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メタキーワードとは?現在のSEOでは不要なのかを解説

メタキーワードとは

メタキーワードは、ページの重要なキーワードを検索エンジンに伝えるために使われてきたメタタグです。以前はSEOに効果的とされていましたが、現在検索エンジンは評価対象としていません。それでも一部のホームページでは今も設定が続けられています。

本記事では、メタキーワードの概要、SEO効果がなくなった理由、現在の利用状況、WordPressでの設定方法、そしてよくある質問を解説します。

メタキーワードとは

メタキーワード(meta keywords)は、HTMLの<meta>タグの一つで、Webページの主要なキーワードを検索エンジンに伝えるために使用されてきました。

<head>タグ内に記述し、ページのテーマや関連語句を列挙することで、検索エンジンがそのページの内容を把握しやすくする役割を持ちます。

インターネット黎明期から2000年代前半にかけては、検索エンジンがページの本文を正確に解析する技術が十分ではなかったため、メタキーワードは順位決定や検索結果の分類において重要な要素とされていました。

たとえば、家具の紹介ページなら、次のように設定します。

<meta name="keywords" content="家具,ソファ,テーブル,インテリア">

このように指定すると、検索エンジンはそのページを家具関連コンテンツとして認識し、関連するキーワード検索の結果に表示しやすくなっていました。

しかし現在では、GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンがページ本文やサイト構造から内容を的確に判断できるようになっており、メタキーワードは検索順位の評価には使用されていません。Googleも公式ヘルプページでウェブランキングにキーワードメタタグを使用しないと明言しています。

すなわち、現在のSEOにおいて、メタキーワードを実装しても効果を得ることができないと言えます。

なぜメタキーワードはSEO効果を失ったのか

メタキーワードがSEOの評価対象から外れた背景には、検索エンジンの進化と運営者による不正利用の増加があります。ここでは、主な2つの理由を解説します。

SEOスパムが横行した

メタキーワードは本来、ページの内容に関連するキーワードを適切に記述することで、検索エンジンの理解を助ける目的で使われていました。しかし、検索順位向上の近道として不適切に利用するケースが急増しました。

典型的な手法は、ページの内容と無関係な人気キーワードを大量に詰め込むというものです。たとえば、家具販売サイトなのに「芸能人の名前」「人気アニメのタイトル」などをメタキーワードに追加し、検索結果での露出を狙うといった行為です。

こうした不正は、ユーザーに無関係なページを見せてしまい、検索結果の品質を大きく損ねます。この状況を放置すれば、検索エンジンの信頼性そのものが揺らぎます。

そのためGoogleをはじめ主要な検索エンジンは、メタキーワードを検索順位決定の要因から除外する方針を採用し、スパム目的の利用を防止しました。

検索エンジンはコンテンツを評価しだした

技術の進化もメタキーワード廃止の大きな要因です。

初期の検索エンジンは、限られた手掛かりからページの内容を判断していましたが、自然言語処理や機械学習の進歩により、ページ本文・画像・内部リンク構造・外部リンク評価など多角的にコンテンツを解析できるようになりました。

さらに、ページの文脈や関連語句、ユーザーの行動データも評価の一部に加えられ、より自然で信頼性の高い順位付けが可能になりました。

その結果、わざわざサイト運営者自身が入力したメタキーワードに頼らなくても、検索エンジンはページの内容を高精度に理解できます。

つまり現在では、良質なコンテンツそのものが最も強いSEO要因です。メタキーワードはその役割を終え、現行の検索評価基準では不要とされています。

今もメタキーワードを使うホームページは存在する

現在のGoogleは、「メタキーワードはランキングに使用していない」と明言していますが、実際に難易度の高いキーワードで上位表示しているホームページの中には、いまだにメタキーワードを設定している例があります。

たとえば、【不動産】、【クレジットカード】、【保険】など、競争の激しいジャンルでもソースコードにメタキーワードが含まれているケースが確認できます。

もっとも、こうしたホームページは総じてコンテンツの質や内部リンク構造、被リンク対策など、他のSEO対策が徹底されています。そのため、上位表示の要因がメタキーワードなのか、それとも他の要素によるものなのかは判断できません。

実際のところ、メタキーワードを設定してもSEO上のリスクはほぼなく、ソースコードに1行追加するだけで済みます。もし効果がなかったとしても検索順位が下がる心配はありません。

そのため、「Googleの公式見解に従って使わない」という選択肢もあれば、「上位表示しているホームページを参考にあえて設定する」という判断もあります。

最終的には、サイト運営者がメリットと必要性をどう考えるかによって決めるのが現実的です。

WordPressでメタキーワードを設定する方法

メタキーワードはSEO評価には使われなくなりましたが、設定そのものは可能です。ただし、もし検索エンジンが認識している場合は、カニバリゼーションを招く可能性があるので注意が必要です。ここでは、WordPressでメタキーワードを正しく設定する方法を解説します。

初期設定を行う

WordPressでメタキーワードを設定するには、まず固定ページや投稿ページに入力欄を用意する必要があります。デフォルトではこの欄は表示されないため、All in One SEO などのプラグインを導入しましょう。

