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リンク切れ(デッドリンク)とは?SEOへの影響と対処法、チェックツール

ホームページ制作において、リンク切れ(デッドリンク)は見過ごせない課題です。リンク切れが発生すると、訪問者がエラーページに行き着くだけでなく、検索エンジンの評価にも悪影響を及ぼす可能性があります。

このページでは、リンク切れとは何か、その原因やSEOへの影響を解説し、リンク切れを簡単に発見できるチェックツールや対処法を紹介します。リンクの注意点や、適切なリダイレクト設定についても触れることで、ホームページ制作の現場で役立つ情報を提供します。

リンク切れを防ぎ、ユーザー体験とSEO効果を高めるヒントを知りたい方は、ぜひ読み進めてください。

リンク切れ(デッドリンク)とは

リンク切れとは、クリックしたリンクが正しく動作せず、指定されたページやコンテンツが表示されない状態です。英語ではdead link(デッドリンク)と呼ばれることが一般的で、Web業界では広く使われている用語です。

これには、URLの変更や削除、画像ファイルの移動などが原因として挙げられます。ユーザーがリンク切れに遭遇すると、エラーページが表示されることが一般的です。

リンク切れは、単なる不便以上の問題を引き起こします。訪問者の信頼を損ない、検索エンジンのクロールエラーとして記録されるため、SEOにも悪影響を与える可能性があります。

特に、リンクに問題が発生した場合、サイト全体の評価が低下するリスクも考えられます。 リンク切れが発生する原因を理解し、その解決策を適切に講じることで、ウェブサイトの信頼性を向上させ、ユーザー体験とSEOパフォーマンスを最適化できます。

リンク切れが与えるSEOへの影響

リンク切れ(デッドリンク)は、ウェブサイトのSEOに大きな影響を及ぼす可能性があります。ここでは、リンク切れが具体的にSEOにどのような影響を与えるのかを解説します。

検索順位が低下する

リンク切れ自体が直接的にSEOに悪影響を与えるわけではありません。Googleも「ウェブは常に変化するもので、古いリンクが切れるのは自然なことであり、それ自体が問題になることはない」と過去に述べています。

しかし、リンク切れが多発すると、検索エンジンがサイト全体を正確に評価しづらくなる可能性があります。クローラーはリンクをたどって新しいページや更新情報を収集しますが、リンク切れが多いとクロールバジェットが無駄に消費され、重要なページのインデックス登録が遅れるリスクが生じます。

その結果、更新内容が検索結果に適切に反映されない、またはサイト全体のSEO評価が低下するといった影響を受ける可能性があります。

ユーザー体験が悪化する

リンク切れは、ユーザーに直接的な不便を引き起こします。

特に、エラーページに頻繁に遭遇すると、サイトの管理が不十分であるという印象を与え、信頼性を損なう原因となります。また、商品ページや問い合わせページでリンク切れが発生した場合、購入や問い合わせといった重要な行動が妨げられ、ユーザーが競合サイトへ流れる可能性が高まります。

昨今のGoogleなどの検索エンジンは、ユーザー行動を検索順位に影響を与える重要な要素として評価しています。そのため、リンク切れが続くと、ユーザー体験の悪化によりSEO効果も低下する可能性があります。

リンク切れは、単なるユーザー体験の問題にとどまらず、サイトの信頼性や再訪率、さらには検索順位にも悪影響を及ぼす重要な課題です。

リンク切れの原因

リンク切れ(デッドリンク)が発生する主な原因は、サイトの管理不足やURLとファイル位置の変更です。

ここでは、リンク切れが起こるよくある原因を解説します。原因を理解して、リンク切れを防ぎ、ウェブサイトの信頼性を維持するための参考にしてください。

URLの変更と削除

ウェブサイトのページのURLが変更されたり、ページ自体が削除された場合、リンク切れが発生します。特に、サイトのリニューアルや大規模な構造変更を行った際に、新しいURLへのリダイレクト設定を怠ると、以前のリンクがすべてリンク切れになってしまいます。

