- 2022.10.10
修正回数を減らせばホームページ制作のクオリティーが向上
当社は、「修正がないホームページ制作はない」と思っていて、お客さまが納得できるまで、何度でも修正を行っています。
しかし、だからと言って、1案件で数十回もあると、納期を圧迫しますし、担当者が肉体的にも精神的にもきつくなり、御社サイトでクオリティーが下がってしまいます。
そこで今回は、より高品質なホームページとする目的で、当社が行っている、回数自体を減らす対策をご紹介します。
ホームページ制作には修正が必ずある
当社は創業して10年以上が経っていますが、ホームページ制作には修正は必ずあると思っています。
もちろん、ない案件もあるにはありますが、逆にないと、当社側が不安になるほどです。
なぜかと言うと、ホームページを制作して、真剣に成果を出そうと考えていれば、自分が思う理想通りで公開したいと考えるのは普通ではないでしょうか。
もちろん、Webサイト制作会社も、理想を実現するために、しっかりとヒアリングは行っていますが、それでも主にウェブデザインフェーズでは、カバーしきれません。
ウェブデザインにおいては、まずはワイヤーフレームを作成して、承認をいただいてから、ウェブデザイン作成に取り掛かります。
しかし、問題は、お客さまがワイヤーフレームを見ても、どんなイメージになるかが、分からないという点にあります。
もちろん、ワイヤーフレーム作成は、要素を確定する目的になっていて、ウェブデザインチェックではありません。
ただ、Webサイト制作会社であれば、ある程度ワイヤーフレームを見れば、ホームページ閲覧数が多く、大体想像がついてしまいます。
このように、クライアントと、ホームページを見ている回数が違い、ウェブデザインをイメージする際に相違が発生します。
そして、相違が解消されないまま、ウェブデザインを作成すると、修正が必要になってしまいます。
ただ、当社は、それは仕方がないと思っています。
もちろん、Webサイト制作会社は、闇雲にページを作成しませんし、わざと悪いウェブデザインも作成しません。
最良だと思ったウェブデザインであっても、クライアントさまから見たら、イメージが違うというのは仕方がないと思っています。
この認識違いを少しでも減らせればと思い、ワイヤーフレームを承認後にJPGでウェブデザインを作成していて、それでも発生すればJPG段階で直せば良いと考えています。
そのため、当社では、修正回数は無制限でお受けをしています。
ただし、だからと言って何度も出されてしまうと、作業は人間がしていて、疲労困憊状態になってしまい、低品質化が発生する恐れがあります。
そこで、この回数を減らすために、以下内容をクライアントと弊社で把握をして、できる限り修正回数を減らす努力をしています。
修正回数を減らす努力
当社が行っている修正回数を減らす努力をご紹介します。
意図を理解
ホームページ制作時に、すべての要素で、クライアントが依頼した意図を理解しています。
例えば、お客さまから原稿をいただいた際に、文章が羅列されているだけであれば、なぜその文章が入ってくるかを考えています。
その結果、例えば原稿意図が分かれば、その文章をより見やすくする方法を考えてから、ウェブデザイン作成やコーディングを実施します。
もちろん、いらないと言われるかもしれませんが、もし言われれば、言われた通りにいたしております。
ただ、多くの場合は、ホームページに掲載する文章を用意してくれと言うと、提出したワイヤーフレームにあるダミーテキスト箇所を差し替える原稿を用意するだけです。
そして、当社が想定していたよりも、ずっと長い文章であったとしたら、文字が羅列されるだけになっていて、そのまま公開すると非常に読みづらくなってしまいます。
そういった場合には、もちろんお客さまへ確認はいたしますが、箇条書きにしたり、表を使ってユーザー目線に変更しています。
このように、なぜその文章を作成したかを理解して、単に羅列された文章ではなく、内容整理が重要であると思います。
また、この作業を行えば、お客さま満足感が向上していき、その他にある箇所で修正回数を減らせるようになっています。
当社では、いただいた原稿を精査しているため分かりませんが、恐らくそのまま文章を公開すると、クライアントは読みづらいと考えてしまい、何度も修正する羽目になります。
理由を伝える
修正指示を送る際には、単に「これに原稿を差し替えて」ではなく、なぜ差し替えを行うかも送ると良いでしょう。
Webサイト制作会社もいただいた原稿は必ずチェックをしていると思います。
そして、理由を伝えれば、現状と差し替え後で原稿を見たときに、納得ができれば、そのまま作業を行いますが、納得できなければ提案してくれると思います。
