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モバイルファーストインデックスとは?GoogleSEOへの影響と対応法

昨今、スマートフォンを利用するユーザーが急増し、それに伴いGoogleは検索アルゴリズムを大きく変更しました。その中でもモバイルファーストインデックスは、ホームページ制作に関わる企業や個人にとって押さえておきたい重要なポイントです。

2023年には、すべてのWebサイトがモバイルファーストインデックスへ移行完了とされ、PCファーストの時代は完全に終了しました。この変化により、スマートフォン向けの最適化がSEOにおいても避けて通れない課題となっています。

このページでは、モバイルファーストインデックスの基本からSEOへの影響、そして具体的な対応法を解説します。これからホームページ制作を行いたい方に役立つ内容となっています。最後までご覧ください。

モバイルファーストインデックスとは

モバイルファーストインデックスとは、Googleが検索結果の順位を決定する際に、スマートフォン向けのコンテンツを優先的に評価する仕組みのことです。これにより、スマートフォンでの表示が適切に最適化されているかどうかが、検索エンジンでの評価に直接影響を与えるようになりました。

これまでの評価方法(PCファースト)

従来の評価方法では、Googleはパソコン版のWebサイトを基準として評価を行っていました。スマートフォン版のサイトは補足的に確認され、主に異なるコンテンツやURLがある場合のみチェック対象とされていました。このため、スマートフォン向けの最適化が不十分でも、パソコン版のクオリティが高ければ、検索順位には大きな影響がありませんでした。

モバイルファーストインデックス後の評価方法

モバイルファーストインデックスの導入後は、この評価基準が逆転し、Googleはスマートフォン版のWebサイトを主軸に評価するようになりました。パソコン版は補助的な確認に留まり、スマートフォン版での表示が適切でない場合、検索順位に大きな影響を与える可能性があります。

モバイルファーストインデックスによるGoogleの評価法の比較画像

画像では、PCファーストの評価基準からモバイルファーストに移行する様子を視覚的に確認できます。この比較を参考にすることで、現在の基準に対応するための重要なポイントがより理解しやすくなるでしょう。

Googleがモバイルファーストインデックスに移行した理由

Googleがモバイルファーストインデックスを導入した背景には、スマートフォンの普及によるインターネット利用環境の変化があります。現在では、検索ユーザーの大半がスマートフォンを使用しており、この傾向に対応するためにGoogleは検索アルゴリズムを大幅に見直しました。

従来、Googleはパソコン向けサイトを基準に評価を行っていましたが、スマートフォンでの表示が最適化されていない場合、ユーザー体験が損なわれるケースが問題視されていました。こうした課題を解決するため、スマートフォン版サイトを主軸に評価を行うモバイルファーストインデックスが採用されました。

この変更により、ホームページ制作においては、スマートフォンユーザーを優先的に考慮した設計が必須となりました。スマートフォン版のコンテンツが不十分であれば、検索順位が大きく低下する可能性があるため、パソコン版だけでの対策は時代遅れとなったのです。

Googleのこの決定は、検索結果の精度向上とユーザー満足度を目指したものです。ホームページ制作では、スマートフォンを基準とした設計が求められる新たな時代が到来しています。

2024年現在モバイルファーストインデックスは移行完了

Googleは2018年から段階的にモバイルファーストインデックスを導入し、2023年にすべてのWebサイトへの移行を完了しました。この変更により、パソコン向けの評価基準は終了し、スマートフォン向けの評価基準が標準となりました。

2024年現在、モバイルファーストインデックスはWebサイト評価のデフォルトとなっており、スマートフォン版のコンテンツやデザインがGoogleの検索順位に大きな影響を与えています。

そのため、ホームページ制作を行う際には、スマートフォンユーザーを念頭に置いた設計がこれまで以上に重要視されています。モバイルファーストインデックスは、パソコン版とスマートフォン版で異なるコンテンツがある場合、スマートフォン版を優先的に評価します。

つまり、スマートフォン版が不十分な場合は検索順位が低下するリスクがあり、スマートフォン対応が遅れている企業にとって大きな課題となっています。

現在のWebサイト運営においては、レスポンシブWebデザインの導入やスマートフォン向けの最適化が不可欠です。この新しい基準に対応することで、検索エンジンでの評価を高め、ユーザーにとって使いやすいサイトを実現することができます。

モバイルファーストインデックスがもたらすSEOへの影響

モバイルファーストインデックスの導入は、SEO戦略に大きな影響を与えました。Googleがスマートフォン版のサイトを基準に検索順位を評価するようになったことで、ホームページ制作においてもスマートフォン対応が最優先事項となっています。

スマートフォン対応が必須に

モバイルファーストインデックスでは、スマートフォン版のコンテンツが検索順位を決定する主な基準です。

そのため、スマートフォンでの表示が最適化されていない場合、SEOの評価が低下する可能性があります。一方で、スマートフォン向けに適切な設計やコンテンツの提供ができていれば、検索順位の向上が期待できます。