例えば、ブログ記事のURLを短縮版に変更する際に、旧URLを正しくリダイレクトしなければ、検索エンジンやユーザーがエラーページに到達する可能性があります。

URL変更時には、301リダイレクトを設定し、リンク切れを未然に防ぐことが重要です。

画像の変更と削除

画像ファイルの名前を変更したり、フォルダを移動した際にリンク切れが発生するケースも多いです。特にECサイトやポートフォリオサイトでは、商品の画像やギャラリーのリンク切れがユーザー体験に直接影響します。たとえば、画像ファイルを整理する際に新しいディレクトリを作成すると以前のリンクが無効になります。

この問題を防ぐためには、画像をアップロードする際に一貫した命名規則を使用し変更が必要ない状態で公開したり、変更が必要な場合はリンク元を更新することが求められます。

リンクのURL入力ミス

手動でリンクを作成する際に、URLのタイプミスが原因でリンク切れが発生することがあります。この問題は、特にサイトが大規模になるほど発生しやすく、リンク数が多いほど管理が難しくなります。たとえば、リンク先のURLにhttpsをhttpと誤入力した場合や、スラッシュの有無を間違えた場合などが典型的な例です。

この問題を防ぐには、ブラウザでリンク先ページのURLをコピーし、リンク作成時に正確に貼り付けることが重要です。また、リンク作成後には必ず実際にリンクをクリックして、正しいページに移動できるか確認するテストを行いましょう。

リンク切れチェックツール

リンク切れ(デッドリンク)は、ユーザーの信頼を損ない、SEOにも悪影響を与えるため、定期的な確認が必要です。サイト運営者が効率的にリンク切れを発見・修正できるよう、便利なチェックツールを活用しましょう。

ここでは、初心者から上級者まで幅広く使えるツールを3つご紹介します。それぞれの特長を理解し、サイトの規模や運営方法に応じて選んでみてください。

dead-link-checker.com

dead-link-checker.comの画像

dead-link-checker.comは、初心者にも使いやすい無料のリンク切れチェックツールです。

オンラインで利用ができ、URLを入力するだけでサイト全体をスキャンし、リンク切れを迅速に検出します。

シンプルで直感的な操作性を備えており、リンク切れの確認作業に時間をかけたくない方におすすめです。

Broken Link Checker

Broken Link Checkerの画像

Broken Link Checkerは、WordPressサイトで利用できる自動のリンク切れチェックツールです。

WordPressのプラグインになっているので、管理画面から検索やインストールを簡単に行えます。

このツールは、インストールするだけでサイト内のリンクを常時監視し、リンク切れを検出すると管理画面やメールで通知してくれる便利な機能を備えています。さらに、リンク切れの修正作業もWordPressの管理画面上から直接行うことができるため、効率的にリンクエラーを解消できます。

大規模なサイトを運営している場合でも、リンク切れを見逃すことなく管理できるのが大きな利点です。

W3C Link Checker

W3C Link Checkerの画像

W3C Link Checkerは、ウェブ標準を策定するW3Cが提供する公式のリンク切れチェックツールです。

このツールでは、リンク切れの有無だけでなく、HTTPステータスコードやリダイレクト設定の状況も詳細に確認することができます。

特に、技術的な背景を理解したい場合や、ウェブ標準に準拠したサイトを目指している方に最適なツールです。

大規模なサイトにはやや不向きですが、中小規模のサイトの管理には十分な機能を備えています。

リンク切れ対処法の流れ

リンク切れ(デッドリンク)が発生してしまった場合、迅速かつ適切に対処することで、ユーザー体験やSEOへの悪影響を最小限に抑えることができます。

ここでは、具体的な対処手順を3つのステップで紹介します。手順をしっかり実行し、リンク切れを解消して信頼性の高いサイトを保ちましょう。

1. オリジナル404ページの作成

リンク切れが発生した際に、訪問者がエラーページに到達してしまうことがあります。このとき、404ページがデフォルトのエラー画面ではなく、独自にデザインされたオリジナルのページであれば、ユーザーがサイトに対して抱く印象を大きく改善できます。