設定方法は、All in One SEO>検索の外観>高度な設定>メタキーワードの使用 を「はい」に切り替えます。

All in One SEOでメタキーワードを利用する設定の画像

すると、投稿画面の「高度な設定」に「キーワード」欄が表示され、入力した語句がそのままメタキーワードとして反映されます。

All in One SEOでメタキーワードを入力する欄の画像

設定後は必ずソースコードを開き、正しく出力されているか確認してください。表示されない場合は、テーマやカスタマイズの影響も考えられるため、制作会社に相談するのが確実です。

各ページで固有のキーワードを設定する

メタキーワードは現在、多くの主要な検索エンジンでは評価対象になっていません。

しかし、もし検索エンジンが認識している場合、同じキーワードを複数ページで使い回すと「どのページを優先すべきか」が判断しづらくなり、カニバリゼーションを招く恐れがあります。

たとえば、不動産サイトで【賃貸マンション】というメタキーワードを全ページに設定すると、物件紹介ページとコラム記事が同じキーワードで競合し、どちらの順位も下がる可能性があります。

このリスクを避けるには、ページのテーマや内容に合わせて固有のキーワードを設定することが重要です。

こうすることで、検索エンジンが各ページの役割を正確に理解しやすくなり、結果としてサイト全体の評価向上につながります。

キーワードは最大5つを目安にする

メタキーワードを複数設定する場合は、必要最小限に絞ることが大切です。あまりにも多くのキーワードを並べると、検索エンジンにとってページのテーマが曖昧になり、意図した評価を得られない可能性があります。

一般的には、主要キーワード1〜3個程度で十分ですが、多くても5個程度に抑えるのが無難です。

入力する際には、キーワードをカンマで区切ります。

<meta name="keywords" content="家具,ソファ,テーブル,インテリア,収納">

キーワードを厳選することで、ページの焦点が明確になり、検索エンジンに意図が伝わりやすくなります。結果として、メタキーワードの効果を最大限に引き出せるでしょう。

<head>内を確認する

メタキーワードは、HTMLの<head>タグ内であればどこに記述しても動作します。

しかし、可読性や管理のしやすさを考えると、他のメタ情報と整理して配置することをおすすめします。 一般的には、<meta name="description">タグの直後に置くと、コード構造が分かりやすくなります。

メタキーワードの記述場所

こうしてルールを決めておくことで、後からソースコードを確認するときにスムーズになります。特に複数人で運営するホームページでは、統一された記述位置が品質管理につながります。

メタキーワードに関するよくある質問

メタキーワードは現在のSEO評価には使われませんが、設定方法や使い方について疑問を持つ方は少なくありません。ここでは、特によく寄せられる質問とその回答を解説します。

メタキーワードの入れ過ぎはスパム行為ですか?

メタキーワードを過剰に設定すると、検索エンジンからスパム行為とみなされる可能性があります。特に、1ページに10個以上など大量のキーワードを詰め込む行為は、不自然な最適化と判断されやすくなります。

安全に運用するには、ページの内容を正確に表す語句だけを選び、5個前後に抑えるのが無難です。

検索順位の向上以外のメリットはありますか?

メタキーワードは、サイト運営や内部管理で役立つケースがあります。

たとえば、社内のページ分類、CMSの検索機能での絞り込み、外部の分析ツールでのタグ管理などです。特に大規模サイトや多言語サイトでは、メタキーワードを整理しておくことで運営側の管理効率が向上します。

SEOのためにメタキーワードを削除すべきですか?

無理にメタキーワードを削除する必要はありません。メタキーワードはHTML内で1行のメタ情報に過ぎず、削除してもSEO上の効果が得られることはほぼありません。

もし削除する場合でも、単独で行うのは時間やコストの無駄になりやすいため、サイトリニューアルやソースコード整理など他の作業と合わせて行うのが効率的です。

まとめ:メタキーワードの利用は運営者が判断しよう

メタキーワードは、かつては検索順位に影響を与える重要な要素でしたが、現在の主要な検索エンジンでは評価対象から外れています。SEO目的での効果は期待できない一方で、社内のページ管理や分類、特定ツールでの利用など、限定的ながら有効な場面も存在します。

そのため、使うかどうかは一律の正解があるわけではなく、ホームページの目的や運用方法によって判断するのが現実的です。不要であれば削除しても問題なく、必要性がある場合は適切な範囲で設定していればリスクを最小限に抑えられます。

重要なのは、「現在の検索アルゴリズムでは評価されない」という事実を理解したうえで、メリットとデメリットを天秤にかけ、自社にとって最適な運用方法を選択することです。

現在、主要な検索エンジンはメタキーワードをSEO評価に利用していません。そのため、検索順位を向上させるには、適切なキーワード戦略や高品質なコンテンツ設計、内部リンク最適化、被リンク対策など、総合的なSEO対策が欠かせません。当社では、業界や目的に合わせたSEO戦略を提案し、ホームページ制作から集客まで一貫してサポートします。効果的な集客基盤を整えたい方は、ぜひ当社のSEOサービスをご利用ください。
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