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ホームページリニューアルの流れ!準備から公開までの手順を紹介

ホームページのリニューアルを検討しているものの、何から始めてどう進めればよいか分からないという声は少なくありません。適切な流れを把握せずに進めてしまうと、見た目が変わっただけで成果につながらないケースもあります。

このページでは、準備から公開後に行うことまで、ホームページリニューアルの手順を紹介します。

ホームページリニューアルの流れは重要

ホームページをリニューアルする際に、最も見落とされがちなのが流れを意識することです。

見た目を新しくするだけでは、本来の目的である成果の向上にはつながりません。準備や設計をおろそかにしてしまうと、アクセス数やコンバージョンが減ってしまうなど、リニューアルが改悪になるケースもあります。

重要なのは、やみくもに進めるのではなく、段階ごとのステップをきちんと踏み、情報設計・デザイン・コンテンツの方向性を明確にしていくことです。流れを理解しておけば、制作途中の判断や公開後の対応もスムーズになりますし、社内外での意思共有もしやすくなります。

ホームページのリニューアルは一度きりの作業ではなく、その後の運用や成果にも直結するプロセスです。だからこそ、全体の流れを重視し、戦略的に進めることが成功のカギになります。

ホームページリニューアルの流れ

ここでは、ホームページリニューアルを進める上での一般的な流れを紹介します。順を追って進めることで、リニューアルの失敗を防ぎやすくなります。

リニューアルの目的を定める

ホームページをリニューアルする際は、まず、なぜリニューアルするのかという目的を明確にしておくことが重要です。見た目を変えるだけでなく、問い合わせを増やしたい、採用情報を充実させたいなど、企業ごとに課題は異なります。

目的が曖昧なまま進めると、必要な改善ができず、費用だけがかかってしまう結果になりかねません。目的がはっきりしていれば、デザインやコンテンツなどで優先すべき点も明確になり、ブレずに進めることができます。

競合サイトを分析する

自社の方向性を決めるうえで、競合サイトの調査は非常に参考になります。デザインやレイアウト、使われているコンテンツの種類、導線の設計など、同業他社がどのような工夫をしているかを把握することで、自社に足りない要素や取り入れたいアイデアが見えてきます。

また、SEOの観点でも競合がどのようなキーワードを意識しているかを知ることは、検索順位の改善につながります。分析結果をそのまま真似するのではなく、自社の強みに活かす形で取り入れることがポイントです。

アクセス解析を確認する

現在のホームページがどのように利用されているのかを把握するために、Googleアナリティクスやサーチコンソールなどを活用して、アクセス解析を行いましょう。

どのページに多くの訪問があるのか、どこで離脱しているのか、検索キーワードや流入経路はどうなっているのかを確認することで、改善すべきポイントが見えてきます。

また、ユーザーの行動を知ることは、今後のページ構成やコンテンツの設計にも大きく役立ちます。データに基づいた判断が、効果的なリニューアルには欠かせません。

要件定義を定める

ホームページリニューアルでは、機能面・運用面などの要件を明確にする要件定義の工程が必要です。たとえば、CMSは必要か、予約フォームはどうするか、多言語対応は必要かなど、実現したいことを整理し、制作側と共有できる形にまとめていきます。

またこの段階で、現在のドメインをそのまま使うのか、新しく取得するのかも判断する必要があります。SEO評価や既存ユーザーのアクセスにも関わる重要な部分なので、社内でしっかりと検討しておくことが大切です。

サイト全体の構成を設計する

サイトマップの作成やナビゲーション設計など、サイト全体の構造を整理します。トップページから下層ページまでの流れや、カテゴリー分け、URL設計などを明確にしておくことで、ユーザーが迷わず目的の情報にたどり着けるサイトを作ることができます。

また、検索エンジンがページを適切にクロールできるようにするためにも、サイト構造は非常に重要です。ページの追加・削除があっても管理しやすいように設計しておくと、リニューアル後の運用がスムーズになります。

コンテンツの中身を設計する

コンテンツ設計では、どのような情報を載せるかを具体的に決めていきます。会社案内、サービス紹介、採用情報、お問い合わせフォームなど、目的に合わせた構成が必要です。

また、ただ情報を並べるのではなく、ユーザーの知りたいことを整理し、伝わりやすい順番や文章構成にしていくことがポイントです。既存のコンテンツで残すもの、新しく書き直すものも仕分けしながら、必要に応じてSEOを意識したキーワードの見直しも行っておきましょう。

