- 2022.01.25
コーディングを最適化したホームページ制作のSEO
当社のホームページ制作では、コーディングをかなり意識しています。
しかし実際に、コーディングに注力したホームページ制作のSEO効果は年々弱くなっていて、最低限の知識があれば、大きな問題になりません。
ただ、無視して良いものではないと感じ、当社が考えるホームページ制作時に把握しておきたいコーディング概念を紹介します。
コーディングとSEO
もともと当社では、コーディングとSEOは密接に関わっていると考えていました。
ただ、昨今ではグーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングの認識力が高まり、どんどん影響力は弱くなっていると感じます。
だからと言って、闇雲なホームページで良いかと言うと決してそうではなく、ワードプレスのテンプレート販売を見れば、明確にコーディングが与えるSEO効果を把握できます。
テンプレートにはSEOに強いか弱いかがあり、弱いものを購入して、どんなに新規記事を作成しても一切検索順位が上がらないという事例は山のようにあります。
当社が調べる限り、SEOに弱いテンプレートを購入し、テンプレートを変更すると、一気に検索順位が上がる事例が見られます。
これは、販売事業者がどれくらいSEOに最適化しているかで、効果が事例として紹介されています。
では、このSEOに強いホームページ制作においては、どんな点を意識すれば良いかですが、結論は検索エンジンの認識です。
主要な検索エンジンは、クローラーと呼ばれる自動巡回プログラムで、御社が制作したホームページのソースコードをデータベースに格納しています。
そのデータベース内でアルゴリズムが実施され、自動的にランキングが決定されているのですが、ポイントはすべてが自動化されているという点です。
すなわち人が目視をして、確認していないという点であり、このプログラムが確認する情報を正確にすれば、作成した原稿が正しく評価されるようになります。
もちろん、適当に作った原稿では一切サーチエンジンは評価をしてくれませんが、良質なコンテンツを心がけていれば、必ず高評価をしてくれます。
そして検索エンジンは、例えば、PタグやHタグ、strongタグなどの意味をインプットしていて、これらの利用法を間違えると、正確な情報が提供できなくなります。
そのため、丁寧なコーディングを行えば、検索エンジンの認識率が高まり、結果としてランキングが向上するようになります。
ホームページ制作時に意識したSEO効果があるコーディング
ホームページ制作で当社が意識して行うコーディングのポイントを紹介します。
ウェブ標準
ホームページ制作におけるコーディングには、世界基準が存在し、それがウェブ標準と言われます。
ウェブ標準のコーディングとは、W3Cと呼ばれる標準規格を定める団体が策定した規格になり、ウェブ標準化を行えば、検索エンジンも正確に認識が可能です。
現在で言えば、HTML Living StandardとCSS4になりますが、完璧である必要はなく、制作するホームページの状況にあった対応をする必要があります。
基本ルールは、インターネットにあり、それらを見て自社サイトを調整すれば認識力が高まります。
ただ、すでに公開している場合は、間違えた認識が故に高い検索ランクの可能性もあります。
そのため、ウェブ標準化を行えば良いというものではなく、運営中の場合は、自社サイトのコンテンツの質に応じた対応がおすすめです。
不要なタグは記述しない
検索エンジンはHTMLに原稿、CSSにレイアウト要素が格納されていると知っていて、不要な情報の記述はできる限り辞めましょう。
例えば、よく見る事例で、昨今、ワードプレスなどのCMS実装が当たり前で、テンプレートにCSSに記述すべき情報を記載するケースがあります。
これは、混乱は言い過ぎですが、把握量が増え、誤認に繋がる対策になります。
また、ワードプレスを実装したホームページ制作では、状況によっては、OGPタグが自動出力されるケースがあります。
このとき、もしツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアを利用せず、流入も狙っていなければ不要なタグと言えます。
文章作成と同様で、長文であれば良いというものではなく、本当に必要な情報を分かりやすく見やすく構成することが重要です。
不要なタグを削除することこそが、SEOの第一歩と言えます。
内部リンクを最適化
ここで言う内部リンクとは、本文だけではなく、CSSやJava Scriptへの内部リンクも含めます。
これらのファイルを適切に設置し、検索エンジンの誘導を考えた内部リンクを構築すれば、認識力を飛躍的に高められます。
グーグル曰く、内部リンクによってクローラーが制作したホームページにあるさまざまなページを確認しています。
そのため、設置法にポイントがあり、しっかりと検索エンジンの認識に対する最適化が求められます。
単価も大きく変わらないのでSEOに強いコーディングを
見積書では、SEOに最適化されたコーディングかどうかで単価はそれほど変わらないと思います。
どちらかと言うと、ホームページ制作会社であれば、できて当たり前というレベルになっていて、仮に完璧でなくても検索エンジンは正しく認識する努力をしてくれます。
そのため、クライアントとしては、納品物が少しでもSEOを意識してくれれば、総額が変わらず、最小の運営労力で良くなってきます。
これからホームページを制作するのであれば、どうせならコーディングをSEOに最適化させることで、効率的な運営で最大の効果を得られます。