- 2022.10.11
バックアップ取得!ワードプレス制作後の安心と安全のために
ホームページ制作では、ワードプレス実装は当たり前になっています。
このワードプレスでは、しっかりとバックアップを取得していかなくては、何か問題が起こった場合に必ず後悔する羽目になります。
そこで今回は、ワードプレスで制作したホームページで、どんな風にバックアップを取得していくかについてご紹介をいたします。
ワードプレスでバックアップを取得
ワードプレスを実装したホームページ制作で、バックアップを提案しても、「新規ページしか作らないからいらない」と言われるケースがあります。
しかし、新規ページを作成するだけであっても、ワードプレスでバックアップは必須になっています。
と言うのも、御社は新規ページしか作成していなかったとしても、ウィルスに感染してしまうリスクがあり、御社とは別の要因で発生してしまいます。
万が一、ウィルスに感染すると、場合によっては、数ヶ月ホームページを閉鎖しなくてはならないという事態も十分にあり得ます。
また、その他にも、ウィルス対策としてバージョンアップを行うや、何かしら操作方法を間違え、元の状態に戻したいなどでも、バックアップが必要です。
このように、どんな問題が発生するかが分からなく、もちろんバックアップを取得して、利用しない状態がもっとも良いですが、取得しておいて損はありません。
2010年ごろであれば、ワードプレスで制作したホームページでバックアップを取るには、Webサイト制作会社などに支払いが必要でした。
しかし、昨今は、クライアントリテラシーが向上し、FTPを使えるウェブマスターも増えています。
さらに、プラグインなども多くリリースされ、自動的にバックアップすることも可能になっています。
そのため、それほど多くの労力がかからず、最低でも半年に、理想は月に1度は取得しておいて欲しいと提案をしています。
では、実際にワードプレスを実装したホームページ制作で、バックアップを取得する方法をご紹介したいと思います。
バックアップ取得をワードプレス制作中に策定
ワードプレスを実装したホームページ制作後に、提案しているバックアップ取得法をご紹介します。
ワードプレスのバックアップでは、主に2ヵ所から取得する必要があり、サーバーとデーターベースです。
簡単に言うと、サーバーには、ホームページのテンプレートなどが保管されていて、データベースには各ページの原稿が保存されています。
両方取らなくてはならず、必ず両方を行うようにしましょう。
オールインワン(All-in-One)WP Migrationで自動取得
オールインワン(All-in-One)WP Migrationとは、ワードプレスのプラグインになっていて、オールインワンSEOのバックアッププラグインになります。
オールインワン WP Migrationで自動取得ができるデーターは以下になっています。
- 画像ファイル
- データベース(原稿)
- テーマ(テンプレート)
- プラグイン
そのため、ホームページで制作した、サイト更新で追加した、すべてのデーターをバックアップでき、オールインワン WP Migrationだけで完了です。
ただし、オールインワン WP Migrationには、無料版と有料版が存在していて、無料版だと512メガバイトまでしか取得ができず、大規模サイトには不向きです。
そのため、大規模サイトでは、容量制限が無制限になる有料版が必要になっています。
ワンクリックまでとは言えませんが、2,3クリックでデーターがダウンロードでき、かなりおすすめになっています。
詳しい利用方法については、【オールインワン WP Migration】でグーグル検索を行えば、他サイトではありますが、多く記事が表示されると思います。
ちなみに、当社は、オールインワン WP Migrationを推奨していますが、他のバックアップ系プラグインを利用しても問題ありません。
FTPから手動取得
プラグインはできる限り入れたくないや、自動はなんか怖いと思われる方は、多少手間ではありますが、FTPから手動取得が可能です。
その場合、まずFTPにアクセスして、ドメイン直下に保管されているデータをすべて取得しましょう。
この時点でかなり時間がかかります。
通信環境やホームページの規模にもより、一概にどれくらいかかるとは言えませんが、ざっくりと1時間は見ておくようにしましょう。
そして、1時間かけて取得した後、実はまだ作業が残っています。
それはデーターベースのバックアップです。
取得方法は、主に2つあり、phpMyAdminから行う方法と、ワードプレスの管理画面の左ナビにある「ツール>エクスポート」から行う方法です。
ホームページを制作した企業さまでは、phpMyAdminは少し使いづらいケースが多くあり、「ツール>エクスポート」から取得をおすすめします。
この作業により、すべてのデーターをダウンロードすればバックアップが可能です。
ただ、これらの作業は、定期的に行う必要がある作業であり、できれば、オールインワン WP Migration、あるいは、その他のプラグインの利用をおすすめします。
