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画像の使い方でページのSEO効果は変わる!重要な理由と使い方
画像はページを華やかにする装飾だけでなく、ユーザーの内容理解を助けたり、行動を後押しする役割も果たします。さらにページの品質が高まることで、検索エンジンにも好影響を与える要素です。とはいえ、ただ画像を入れればページの検索順位が上がるというものでもなく、効果を出すにはいくつかのポイントがあります。
このページでは、ページのSEOで画像が重要な理由や、効果を出すための使い方、注意点を解説します。
目次
ページのSEOで画像が重要な理由
画像はページの見た目を整えるだけでなく、ユーザーの理解促進やブランディングにもつながります。ここでは、画像を使うことでページのSEO評価にどのような影響があるのかを解説します。
理解がしやすいコンテンツになる
視覚的な情報は、文章だけでは伝えきれない内容を補完する役割を果たします。たとえば、操作手順や製品の特徴など、実際の画面を添えることで読者の理解は格段に深まります。
結果として、ページの滞在時間が伸びたり、スクロール率が上がったりと、ユーザー行動の質が高まる傾向があります。こうしたポジティブな行動は検索エンジンにとって、良質なコンテンツと判断されやすく、SEO効果につながります。
ブランディングに繋がる
画像の選び方によって、ホームページの世界観を表現することができます。印象的なビジュアルは訪問者の記憶にも残りやすく、リピーターの獲得やブランド認知の向上に貢献します。
ユーザーが複数のページを閲覧したり、後日再訪することで、サイト全体の評価が高まり、SEOに良い影響を与えることが期待されます。
画像検索やGoogle Discoverからのアクセスが見込める
画像は通常の検索結果だけでなく、画像検索やGoogle Discoverといった別の経路からの流入を生む可能性があります。これらの機能はビジュアル要素に強く依存するため、画像の質や最適化の度合いが成果に影響します。
Googleは、アクセス数やユーザーの行動履歴を検索順位に反映させる傾向があるため、画像検索やDiscoverなど、Googleの各種サービスからの流入が増えるほど、ページの評価が高まります。
SEO効果を高める画像の使い方
画像をただ配置するだけでは、SEO効果は十分に得られません。検索エンジンに正しく評価されるためには、いくつかのポイントを意識して最適化することが大切です。
コンテンツの内容を補足説明している
画像は本文で伝えきれない情報を補足する役割を担います。たとえば、サービスの利用手順や商品の使い方などは、テキストだけよりも図解や写真を使うことで、より直感的に伝わります。ユーザーがページの内容を理解しやすくなると、滞在時間やスクロール率の向上につながり、結果としてSEO評価が高まりやすくなります。
検索エンジンは、ユーザーの行動データからコンテンツの質を判断しているため、画像による理解促進は非常に重要な要素となります。
ファイル名は画像の内容から決める
画像のファイル名は、検索エンジンにとって画像の内容を理解するための手がかりの一つです。たとえば、img001.jpgやDSC1234.pngのような自動で付けられたファイル名では、何が写っているかが分かりません。
それに対してweb-design-header.jpgやresponsive-layout-example.pngのように、画像の内容が分かる名前をつけておくと、検索エンジンは画像が何を示しているのかをより正確に予測できます。
ファイル名もクロール対象となるため、コンテンツとの関連性が高まれば、ページそのもののSEO評価に良い影響を与えます。
適切なサイズでアップロードする
画像はサイズが大きすぎるとページの表示速度に悪影響を与え、SEO評価の低下につながることがあります。特に通信環境が限られるスマートフォンでは、画像サイズの最適化は重要な対策です。画質を維持しながらも、表示に必要なサイズをアップロードすることで、読み込みの速さとユーザー体験の向上を両立できます。
Googleのコアウェブバイタル指標にも表示速度は含まれており、SEOにおいても見逃せないポイントです。
alt属性を必ず記入する
alt属性は、画像が表示されない場合にその内容を補足するものであり、視覚に障がいのあるユーザーが利用するスクリーンリーダーにも対応できるため、アクセシビリティの観点からも欠かせない設定です。また、検索エンジンにも画像の意味を伝える重要な情報として扱われます。
SEO対策としては、画像の内容を簡潔に説明しつつ、関連性の高いキーワードを自然に含めることで、検索エンジンの理解を助け、評価を高めることができます。
画像内に端的なテキストを含める
最近の検索エンジンは、画像内のテキストをある程度認識する能力を持っているとされています。特にアイキャッチ画像やインフォグラフィックなどでは、画像にテキスト情報を加えることで、検索エンジンに内容をより正確に伝えることができます。
ただし、画像に情報を詰め込みすぎると、特にモバイルでは読みづらくなる可能性があるため、画像内の文字情報は必要最低限にとどめ、詳しい説明は本文で伝えるのが効果的です。
画像内のテキストは、SEO的にもユーザー的にも効果を発揮するポイントです。
SEOで画像を利用する際の注意点
画像はSEOに効果的な要素ですが、使い方を誤ると効果が薄れてしまうこともあります。ここでは、画像を活用する際に注意したいポイントを紹介します。
ユーザー満足度を高めるために画像を利用する
画像を使うときの基本は、あくまでユーザーのためになるかどうかを意識することです。
デザインを華やかにするためだけに画像を増やしても、内容の理解を助けないものであれば逆効果になりかねません。一方で、文章だけでは伝わりにくい部分を図や写真で補えば、ページ全体のユーザビリティが向上し、結果として滞在時間や離脱率の改善につながります。
検索エンジンもユーザー行動を評価の軸としているため、「この画像はユーザーの理解に役立つか」を基準に配置することが大切です。
画像ばかりのページでもSEO効果が出ることもある
一般的には、テキスト情報が少ない画像中心のページはSEOで不利となります。検索エンジンは依然としてテキストによる情報理解に依存しており、画像だけのページは内容を正確に把握しづらいからです。
ただし、例外もあります。画像の内容が非常に明確で、ユーザーが求めている情報にしっかり答えている場合は、ユーザー満足度が高まり、間接的にSEO評価が向上する可能性があります。
実際に、ポートフォリオやデザインギャラリーなど、画像が主役となるページでも上位表示されている事例は少なくありません。ページ構成に関わらず、ユーザーの期待に応えることがSEOで最も重要なポイントです。
画像中心のページであればSNSを併用する
画像を主体としたページは、検索エンジンが内容を正確に理解しにくいため、テキスト中心のページと比べてSEOでは不利になる傾向があります。
その弱点を補う手段として効果的なのが、SNSでの拡散によるアクセスの獲得です。InstagramやPinterestなどのビジュアル重視のSNSは、画像との相性が良く、シェアされやすい特徴があります。
SNS経由でアクセスが増えれば、ユーザー行動の最適化に加え、被リンクの獲得などの外部シグナルを通じて、ページのSEOに間接的な効果が期待できます。
まとめ:画像を正しく使えばページのSEOに効果がある
画像は、見た目を整えるだけでなく、ユーザーの理解を深めたり行動を促したりと、ページのSEOに間接的な効果をもたらします。
ただし、効果を最大限に引き出すには、画像の内容や役割を意識した上で、ファイル名やalt属性、サイズの最適化といった基本的な対策を丁寧に行うことが重要です。また、ユーザーにとって価値がある画像であることを意識しながら、SNSとの連携なども活用して、総合的に評価されるページを目指しましょう。
正しく画像を使えば、コンテンツ全体の質が高まり、SEOで十分な効果が期待できます。