセスしやすく、使いやすいか」という点が重要視されます。これを端的に表す言葉が「ウェブアクセシビリティ」です。

アクセシビリティの原点は、誰もが平等に情報やサービスを利用できること。ホームページも例外ではありません。世の中には様々な環境や背景を持つ人々がおり、全員がストレスなく情報を得られるホームページを制作することは、社会的な役割とも言えます。

ホームページが持つ最大の魅力は、時間や場所を問わず、様々なデバイスからアクセス可能である点です。しかし、それは同時に、多様なユーザーのニーズに応えなければならないという課題も意味します。視覚や聴覚に障害を持つ方、年配の方、技術的な知識が乏しい方など、多岐にわたるユーザーに対応するための取り組みが、ウェブアクセシビリティの本質です。

この考え方を制作に取り入れることで、ホームページはただの情報提供ツールから、全てのユーザーにとっての価値あるツールへと変わります。そして、SEOの観点からも、ユーザーエクスペリエンスが向上すれば、検索エンジンの評価も上がる可能性が高まります。

制作を進める上で、ウェブアクセシビリティの重要性を忘れずに、常にユーザーの立場を最優先に考えることで、より質の高いホームページを創り上げることができるでしょう。

ウェブアクセシビリティのガイドライン

ウェブアクセシビリティは、ただ単に"使いやすさ"という抽象的な概念ではありません。具体的な基準として、WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)が存在し、これを元にホームページ制作を進めることで、より多くのユーザーに適切に情報を伝えることが可能となります。

このWCAGは、特定の障害を持つ方々も含めて、全てのユーザーが平等にウェブコンテンツを利用できるような形で設計されています。全盲、難聴、学習障害など、様々な状況の人々がウェブを利用する現代では、そのガイドラインの重要性は日増しに高まっています。

ホームページは基本的に公共の場。制作する際、特定の層の利用が少ないと予測しても、ウェブアクセシビリティを軽視してはなりません。実際、適切なアクセシビリティ対応は、SEOの向上にも繋がるとされています。

さらに、WCAGには具体的な"適合レベル"が設けられており、それぞれのレベルが示す基準に応じてホームページを最適化することが求められます。

レベルA
最低限守るべき基準。これを満たさないと、一部のユーザーはコンテンツにアクセスできない可能性がある。

レベルAA
一般的な企業サイトで目指すべき基準。公的機関などでは、このレベルの適合が求められることが多い。

レベルAAA
全ての障害を持つユーザーも利用しやすい最高の基準。達成は難しいが、最も理想的な状態を示す。

これらのガイドラインを理解し、制作過程で適切に取り入れることで、ホームページの価値を大いに高めることができます。

ホームページ制作に活かすウェブウェブアクセシビリティ

当社のホームページ制作では、ウェブアクセシビリティとSEOの両面を重視。

総合的なアプローチで訪問者にとっての利便性を追求します。

ページタイトルの作成

ホームページ制作の過程で非常に重要な要素の一つが「ページタイトル」です。ページタイトルは、訪問者にとって最初の接触点となり、そのページの内容や価値を即座に伝える役割を果たします。また、SEOの観点からも、タイトルは検索エンジンがページのテーマを理解する手助けとなります。

検索エンジン結果ページ(SERP)での表示やウェブブラウザのタブに表示されるタイトルは、ユーザーがクリックを決定する上での大きな要因となります。そのため、適切なタイトルの制作は、訪問者の注意を引き付けるための最初のステップとも言えます。

しかし、ただ単に引き付けるだけではなく、タイトルは内容の正確さも求められます。ユーザーが期待する内容と異なるページにアクセスすると、彼らはすぐにページを離れる可能性が高まります。これは、ホームページのバウンスレートを上げ、SEOに悪影響を及ぼす結果となりかねません。

タイトル制作の際には、次のポイントを考慮しましょう。

簡潔性
タイトルは短く、要点を明確に伝えるものであるべきです。

キーワードの使用
ターゲットとなるキーワードを自然に取り入れ、SEOの効果を最大化します。

ユーザーの興味を引く
訪問者の興味や問題点に対する解決策を提示するタイトルは、高いクリック率を持つ可能性があります。

最後に、ホームページ制作の際には、ページごとにユニークなタイトルを持たせることで、それぞれのページが検索エンジンで独立して評価されるようにします。これは、サイト全体の検索エンジン最適化の質を向上させるキーとなります。