例えば、404ページに検索ボックスや人気コンテンツへのリンクを配置することで、訪問者が目的の情報に辿り着ける可能性を高められます。また、ブランドカラーやロゴを使用したページデザインにすることで、エラーページでもサイトの一貫性を維持できます。

オリジナル404ページの工夫は、ユーザーの離脱を防ぐだけでなく、ブランドイメージの向上にも役立ちます。

2. 正しいURLに301リダイレクトを行う

リンク切れURLを修正する前に、正しいURLに301リダイレクトを設定することが効果的です。301リダイレクトは、URLが恒久的に変更されたことを検索エンジンに伝えるもので、SEOの観点からも重要な手段です。

リダイレクトを設定することで、リンク切れページにアクセスしたユーザーが自動的に新しいURLに移動でき、エラーページの表示を回避できます。

この設定は、ウェブサーバーの.htaccessファイルを編集したり、CMSのリダイレクト機能を使用することで簡単に行えます。リンク切れ対策の基本として、忘れずに実施しましょう。

3. リンクのURLを正しくする

リンク切れを根本的に解決するには、リンク元ページに記載されている誤ったURLを修正することが必要です。

このステップを怠ると、リダイレクト設定に依存し続ける必要が生じ、運営管理が煩雑になってしまいます。

リンクの正確な管理は、リンク切れの再発防止に直結し、サイト全体の信頼性を高める重要なポイントです。

リンク切れに関するよくある質問

リンク切れは、ユーザー体験やSEOに影響を与える重要な課題ですが、改善することでどのような効果が得られるのか、また問題を正確に把握する方法に疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

ここでは、リンク切れに関してよく寄せられる質問を解説します。

リンク切れを改善すれば成果が高まりますか?

リンク切れを改善することで、直接的に大きな成果が得られるわけではありません。しかし、SEOやコンバージョン率の改善において、小さな対策の積み重ねが非常に重要です。

リンク切れを解消することで、訪問者がスムーズに目的の情報にアクセスできるようになり、ユーザー体験が向上します。また、検索エンジンのクローラーが効率的にサイトを巡回できるようになり、インデックスの精度が高まる可能性があります。

これらの効果は一つ一つは小さなものですが、継続的に対策を講じることで、結果的に期待以上の成果を生み出すことがあります。リンク切れを改善することは、ユーザーと検索エンジン双方から信頼されるサイトを構築するための重要な一歩です。

リンク切れを正確に把握する方法はありませんか?

リンク切れを完全に正確に把握する方法はありません。ただし、当ページで紹介したツールを中長期的に活用していくことで、効率的にリンク切れを管理し、影響を最小限に抑えることが可能です。

たとえば、dead-link-checker.comやBroken Link Checkerは、サイト全体をスキャンして問題のあるリンクを検出するのに役立ちます。

これらのツールを定期的に利用しながら、リンク切れを継続的にチェック・修正していくことが、サイトの信頼性を高め、ユーザー体験を向上させる鍵となります。

リンク切れ(デッドリンク)のまとめ

リンク切れ(デッドリンク)は、ユーザー体験を損ない、SEOにも悪影響を与える厄介な問題です。しかし、原因を特定し、適切な対処法を講じることで、その影響を最小限に抑えることが可能です。

このページでは、リンク切れの定義から、影響、原因、チェックツール、そして対処法までを解説しました。サイト運営において、リンク切れを完全になくすことは難しいかもしれませんが、定期的なチェックと早期の修正対応を徹底することで、問題の発生頻度を大幅に減らすことができます。

また、オリジナル404ページや301リダイレクトの活用、リンク元URLの管理といった具体的な対策を実施することで、ユーザーと検索エンジンの両方に信頼されるサイト運営が可能になります。

リンク切れの対策は、一度行えば終わりではありません。サイトが成長し、コンテンツが増えるほど、新たなリンク切れが発生する可能性も高まります。そのため、継続的にリンクの管理を行い、信頼性の高いサイトを保つことが重要です。

これにより、ユーザー体験を向上させ、SEOパフォーマンスを最大化することができます。

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