ホームページから成果を出すには、基本的にはクライアントとWebサイト制作会社が一緒になって検討をしなくてはなりません。
もちろん、検討したからと言って、必ず成果が出るとお約束はできず、最終判断は訪問者になっています。
そして、この訪問者を見るには、グーグルアナリティクスなどのアクセス解析を利用すれば、具体的には分かりませんが、修正ポイントは予測を立てれます。
何も分からない状態で、作成された原稿は、訪問者が魅力的に思ってくれる確率が下がってしまい、しっかりと理由を付けて伝えましょう。
内容をまとめて送る
修正内容は、できる限り、まとめてお送りいただいています。
と言うのも、小出しだと、弊社側の作業量が膨大なものになってしまいます。
また、やっとすべて終わったと思っても、実はクライアントからすれば、まだ半分しか送っていない状態だと、当社はいつまで作業をしなくてはならないかが分かりません。
基本的には、Webサイト制作会社は、複数案件を同時進行で処理しています。
そのため、すぐに終わりそうな作業であれば、別作業の間にやってしまいますが、そうでなければ、まとめて作業を行いたいと思っています。
そしてさらには、小出しで行われると、ウェブデザイナーやコーダーが疲弊していきます。
絶対にあってはなりませんが、その結果、場合によっては、作業が適当になってしまいます。
このように、小出しで送るのはデメリットしかなく、しっかりと内容をまとめてお送りいただいています。
もちろん、やりとりは営業マンが行い、作業はしなくて良いという前提で、営業マンに小出しで送るのは別に問題ありません。
全体を把握
単にそのページだけで考えるのではなく、ホームページ全体を把握しなくてはなりません。
ホームページ制作は、ウェブデザイン確認で見たJPGで作成をしておらず、HTMLやCSSと言われる言語でコードを書いて公開をしています。
そのため、例えば、このページで見出しレイアウトはこうで、別ページはこうみたいに、見出しレイアウトをころころ変えることはしません。
一般的に、全体的なバランスを見た上で、レイアウトが決定しています。
ちなみに、この全体的なレイアウトについては、成約率にも大切ですし、SEOにも大切な要素になっています。
そのため、Webサイト制作会社から出てきたJPG全体、あるいはテストサイト全体を見た修正指示が必須になっています。
完璧を求め過ぎない
本当に、たまにある事例で、「何か違う」というケースで修正指示をいただくケースがあります。
何が違うかは、クライアントも把握しておらず、取り敢えず闇雲に、こうして欲しいという指示が送られてきます。
このケースは大半が、修正作業が終わったとしても、何か違うという点は解消されません。
このように、理由がよく分からない内容であれば、ホームページを公開をしてしまい、サイト運営中に修正が良いでしょう。
もちろん、何か違うと伝えていただければ、真剣に何が違うかを考えて、お客さまには提案をいたします。
ただ、それでも分からない場合であれば、下手に改悪してしまうよりも、サイト運営中で、理由が分かってからがベストであると思います。
流れを守る
最後に、ホームページ制作の流れを守った修正指示を出しましょう。
例えば、ウェブデザインが完了して、コーディングを行っているときに、突然ウェブデザインの修正を言われるケースがあります。
もちろん、内容によってはお受けいたしますが、しかしコーディングが始まってしまっている以上、箇所や内容によっては、対応が非常に面倒なケースもあります。
当然、面倒と言うのは、当社の作業時間が多くかかってしまい、状況によっては別予算で対応という提案になってしまう可能性もあります。
そのため、流れを把握して、そして適切な対応を行えば、無駄な予算をかけずに公開できるようになります。
修正回数を減らしホームページ制作のクオリティーを高める
上記が当社が考える修正指示の行い方です。
ホームページ制作には、必ず修正が存在していると思っています。
もちろん、行うこと自体は、まったく問題ではなく、少しでも高品質なものに仕上げれば、クライアントは、より高い成果を得れると思います。
ただ、上記の回数を減らす努力は必要であり、これらを守れば、御社サイトは、さらにより良いものに成長していきます。
修正はWebサイト制作会社が行うからと、クライアントには関係がないではいけません。
そのホームページを制作している作業は人間がしています。
そのため、しっかりと回数を減らして、すべての人間が快適に仕事を行い、高いクオリティーで納品されれば、期待以上に成果を出せるようになります。