リンク切れは、ホームページを運営していれば避けて通れない問題です。ページの削除やURL変更をきっかけに、気づかないうちに発生していることも少なくありません。放置するとクローラーの巡回効率が下がり、訪問者の離脱にもつながるため、早めの対処が必要です。
このページでは、リンク切れの原因やSEOへの影響、無料ツールやプラグインを使ったチェック方法、具体的な対処法を解説します。
リンク切れとは
リンク切れとは、サイト上に設置されたリンクをクリックしても、本来表示されるべきページにアクセスできない状態のことです。英語では「broken link」や「dead link」とも呼ばれます。
リンク切れが発生すると、訪問者のブラウザには「404 Not Found」というエラーが表示されます。ページが削除された、URLが変更された、入力ミスがあったなど、原因はさまざまです。
ホームページを長く運営していると、コンテンツの更新やリニューアルにともなってリンク切れは自然と発生するものです。ただし、放置すると訪問者の利便性が下がるだけでなく、検索エンジンの評価にも影響するため、ホームページの信頼性にも関わります。
定期的に確認し、見つけたら早めに対処することが大切です。
リンク切れの原因

リンク切れが発生する主な原因は、URLの変更、ページ削除、画像ファイルの移動・削除、入力ミスの3つです。それぞれ確認しておきましょう。
URL変更やページ削除
ページのURLを変更したり、ページ自体を削除したりすると、そのURLを参照しているリンクがすべてリンク切れになります。
ホームページのリニューアルやブログ記事の整理を行った際に起きやすく、特に内部リンクを多く設置しているホームページでは影響が広範囲に及ぶことがあります。外部サイトから被リンクを受けているページの場合、URL変更によって相手サイトのリンクも同時にリンク切れになるため、影響はさらに広がります。
画像ファイルの移動や削除
画像ファイルのファイル名を変更したり、保存先のフォルダを移動したりしたり、画像を削除した場合も、リンク切れが発生します。
テキストリンクと違って画像のリンク切れは見落としがちですが、表示されない画像は訪問者に与える印象を大きく損ないます。特に商品画像や事例写真など、内容の理解に直結する画像でリンク切れが起きると、離脱につながりやすくなります。
ユーザーのURLの入力ミス
リンクを手動で設定する際に、URLをタイプミスしてしまうケースもあります。
スラッシュの有無や、httpとhttpsの違い、全角と半角の混在など、一見わかりにくいミスが原因になります。特に文字数の長いURLや、英数字が混在する複雑なURLほどミスが起きやすく、正しく入力したつもりでもリンク切れになっていることがあります。
リンク切れが与えるSEOへの影響

リンク切れがあっても、Googleは「404エラー自体はウェブの正常な動作であり、ランキングに直接影響しない」と明言しています。ただし、放置すると間接的にSEO評価を下げる要因になるため注意が必要です。
クローラーの巡回効率が落ちる
検索エンジンのクローラーはリンクをたどりながらサイト内を巡回し、ページの情報を収集します。
リンク切れが多いと、クローラーが存在しないページに何度もアクセスすることになり、巡回に使えるリソースが無駄に消費されます。クローラーが1つのホームページに割り当てるリソースには限りがあるため、リンク切れが多いホームページでは重要なページへの巡回が後回しになることがあります。
その結果、新しく公開したページや更新したページの情報が検索結果に反映されるまでに時間がかかるリスクが生じます。特にページ数の多いホームページでは、この影響が出やすくなります。
ユーザーの離脱につながる
リンク切れに遭遇した訪問者は、求めていた情報にたどり着けないまま404エラーページを目にすることになります。
管理が行き届いていないホームページという印象を与えるだけでなく、目的の情報が得られなかった訪問者はそのままホームページを離れ、競合他社のホームページへ流れてしまう可能性があります。特に問い合わせページや商品ページでリンク切れが起きている場合、せっかく興味を持ってくれた見込み客を取りこぼすことに直結します。
離脱率の上昇はユーザー体験の悪化を示すシグナルとなり、間接的にSEO評価に悪影響を与える可能性があります。
リンク切れのチェック方法

