- 2022.01.26
お客さまが行うホームページ制作後の成果向上作業
成果が出るホームページ制作は、公開して終わりではなく、お客さま自身で日々運営業務を継続する必要があります。
実際に何を行えば良いかは、一概には言えませんが、更新を行うという点では共通です。
そこで、あくまで当社事例ですが、成果を追求するために、クライアントが行う内容をご紹介します。
成果が出るホームページ制作は公開後が重要
ホームページ制作は、公開前より後の方が重要です。
理由は、公開後にしっかりと更新すれば、集客と成約効果が向上するからです。
集客で言えば、当社でよく提案するのが、SEOとソーシャルメディアなどになり、どれも運営によって成果を発揮します。
例えば、SEOで言えば新規ページ作成を行えば、上位表示ワード数が増え、さらには関連性が高まり、全体のランクが向上します。
ソーシャルメディアでは、ブランドが確立しているアカウントは別ですが、そうでない場合は、トップページではなく、下層ページこそが主な流入経路になります。
そのため、集客効果は運営量に比例し、正しい対策を継続して行えば、必ず効果を発揮します。
次に成約ですが、ホームページをユーザーニーズに最適化する作業が発生します。
もちろん、どんな問い合わせが欲しく、どういったコンテンツを作成するかは検討すると思います。
ただ、それはあくまで仮説であり、実際はアクセス解析やヒートマップを使って、訪問者の足跡を見てみないと分かりません。
このように、もちろん闇雲に行って良いという話ではなく、ホームページ制作は、公開前よりも公開後こそが成果向上には必要な要素になります。
お客さまが行うホームページ制作後の成果向上対策
では、具体的にお客さまが行う成果向上対策を紹介します。
公開前のチェック
ホームページ制作後は、普段利用するウェブブラウザで良いので、全ページを確認してレイアウト崩れを探しましょう。
昨今は、シンプルなデザインが好まれる傾向はありますが、シンプルとレイアウト崩れは別です。
また、噂ですが、レイアウト崩れが発生していると、SEOではグーグルは古いバージョンのグーグルクロームでレイアウト確認をしていて、マイナス評価の可能性があります。
さらに、成約では、レイアウトが崩れていると、ユーザーがなんだこれはと感じ、離脱してしまう可能性があります。
これらを回避するには、公開直後は、理想は主要なブラウザすべて、最悪でも自分が普段から使っているブラウザで全ページをチェックしましょう。
集客力が高まる更新
集客では、SEOとソーシャルメディア、リスティング広告出稿の3つがよく提案するルートです。
SEOでは、良質な新規ページ作成数が大切で、御社が狙うキーワードで高い順位のホームページよりも多くのページ数を作成すれば上位表示が実現されます。
ソーシャルメディアでは、先述している通り、トップページよりも下層ページが重要で、アカウント開設当初は下層ページからの流入を狙います。
そのためには、新規ページ作成が大切で、流入数を獲得するために、ソーシャルメディアユーザーが気になる内容のページを作成し続ける必要があります。
最後にリスティング広告ですが、こちらは少し系統が異なり、広告文言とランディングページの最適化になります。
広告文言の最適化により、成約率が高いユーザーに限定して集客が可能になったり、さらにはクリック率の最大化を狙えます。
さらには、広告は人を呼び込むのに予算が必要で、費用対効果がどうしても必要になり、その時にランディングページを最適化すれば、成約率を高められ、期待通りへと成長します。
問題点の抽出と改善
ある程度集客力がついてきたら、制作したホームページが抱える問題点の抽出と改善を行いましょう。
人を集めることが目的ではなく、問い合わせや商品販売を行うことが目的です。
そのため、アクセス解析「グーグルアナリティクス」やマイクロソフトが提供するヒートマップ「クラリティ」を確認し、数値データによって問題点を確認します。
ここでウェブマスターの勘や経験、思い付きで問題点の決めつけは絶対にいけません。
ウェブマスターの勘や経験による改善は、仮に問題点が正解であったとしても、改善法が正しいという確率は比較的低いです。
さらには、良い効果を与えている箇所を改善してしまうと、成果が激減してしまう恐れがあり、必ず数値データに基づく問題点の抽出を行いましょう。
最新のセキュリティへ
ホームページ制作はワードプレス実装が当たり前です。
このワードプレスは、世界でもっとも利用されていて、世界でもっともウィルスのターゲットになるリスクが存在しています。
それに対応するために、定期的にバージョンアップ版がリリースされるので、バージョンアップを行う必要があります。
さらに、当社としても話がしづらい内容ですが、ワードプレスはPHPと呼ばれる言語での構築になるのですが、このPHPにはバージョンがあります。
基本は、5年に1度程度のバージョンアップですが、早いと3年に1回変更を加えなくてはなりません。
これらに対応することも、実はセキュリティレベル向上には大切で、レンタルサーバー会社次第では、強制的に切り上げてしまうケースもあります。
切り上げられてしまうと、正しく動作しないケースもあり、バージョンアップ予算はある程度見ていかなくてはなりません。
お客さまが公開後に行う作業は継続が重要
上記が公開後にお客さまが行う作業です。
これらの作業は単発ではなく、永続的に行い続けることが大切で、日々の作業量は少なくても良いですが、代わりに継続を意識しましょう。
実際にこれまでの経験で言えば、毎日の作業量は大したことがないのに、とにかく2年でも3年でも継続しているクライアントがいます。
そのクライアントは、確かに成果が出るのは予定より遅かったですが、それでも労力的には余裕があり、そして非常に高い成果を出しています。
そのため、公開後はスケジュールを立てて、そしてとにかく継続を意識して作業を行えば、御社サイトも期待以上の効果を得られるでしょう。