オルトタグ(代替テキスト)の実装

ホームページ制作の際、アクセシビリティやSEOの観点から考えると、オルトタグ(別名: 代替テキスト)の実装は不可欠です。オルトタグは、画像やその他のメディアの代わりに表示されるテキストで、様々なシチュエーションで役立ちます。

悪いネットワーク接続
スマートフォンやタブレットなどの移動中のデバイスを使用しているユーザーは、回線の問題で画像が正常に表示されないことがあります。このような場合、オルトタグが役立ち、ユーザーに画像の内容や意味を伝えます。

視覚障害のあるユーザー
画面読み上げツールを使用する視覚障害のあるユーザーは、オルトタグを通じて画像の内容を理解することができます。

SEOの強化
オルトタグに適切なキーワードを含めることで、検索エンジンはページのコンテンツをより正確に理解することができます。これにより、画像に関連する検索クエリの検索結果にホームページが表示される可能性が高まります。

制作の段階で、オルトタグの実装は容易に見過ごされることが多いです。しかし、上記のような多岐にわたる利点を持つこのタグは、ホームページの使いやすさと検索エンジンでの可視性を大幅に向上させるキーとなります。

オルトタグの作成時には、画像の内容を簡潔かつ正確に表現するテキストを選ぶことが重要です。これにより、全てのユーザーがウェブサイトのコンテンツをフルに活用することができます。

見出しやリストなどの文章構造をマークアップ

ホームページ制作において、コンテンツの品質だけでなく、その構造や整理の方法も非常に重要です。正確なマークアップを施すことで、ユーザーエクスペリエンスとSEOの両方を強化することができます。

見出しの役割
見出し(Hタグ)は、ページの内容を階層的に整理するツールとして役立ちます。これにより、ユーザーは必要な情報を迅速に見つけ、理解することができます。H1からH6までのタグは、その重要度や関連性に応じて適切に使用することが求められます。

リストの効果
リストは、情報を点で整理し、読者に一目で伝えることができます。番号付きリストや箇条書きは、手順や要点を明確に示すのに役立ちます。

SEOとの関連
適切なマークアップは、検索エンジンにページの内容と構造を理解させるのに役立ちます。これは、ホームページの検索順位にも寄与する要因となります。

制作過程で、このようなマークアップを適切に行うことは、最終的なページの質を高めるための基本的なステップです。当社では、この原則を理解し、全てのホームページ制作に適用しています。さらに、お客様が自身のサイトを管理・更新する際にも、正しいマークアップの方法を継続して適用できるよう、専門的なマニュアルを提供しています。

アンカーテキストはリンク先が分かりやすく

ホームページ制作におけるアンカーテキストの最適化は、ユーザーエクスペリエンスとSEOの向上の両方を目的としています。アンカーテキストは、その名の通り、ウェブページ上のリンクのテキスト部分を指します。このテキストがどれほど明確かは、ユーザーがリンクをクリックするかどうかを大きく左右します。

ユーザーの視点
ウェブサイトを訪れたユーザーは、リンク先の内容を瞬時に把握したいと考えています。例えば、「詳しくはこちら」のような汎用的なアンカーテキストよりも、「ウェブアクセシビリティの詳細」のような具体的なテキストの方が、ユーザーはクリックする動機を持ちやすくなります。

SEOの観点
検索エンジンは、アンカーテキストを利用して、リンク先のページのトピックを理解します。具体的なアンカーテキストは、検索エンジンにリンク先の内容を正確に伝える役割を果たし、それがSEOのパフォーマンスに寄与します。

制作時にアンカーテキストを適切に選ぶことで、ユーザーエクスペリエンスを向上させるだけでなく、ホームページの検索エンジンランキングも向上させることができます。私たちの目標は、ユーザーが求める情報へのアクセスを簡単にし、同時に検索エンジンに適切な情報を提供することです。アンカーテキストの選定は、この目標を実現するための基本的なステップとなります。

文字色と背景色のコントラストを意識

ホームページのデザインにおいて、文字色と背景色のコントラストは、訪問者の読解能力とアクセシビリティに大きな影響を与えます。特に、高齢者や視覚障害を持つ方々にとって、十分なコントラストはウェブページの内容を理解するための基本条件となります。

ユーザーエクスペリエンスの向上
テキストが背景色と十分なコントラストを持っている場合、目が疲れにくく、読みやすくなります。これにより、訪問者はホームページ上での滞在時間を延ばし、コンテンツへの関心も増します。

