- 2023.06.19
noindexとは?ホームページに必要か
noindexというタグをご存知でしょうか。
noindexを記述したページは、サーチエンジンの検索結果に表示されません。
そのため、ホームページ制作後に、真剣にSEOについて考えているお客さまだと、利用するケースが多いと思うので、今回は当社が考えるnoindexの利用について紹介します。
noindexとは
noindexとは、各ページのヘッダーに記述することで、検索結果に表示されなくなるタグのことを言い、記述方法は以下を導入するだけです。
<meta name="robots" content="noindex" />
noindexは、メリットとデメリットが存在するので、それぞれを詳しく紹介したいと思います。
メリット
noindexのメリットは、記述したページが検索結果に表示され無くなります。
そのため、ページとしては必要だけれども、検索結果からユーザーが訪れても満足ができないようなページに付与すれば、ホームページのユーザー満足度は飛躍的に高まります。
実際に、昨今のSEOでは、各ページでユーザー満足度を意識した文章作成が求められていて、ユーザーの知りたいに応えられる記事を公開することで、自然と上位表示が可能です。
また、これまでの制作実績で見ると、トップページのSEOは全体の評価が影響していて、ニーズに応えることができるページ数が多いほど、トップページの検索順位が上がります。
このように、サーチエンジンからの訪問者のユーザー満足度が低くなるページにnoindexを付与することで、ホームページのSEO効果が高まりやすくなるのです。
デメリット
noindexのデメリットは、noindexを付与したページでは、関連性が向上しないという点があります。
先述もした通り、トップページのSEOでは、満足度が高いページ数が多いほど、検索順位が上がりやすくなっています。
noindexが付与されたページは、例えば、内部リンクを使ってユーザーが訪れ、非常に満足をしたとしても、それは関連ページのSEO評価にはなりません。
実際に、昨今のSEOを考えたホームページでは、コンテンツの品質が大切になるので、1ページを作成するだけでも、2時間以上は必要になってきます。
せっかく苦労をしたのに、サーチエンジンに該当ページはもちろん、関連ページも評価されないと言うのは、noindexの大きなデメリットと言えます。
noindexが利用されやすいページ
さまざまなホームページや、当社の制作実績でnoindexが利用されやすいページを紹介します。
タグやカテゴリーページ
タグやカテゴリーページで利用されるケースが多くあります。
制作実績のお客さまから、「タグやカテゴリーページが低品質と見なされているので、noindexを付与して、SEO効果を出したい」と相談を受けた事例があります。
当時は、低品質コンテンツがホームページ全体のSEO効果を落としていると言われ始めたころだったので、当社でも実施すべきだと考えて、noindexを付与しました。
結果としては、残念ながらSEO効果は一切変わりませんでした。
sitemapやfeedなど
sitemapやfeed、atomにはnoindexが必須です。
ただ、昨今ではワードプレスを実装したホームページが多いので、プラグインを利用する場合は、初めからnoindexが付与されています。
sitemapやfeed、atomは、他のページから原稿を取ってきただけになるので、サーチエンジンが認識してしまうと、重複コンテンツになり、SEOでマイナス効果を受けてしまいます。
サイト内検索
サイト内検索を作成しているホームページは、必ず検索結果にnoindexを付与させましょう。
と言うのも、サイト内検索を認識させてしまうと、SEOスパムになる可能性が非常に高いです。
サイト内検索の結果ページで表示されるページをグーグルに認識させてしまえば、当然御社のホームページにあるページ数は飛躍的に多くなります。
その結果、関連性が高まり、さまざまなキーワードで上位表示を実現できるのですが、これはSEOスパムです。
サーチエンジンは見つけ次第、検索順位を落としているので、絶対に行ってはならない対策です。
また、一度でもSEOスパムと認識されると、サーチエンジンからの評価を戻すには、かなりの労力と時間が必要なので、サイト内検索にnoindexを付与することは必須です。
問い合わせ
問い合わせの確認画面やサンキューページにも付与することが一般的です。
これらのページは、サーチエンジンから訪問されても、メリットが一切ないですし、さらにnoindexを付与していないとアクセス解析の数値データを見るのが面倒になるだけです。
確認画面やサンキューページが表示された回数を正確にアクセス解析するためにも、noindexを実装することを強くおすすめします。
noindexの確認方法
noindexの確認方法は、2つあります。
サーチコンソール
サーチコンソールのインデックス作成>ページを開き、表の下部にあるnoindex タグによって除外されましたをクリックすると、noindexを付与したページのリストが表示されます。
サーチコンソールのnoindex タグによって除外されましたは、グーグルが認識したnoindexページが表示され、実際にnoindexをしたページすべてがリストアップされるわけではありません。
ただ、当社のホームページ制作では、サイト検索と問い合わせページ以外は、noindexを推奨していないので、サーチコンソールでの管理で十分だと説明をしています。
ソースコードの確認
ページ数が多いホームページでは、かなり面倒な作業ですが、各ページのソースコードを開き、noindexの記述がないかをチェックします。
一般的に当社の制作実績では、100ページ以上のホームページが多く、かなり大変な労力を伴います。
そのため、ページ数が多い場合は、現実的な確認方法ではなく、少ない場合にだけ有効な確認方法になっています。
noindexに関するFAQ
noindexに関するよくある質問を紹介します。
noindexを付与したのに検索結果に出てくる
新規でホームページを制作する場合は別ですが、運営の中でnoindexを付与した場合は、1週間くらいは検索結果に出てくると理解をしましょう。
サーチエンジンは、最初は各ページのソースコードを取得するために訪問しますが、2度目以降は変更点がないかを確認するために訪問しています。
そのため、サーチエンジンが訪れなければ、noindexを付与していたとしても、検索結果に出てくるので、気長に待つ必要があります。
noindexを使いこなせないとSEO効果が出ない?
制作実績で見ても、実は大半のクライアントがnoindexの存在すら知らないと思います。
基本的には、noindexは、お客さまには関係がなく、制作会社やSEO会社が知っていれば、問題がないタグだと感じます。
無理にnoindexを実装してしまうと、逆にSEO効果を落とす可能性もあり、もし実装すべきかどうかでお悩みであれば、制作会社やSEO会社に相談するのが良いでしょう。
noindexとはのまとめ
noindexは基本的にはお客さまは知る必要がなく、制作会社やSEO会社が知っていれば良いタグです。
また、当社では、問い合わせの確認とサンキューページ、サイト内検索の結果ページに実装するだけで良いと考えていて、その他のページはサーチエンジンに認識させましょう。
基本的には、noindexを付与しなければならない事例は滅多になく、インターネットに公開するページであれば、サーチエンジンに認識させることをおすすめします。