リンク切れは定期的に確認し、見つけたら早めに対処することが大切です。確認方法は目視からツールを使ったものまでいくつかあります。ホームページの規模や運営環境に合わせて選びましょう。
目視で確認する
ページ数が少ないホームページであれば、実際にリンクをクリックして確認する方法が確実です。
ページを開き、設置しているリンクを一つずつクリックして、正しいページに移動できるかどうかを確かめます。手間はかかりますが、ツールでは拾いにくいボタンや画像リンクの確認にも有効です。ページの更新や修正を行ったあとは、目視でリンク切れをチェックする習慣をつけておくとよいでしょう。
無料のリンク切れチェックツールを使う
dead-link-checker.comは、URLを入力するだけでサイト全体のリンク切れを自動でスキャンしてくれる無料ツールです。
インストール不要でブラウザ上から利用でき、ページ数が多くて目視での確認が難しいホームページに適しています。スキャン結果はリスト形式で表示されるため、どのページのどのリンクが切れているかを一覧で把握できます。定期的に使うことで、リンク切れの見落としを防ぎやすくなります。
Chromeの拡張機能を利用する
Check My Linksは、Google Chromeの拡張機能として提供されているリンク切れチェックツールです。
拡張機能をインストールしたあと、確認したいページを開いてアイコンをクリックするだけで、そのページ内のリンクをスキャンできます。正常なリンクと切れているリンクが色分けで表示されるため、問題箇所をすぐに特定できます。サイト全体ではなくページ単位で素早く確認したい場合に便利です。
WordPressならプラグインを利用する
WordPressでホームページを制作している場合は、Broken Link Checkerというプラグインが便利です。
インストールするだけでサイト内のリンクを自動で監視し、リンク切れを検出するとWordPressの管理画面に通知が届きます。管理画面から直接リンクを修正することもでき、都度ツールでスキャンする手間が省けます。ただし、常時有効化するとサーバーに負荷がかかる場合があるため、定期的な確認が終わったら無効化しておくのが無難です。
リンク切れの対処法

リンク切れが見つかった場合、状況に応じて適切な方法で対処することが大切です。まずは原因を確認したうえで、以下の3つの方法を参考に対処してください。
リンクのURLを修正する
参照先のURL変更が原因でリンク切れが発生している場合は、リンク元のURLを正しいものに修正します。
WordPressであれば該当の記事や固定ページを開き、リンクのURLを正しいものに書き直すだけで対処できます。修正後は必ず実際にクリックして、正しいページに移動できるか確認しましょう。リンク切れの原因として最もシンプルなケースなので、まず最初に確認すべき対処法です。
301リダイレクトを設定する
ページを削除したりURLを変更したりした場合で、関連性の高い別ページが存在するときは、旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定します。
301リダイレクトとは、旧URLにアクセスしてきたユーザーやクローラーを自動的に新しいURLへ転送する仕組みです。ユーザーはエラーページを目にすることなく正しいページへ案内されるため、リンク切れによる離脱を防げます。
また、旧URLが持っていたSEO上の評価を新URLに引き継げる点も大きなメリットです。WordPressの場合はRedirectionなどのプラグインで設定できます。
オリジナル404ページを用意する
リンク切れへの対処が間に合わない場合や、外部サイトからのリンク切れなど自社では制御できないケースに備えて、オリジナルの404ページを用意しておくことをおすすめします。
デフォルトの404ページは「Not Found」とだけ表示されるため、訪問者はそのままホームページを離れてしまいます。一方、ホームページのデザインに合わせたオリジナル404ページに検索ボックスや人気ページへのリンクを設置しておくと、訪問者を別のページへ誘導でき、離脱を防ぎやすくなります。
まとめ
リンク切れは、ホームページを運営していれば避けて通れない問題です。ただし、原因を理解して定期的にチェックする習慣をつけておくことで、発生頻度を大幅に減らすことができます。
チェックは目視やツールを活用して定期的に行い、リンク切れが見つかったら放置せず早めに対処することが大切です。URLの修正や301リダイレクトの設定、オリジナル404ページの準備など、状況に応じた対処法を組み合わせることで、訪問者にストレスを与えないホームページを維持できます。
リンク切れへの対策は一度で終わりではなく、ホームページが成長するほど継続的な管理が必要になります。