スピードとユーザビリティが重要視される

モバイルファーストインデックスにおいては、スマートフォンでのページ表示速度や操作性がSEO評価に直結します。特に、ページの読み込み速度が遅い場合や、タップ操作がしにくい場合は、ユーザーエクスペリエンスが低下し、検索順位にも悪影響を及ぼします。

これに対応するため、モバイルフレンドリーなデザインや軽量なページ設計が必要です。

モバイルファーストでの対応がパソコン版にも影響

モバイルファーストインデックスでは、スマートフォン版の評価がパソコン版にも適用されるため、スマートフォンとパソコンで異なるコンテンツがある場合は注意が必要です。

特に、スマートフォン版で必要な情報が欠けている場合、全体のSEO評価が下がる可能性があります。

モバイルファーストインデックスへの対応法

モバイルファーストインデックスへの対応は、検索順位を向上させるために欠かせない重要なポイントです。スマートフォン対応が進んでいないホームページは、Googleの評価が下がる可能性があります。

ここでは、スマートフォンユーザーを意識したホームページの対応策を紹介します。

レスポンシブWebデザインを導入

レスポンシブWebデザインは、スマートフォンやタブレット、パソコンなど、異なるデバイスで一貫したユーザー体験を提供する方法です。

Googleが推奨するこのデザイン手法を導入することで、スマートフォン対応が進むだけでなく、PCファーストの時代に設計されたホームページでも、自然にモバイルファーストインデックスに対応できます。

詳しくはレスポンシブWebデザインとは?をご覧ください。

スマートフォンサイトの制作

スマートフォンユーザー向けに特化した専用サイトの制作は、既存のホームページがスマートフォン対応に不十分な場合に有効です。

特に、スマートフォン版とパソコン版で異なるコンテンツを提供する必要がある業種に適しています。使いやすさと見やすさを意識した設計で、Googleの評価だけでなく、ユーザー体験の向上にもつながります。

詳しくはスマホ対応とは?をご覧ください。

モバイルファーストインデックスの確認方法

自分のホームページがモバイルファーストインデックスに対応しているのかを確認することは、SEO対策を進める上で非常に重要です。

ここでは、Googleサーチコンソールを活用した確認方法を解説します。

サイト全体の確認

モバイルファーストインデックスがどの程度適用されているかを確認するには、まずGoogleサーチコンソールにアクセスし、クローラーの統計情報レポートを確認します。

Googleサーチコンソールからクローラーの統計情報を開く画像

このレポートでは、ホームページにアクセスしているGooglebotの種類を把握することができます。レポート内のGooglebotタイプ別のセクションを確認すると、スマートフォン、PC、画像など、クローラーの種類ごとのアクセス割合が表示されます。

Googleサーチコンソールからスマートフォンクローラーのアクセスを確認の画像

この中で、スマートフォンのGooglebotの割合が高いほど、モバイルファーストインデックスが進んでいることを示しています。

まれに、東京・渋谷・恵比寿で鍼灸を行う治療院のホームページのように、スマートフォン用Googlebotの割合が44%と低い結果が出る例もあります。

東京・渋谷・恵比寿で鍼灸を行う治療院サイトにアクセスするGooglebotの画像

ただし、Googleは段階的にモバイルファーストインデックスを適用しているため、今後スマートフォン用Googlebotの割合が増加していくことが予想されます。このように、現状を把握することで、必要な対応を検討する指標となります。

ページ単位で確認

特定のページがモバイルファーストインデックスに適用されているかを確認する場合は、GoogleサーチコンソールのURL検査ツールを利用します。

検査したいURLを入力し、検査を実行すると、インデックス登録の詳細が表示されます。この詳細情報内にあるユーザーエージェントの項目を確認してください。

URLごとにでモバイルファーストインデックスを確認する方法の画像

もしユーザーエージェントがスマートフォンと表示されている場合、そのページはモバイルファーストインデックスに適用されていることを意味します。この適用が進むにつれ、スマートフォン用Googlebotに対応するページ数が増加し、モバイル対応がSEOに大きな影響を与えることになります。

モバイルフレンドリーテストはサービス終了済み

以前は、Googleが提供するモバイルフレンドリーテストを使用して、Webサイトのモバイル対応状況を簡単に確認することができました。しかし、このツールは現在サービスを終了しています。

Googleも公式にツールの提供終了を発表しており、詳細についてはSearch Console のモバイル フレンドリー テストツール(提供終了)をご覧ください。

モバイルファーストインデックスのまとめ

モバイルファーストインデックスは、スマートフォンユーザーの利便性を優先するGoogleの評価基準です。これにより、スマートフォン向けのコンテンツやデザインがSEOに与える影響はこれまで以上に大きくなりました。

ホームページ制作を行う際には、モバイル対応を最優先に考慮し、レスポンシブWebデザインの導入やスマートフォン向けサイトの最適化を進めることが重要です。また、Googleサーチコンソールを活用して、モバイルファーストインデックスの適用状況を定期的に確認しましょう。

モバイルファーストインデックスにしっかり対応することで、検索順位の向上だけでなく、スマートフォンユーザーにとって使いやすいWebサイトを実現できます。これからの時代に対応したホームページ制作を目指しましょう。

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