- 2023.12.17
ホームページで重要なトップページの離脱率を下げる制作法
トップページを制作する際には、ホームページにどんな商品やサービスを掲載しているのかが分かることや、サイト内に興味・関心を引くコンテンツがあることを告知することなどが必要になります。
情報を網羅させることだけを考えたトップページでは、訪問者に離脱されてしまう恐れがあり、ホームページの成果に大きなマイナス影響を与えてしまいます。
当ページでは、これまで多くのホームページを制作し、効果測定を行ってきた経験から、離脱率の低いトップページを制作する方法を紹介します。
トップページの離脱率が高くなる原因
現在のホームページにおいては、ユーザー目線を追求することが重要であり、当然ライバルサイトもユーザーのためにホームページを制作しています。
すなわち、以下のトップページの離脱率が高くなる原因に当てはまっている場合、ユーザーは御社ではなくライバルサイトで情報収集を行おうと感じ、トップページから離脱してしまう可能性があります。
アクセス解析の結果を見ると、年々、トップページを見ずに成果に繋がるアクションを行うユーザー数は増えていますが、まだまだホームページの中でトップページのアクセス数は上位2%にはランクインしていることが多いです。
では、制作実績のホームページに実装したアクセス解析から、トップページの離脱率が高いホームページの特徴を紹介します。
- 動きのあるコンテンツが多くトップページの表示速度が遅い
- トップページにすべての情報を掲載しようとして縦に長い
- デザイン性を重視しすぎてテキストが少なく魅力を感じない
- 他のページへの移動を促す内部リンクがない
- 見るのが嫌になるほどリンクボタンが多い
もちろん、他にも原因はありますが、トップページの離脱率が高いホームページでは、多くが上記の5点のいづれかに当てはまっていました。
離脱率の低いトップページを制作する方法
トップページの離脱率が高い原因を踏まえ、離脱率を下げるトップページの制作法を紹介します。
重要な情報は上部に配置する
トップページの訪問者に、重要と考えるコンテンツを早く見てもらえるようにしましょう。
ユーザーは、自分が知りたい情報を早く得たいと考えているので、重要な情報がページの下部にあると、ページの上部だけを見て、このホームページには自分が知りたい情報がなかったと判断し、離脱してしまうユーザーがいます。
例えば、BtoBなら実績やサービス、ネットショップなら主要な商品を配置することが重要です。
制作実績のホームページの中には、トップページの上部で、自社やホームページの魅力を説明する文章を掲載していることがありますが、これらのコンテンツは離脱率を高めるだけなので、トップページでは内部リンクだけを配置し、下層ページで紹介するようにしましょう。
分かりやすい内容のテキストとコンテンツを作成
トップページに掲載するコンテンツやテキストは、分かりやすさを重視して、大切な内容だけに限定して設置することが重要です。
長々とテキストで紹介文を書いてしまうと、トップページでホームページの全体像を把握しようと考えているユーザーが多くの時間を費やしてしまう恐れがあります。
さらに、トップページではさまざまなニーズの訪問者が訪れているので、長々とテキストで書かれている文章は、ユーザーのニーズと異なる情報である可能性が高くなります。
そのため、トップページで利用するテキストは整理してから文章化することが大切で、ユーザーの興味・関心を引ける短文の文章を掲載することが重要です。
また、コンテンツについては、御社が重要だと思える内容は網羅させることが重要ですが、ホームページにあるすべてのページの概要を掲載するのではなく、厳選することが重要です。
デザイン性はユーザーの利便性を考慮
トップページの制作で、どんなにお洒落なデザインを作成しても、ユーザーにとって使いづらいホームページになってしまってはトップページの離脱率を上げるだけです。
例えば、コンテンツの区切りや文章の読みやすさ、トップページの表示速度などが重要で、ユーザーフレンドリーなデザイン性を追求したトップページを制作しましょう。
また、昨今では、パソコンだけではなく、スマートフォンでのレイアウトやデザイン性も重要な要素で、ユーザーが扱いやすいトップページと認識できるように、細かな調整を繰り返し、最適なホームページへと成長させることが重要です。
トップページから下層ページへの内部リンクを意識
トップページにコンテンツを配置する際には、関連する内容のページがあれば、内部リンクを設置することで離脱率を下げることが可能です。
内部リンクがなくても、グローバルナビゲーションから移動ができると思われるかも知れませんが、ホームページの訪問者の多くは、欲しい場所に欲しい内部リンクがないとページを移動してくれません。
そのため、トップページに配置したコンテンツに詳細情報を掲載しているページがある場合は、必ず内部リンクを設置して、ユーザーの移動を促すようにしましょう。
まとめ
ホームページで重要なトップページの離脱率を下げる制作法を紹介しました。
上記を参考にトップページの離脱率を下げ、対策法が上手くいった場合は、ホームページのすべてのページで離脱率が高いページを発見し、同じ対策法を行うことで、サイト全体の離脱率を下げることが可能です。
現在、トップページの離脱率が高いとお困りの方は、上記を参考に改善を行いましょう。