デザインを作成する

目的やコンテンツ、サイト構成が固まったら、デザイン制作に進みます。見た目の美しさだけでなく、ユーザビリティや視認性、スマホやタブレットでも快適に見られるレスポンシブ対応が求められます。

また、ブランドイメージを反映した色使いやフォント選定なども重要なポイントです。デザインは第一印象に大きく影響するため、ターゲット層や訴求したいメッセージが伝わるよう意識して制作することが大切です。

Web制作を行う

デザインが決まったら、コーディングやCMS制作などの作業に入ります。表示速度の最適化やセキュリティ対策、SEOに配慮したマークアップなど、見た目以外の技術的な要素が重要になります。また、入力フォームの動作確認や画像の最適化、スマホ表示のチェックなど、細かい部分も丁寧に対応していく必要があります。

制作中は関係者間でこまめに進捗を共有し、意図とズレがないように調整していきましょう。

Webサイトを切り替える

制作が完了したら、いよいよ新しいサイトへの切り替えを行います。公開直前にはテスト環境での最終チェックを行い、不具合や誤字脱字、リンク切れなどがないかを確認します。

また、旧ページからのリダイレクト設定や、Googleへのサイトマップ送信など、SEO的な切り替え対応も忘れずに実施しましょう。切り替えのタイミングは、アクセスの少ない時間帯を選ぶなど、運用中の影響を最小限にする配慮が必要です。

ホームページリニューアル後に行うこと

リニューアルは、サイトの公開で終わりではありません。公開後の対応も含めて成果が決まります。

ホームページのお知らせを更新する

新しいホームページを公開した際には、訪問者に向けて、リニューアルのお知らせを掲載しておくと安心感につながります。特にデザインや構成が大きく変わった場合には、以前のサイトと比べて操作に戸惑うユーザーも少なくありません。

トップページやお知らせページで、サイトをリニューアルしましたと案内を出すことで、ユーザーへの丁寧な配慮となり、企業としての信頼感にもつながります。

SNSなどで告知する

SNSを運用している場合は、リニューアルのタイミングでお知らせを投稿することも重要です。サイトが新しくなったことを知らせることで、再訪問のきっかけになりますし、認知の拡大にもつながります。

また、リニューアルの目的や改善ポイントなどを投稿に添えることで、企業姿勢をアピールできる機会にもなります。Instagram、X、Facebookなど、媒体ごとに適した伝え方で発信すると効果的です。

取引先に連絡する

既存の取引先やパートナー企業に対しても、ホームページのリニューアルを報告しておくとよいでしょう。とくにメール署名やパンフレットなどにURLを掲載している場合は、リニューアルによってリンク先のページが変更されていることもあるため、事前に共有しておくことで混乱を防げます。

また、BtoBビジネスでは、取引先がホームページを通じて企業の信頼性を判断するケースも多いため、新しいサイトのポイントや改善内容を簡潔に伝えておくと印象も良くなります。

効果測定を行う

リニューアルの成果を正しく評価するためには、公開後のアクセスデータやコンバージョン数の変化を確認することが欠かせません。Googleアナリティクスやサーチコンソールなどを使って、リニューアル前後で数値を比較し、どの施策が有効だったのかを分析します。

また、流入キーワードの変化や直帰率、滞在時間などもチェックすることで、改善すべき点が見えてきます。リニューアルはやって終わりではなく、継続的な改善につなげるための第一歩と考えることが大切です。

まとめ:ホームページリニューアルの流れを理解して戦略的に行おう

ホームページのリニューアルは、単にデザインを新しくする作業ではありません。事前の目的整理から、コンテンツや構成の見直し、公開後の告知や効果測定まで、一連の流れをきちんと踏むことで、成果の出るリニューアルにつながります。

なんとなく進めてしまうと、かえってユーザーの離脱を招いたり、検索順位の低下を引き起こしたりすることもあります。だからこそ、流れを理解し、戦略的に取り組むことが大切です。

この記事で紹介した手順を参考にしながら、自社に合った進め方を考えてみてください。丁寧に準備を重ねることで、ホームページの価値をより高めるリニューアルが実現できます。

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