ワードプレスのバックアップの保存場所
上記でワードプレスで制作したホームページのすべてのバックアップデータをダウンロードしたら、最後に保管場所が必要です。
いくつかありますが、ウェブマスターの好みで選んで良いと思います。
外付けハードディスク・CDロム
もっともおすすめするのが、外付けハードディスクかCDロムです。
昨今は外付けハードディスクもCDロムもテラバイトの容量があるのに結構安く販売されています。
もちろん、毎月取り続けていれば、いつか容量がなくなり、追加で購入しなくてはなりません。
しかし、原則1年分あれば良いと思われ、1ヶ月に1度取得したとして、12回分を保管ができれば良いでしょう。
さすがに、13ヶ月前の状態にホームページを戻したいというケースは滅多になく、多い事例が6ヶ月分の取得になっています。
12回か6回かはウェブマスターの判断で良いと思われます。
初めのころは、わざわざダウンロードをして、外付けハードディスクやCDロムに入れるのは面倒だと思います。
しかし、慣れてしまえば、そんなに大変ではなく、第一候補として検討しましょう。
ジーメール
そこまでおすすめしませんが、ジーメールに取得したバックアップをメール添付する方法です。
オールインワン WP Migrationでは送信機能がないですが、別のプラグインBackWPupであれば、自動でメール送信までを行ってくれます。
オールインワン WP Migrationで取得した場合は、添付容量の上限があり、分割してジーメールに送信します。
ワードプレスを実装したホームページを制作した後、ジーメールを取得して、そこに送信していれば、半永久的にバックアップを保管できます。
ただし、実はあまり推奨しない理由があり、ジーメールは結構メール遅延があったり、データーが消えたりという噂を聞きます。
そのため、不具合が発生する可能性が0ではなく、もし利用される場合は、それらを踏まえたうえで利用するようにしましょう。
レンタルサーバー内
ホームページ制作で作成したさまざまなファイルが保管されている、すなわちホームページで利用しているレンタルサーバーに保管する方法です。
弊社は、SEOに強いホームページ制作を推奨していて、基本的にはレンタルサーバーに関係がないファイルはなるべく置かないことを心がかけています。
そのため、あまりおすすめはしませんが、もし御社が利用するのであれば、レンタルサーバー料金を払っている間は、補完することが可能です。
ただし、トップページと同階層に保管するのはおすすめではなく、その際には、「bu」などでフォルダーを作成し、ベーシック認証をかけましょう。
なぜかというと、ただアップロードしているだけでは、検索エンジンに巡回されてしまい、SEO効果が落ちるリスクがあります。
そのため、ロボットテキストに、buフォルダーの巡回禁止指示を書くことで、SEOに影響がなくなります。
ただ、ロボットテキストに記述すると、ロボットテキストを見に来た訪問者に、フォルダー名がばれてしまいます。
その時の対策として、ベーシック認証を行えば、安全にバックアップデータを保管することが可能です。
パソコン内
本当に推奨しませんが、ホームページを制作した企業のウェブマスターのパソコンに、バックアップデータを保管するケースがあります。
バックアップを取得する目的は、ワードプレスを実装したホームページに問題があったときに、確実に元の状態に戻す目的です。
もし、感染したウィルスが、パソコン自体にも感染するようなものであれば、バックアップデータ自体もウィルスに感染してしまう可能性があります。
そのため、本当に最後の手段として考えるようにし、できればパソコンには保存しないようにしましょう。
USBメモリーやSDカード
外付けハード同様に、昨今はUSBメモリーやSDカードも容量が大きくなっています。
把握している最大容量は、128ギガバイトです。
128ギガバイトあれば、基本的には、ホームページの規模次第で半年は保管できるかもしれません。
ただ、外付けハードであれば、1テラバイトが標準になっていて、外付けハードをおすすめします。
ただ、小規模サイトであり、2ヶ月分のバックアップがあれば良いと考えるケースであれば、USBメモリーやSDカードも選択肢の1つになってくると思います。
ワードプレスでホームページを制作したら必ずバックアップ
ワードプレスを使ってホームページを制作すれば、必ずバックアップを取得しましょう。
先述もしている通り、ホームページを公開している以上は、どのような問題が発生するかは読めません。
もちろん、利用しないのが最良ではありますが、しかし万が一に備えるというのは非常に大切です。
このバックアップは、ワードプレスを実装したホームページ制作を行う際に、ある程度は取得できる仕組みを構築します。
そして、公開後にお客さまが行う作業をお伝えしていて、多くの企業で適切に取得ができています。
ぜひ、これからワードプレスを実装したホームページを制作されるウェブマスターは、バックアップ取得をWebサイト制作会社に確認しましょう。
そうすれば、多くの作業量がなく、定期的に取得できる方法を提案してくれると思います。