SEOへの寄与
検索エンジンはユーザーエクスペリエンスを評価基準の一つとしています。訪問者がホームページを快適に閲覧できることは、検索順位を向上させる要因となる可能性があります。

制作する際、文字色と背景色の関係は、ユーザーの視点で考えると、ウェブアクセシビリティの重要な要素となります。具体的には、黒文字に白背景や、白文字に暗色背景など、明瞭なコントラストが推奨されます。

ただし、デザインの美しさと機能性のバランスも考慮する必要があります。適切なコントラストを持つテキストは、情報を明確に伝えるだけでなく、ブランドイメージの向上にも寄与します。

最終的に、ホームページ制作において、文字色と背景色の適切な組み合わせは、訪問者の満足度を高め、SEO効果を最大化する鍵となります。

エラーメッセージをしっかりと表示

インターネット上でのコミュニケーションにおいて、エラーメッセージは、ユーザーとホームページとの間の重要な対話の一部です。エラーメッセージが不明瞭または存在しない場合、ユーザーは何が間違っているのか、次にどうすればよいのかを知る手段を失います。

ユーザー体験の向上
エラーメッセージは、ユーザーが問題を特定し、解決するための道しるべとして機能します。明確で具体的なメッセージは、ユーザーのフラストレーションを軽減し、ホームページ上での行動をスムーズに進行させます。

SEOへの貢献
使いやすいホームページは、高いユーザーエンゲージメントを持つ可能性があります。検索エンジンは、ユーザーエンゲージメントを評価基準としており、この点が検索順位に影響することも考えられます。

制作過程で、エラーメッセージの設計はしっかりと考慮すべきです。ユーザーがどのようなエラーに遭遇する可能性があるのかを予測し、それぞれのシチュエーションに応じた有用なメッセージを提供することが求められます。

さらに、エラーメッセージだけでなく、それを補完するデザインやレイアウトも大切です。視覚的なハイライトやアイコンを使用して、メッセージの重要性を強調することが推奨されます。

最終的に、エラーメッセージはホームページの使いやすさを向上させるための基本的な要素です。制作の初期段階から、この点を念頭に置いて設計を進めることで、ユーザーにとって価値のある体験を提供することができます。

環境依存文字を避ける

インターネットの世界では、多様なデバイスやブラウザを通じてホームページにアクセスするユーザーが存在します。その中で、環境依存文字を使用してしまうと、すべてのユーザーが正確に情報を受け取れないリスクが生じます。

ユーザーの混乱を避ける
文字化けはユーザーの混乱を招くだけでなく、信頼性の低下にも繋がります。情報の伝達が正確でなければ、ユーザーのサイト離脱率が高まる可能性があります。

SEOの側面から
検索エンジンはコンテンツの質を評価する際、正確でアクセスしやすい情報を高く評価します。文字化けはこの評価を低くする要因となるため、SEOの観点からも避けるべきです。

ホームページ制作の過程で、環境依存文字を使用せず、標準的な文字セットを使用することは基本中の基本です。制作の初期段階から、この点をしっかりと確認し、文字コードの統一やテストを行うことで、より多くのユーザーに適切な情報を提供することができます。

また、環境依存文字をチェックするツールやサービスも存在します。これを利用することで、ホームページの品質を一層向上させることが可能です。全てのユーザーがストレスなく情報を得られるホームページを目指し、制作を進めることが重要です。

まとめ

ウェブアクセシビリティは、今やホームページ制作の重要な柱の一つとして位置づけられています。これは単なる技術的な要件を超えた、ユーザーへの思いやりや社会的な責任感からも導かれるものです。

ユーザー中心のデザイン
アクセシビリティを高めることで、誰もが情報にアクセスできるホームページを制作することができます。これは、高齢者や障害を持つユーザーだけでなく、様々な環境や状況下のユーザーにも配慮することを意味します。

SEOの向上
ウェブアクセシビリティの良好な実装は、SEOにも寄与します。コンテンツが検索エンジンにより適切に認識されることで、検索結果のランキング向上の可能性が高まります。

ブランドイメージの強化
社会的な責任を果たす企業としてのイメージは、ブランドの信頼性や価値を向上させる要素となります。

総じて、ウェブアクセシビリティはホームページ制作の基本だけでなく、企業の価値観やユーザーとの信頼関係を築くための重要な要素となっています。今後もこの考え方を基盤に、ユーザーとの繋がりをより深めるホームページ制作を心がけてまいりましょう。