セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

  • 2023.11.27

ホームページでは無理に画像を使わない方がSEO効果が高い

ホームページ制作や運営では、多くの画像を利用します。

従来は、テキストばかりだと文章の読み疲れが発生するので、画像を利用しているホームページも多くありましたが、現在ではそのような画像の利用法はSEO効果を落とすだけになります。

今回は、ホームページの画像は無理に利用しない方がSEO効果が高いという点を紹介します。

無理に画像を利用するとクロール済み - インデックス未登録になる

Googleサーチコンソールの「インデックス作成>ページ」を見ると、クロール済み - インデックス未登録という項目があります。

クロール済み - インデックス未登録は、Googleが該当ファイルを見たうえで、低品質であるため、検索結果に表示させないURLが並んでいます。

無理に画像を利用しているホームページでは、画像のURLがクロール済み - インデックス未登録に含まれてしまい、リストアップされた画像は検索結果にも画像検索にも表示されません。

すなわち、時間をかけて丁寧に作成した画像がサーチエンジンに表示されないので、集客効果がなくなってしまいます。

しかし、ウェブマスターとしては、集客効果がなくても、ページを読んでいる人に良い影響があれば問題ないと考えると思いますが、クロール済み - インデックス未登録が多いホームページは、SEOで大きな減点を受けてしまうのです。

Googleヘルプフルコンテンツアップデートが与えるSEOへの影響

Googleは、大きなバージョンアップとして、コアアルゴリズムアップデートの他に、ヘルプフルコンテンツアップデートと呼ばれる仕様変更を定期的に行っています。

ヘルプフルコンテンツアップデートとは、ページの内容を深く理解して、低品質なページが検索結果に出ないようにするための対策です。

従来のヘルプフルコンテンツアップデートでは、該当ページや該当ファイルだけの問題であったため、低品質だと判断されたとしても、1ページや1ファイルの流入がなくなるだけでした。

しかし、現在のヘルプフルコンテンツアップデートは、低品質なページが多いホームページは、たとえ良質なページがあったとしても、高い検索順位にならない仕様になっています。

すなわち、クロール済み - インデックス未登録に該当する画像が多いホームページは、ページ検索においても上位表示が実現できません。

これは大きな問題で、Googleからは低品質だと思われる画像かも知れませんが、ユーザーの文章の読みやすさを意識して苦労して作成した画像が原因でSEO効果が出ないのは、何のために画像を貼り付けているのか分かりません。

制作実績のホームページでも、ユーザーの読みやすさを考えて、丁寧に画像を作成した結果、自社サイトのSEOに悪影響を与えている事例がありました。

そのホームページでは、現在、画像のクロール済み - インデックス未登録の多くを改善できているので、どのような対策で修正に成功したかを紹介します。

ホームページの画像がクロール済み - インデックス未登録なら削除

対策法はシンプルで、クロール済み - インデックス未登録になっている画像を少しずつ削除しました。

一気に画像を削除しなかった理由は、単純に削除が正しい対策法であるかが分からなかったので、ホームページのさまざまなキーワードの検索順位を見ながら削除した対策になります。

削除したペースは、週に50画像になっており、約半年かけて、クロール済み - インデックス未登録になっている画像をすべて削除しています。

もちろん、削除を行うよりもすべての画像を差し替えたほうが、404 NOT FOUNDが新たに増えないので、効果を発揮できますが、制作実績のホームページでは、H2タグの下に画像を利用していたので、適切な画像が思いつかなかったのです。

画像を削除し始めて、3ヶ月目くらいから、Googleサーチコンソールのクロール済み - インデックス未登録だった画像も、見つかりませんでした(404)に移動し始めており、半年後には、多くのクロール済み - インデックス未登録がなくなる結果になりました。

また、検索順位についても、期待通りにはなっていませんが、クロール済み - インデックス未登録が大量にあったころと比べると、確実に向上しており、後は時間が経過すれば、見つかりませんでした(404)の数も減少するので、さらに高い検索順位へと成長すると提案しています。

まとめ

現在のSEOは、少し過剰な気もしますが、ユーザーが文章ばかりだと疲れると思って意味がない画像を掲載することは、SEOの足を引っ張ってしまう可能性があります。

SEOの足を引っ張っているかの確認は、狙っているキーワードの検索順位と、Googleサーチコンソールにあるクロール済み - インデックス未登録を確認しましょう。

制作実績のホームページは、画像を削除することにより、検索順位を高めることに成功していますが、必ずお客さまのホームページが画像の削除が最適解であるとは言えないので、必ず少しずつ削除しなくてはなりません。

苦労をして作成した画像がホームページのSEO効果に悪影響だともったいない結果と言えるので、ぜひGoogleサーチコンソールを確認して、クロール済み - インデックス未登録に大量に画像URLがリストアップされている場合は、改善することをおすすめします。