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  • 2024.03.06

404 NOT FOUNDを減らしてSEO効果を出したホームページの事例

Googleは、404 NOT FOUNDが多いホームページでもSEOに影響がないと発言しています。

しかし、問い合わせをいただいたお客さまから、低品質なページを削除して、大量に404 NOT FOUNDが発生したら、ホームページのSEO効果が大きく落ちてしまったと相談を受けました。

お客さまに、404 NOT FOUNDを減らす提案を行ったところ、SEO効果をもとの状態に近いところまで戻すことに成功したので、当ページでは、お客さまのホームページに行った404 NOT FOUNDの減らし方を紹介します。

404 NOT FOUNDの減らし方

404 NOT FOUNDのURLをExcelに記載

404 NOT FOUNDを闇雲に減らしたわけではなく、まずはGoogleサーチコンソールのインデックス作成>ページにある見つかりませんでした(404)と、設定>クロールの統計情報の見つかりませんでした(404)にリストアップされているURLをExcelに記載しました。

また、クロール済み - インデックス未登録になっていた404 NOT FOUNDのページが多く見られていたので、クロール済み - インデックス未登録のURLもExcelに記載しています。

Internet Archiveを活用して削除前のコンテンツを確認

Excelに記載したURLをInternet Archiveで検索して、公開していた時の原稿や画像データのバックアップを行いました。

Internet Archiveに表示されたページをコピー&ペーストして、ホームページに張り付けるのではなく、この段階では、すべてテキストファイルに行っていただきました。

Internet Archiveから直接ホームページにコピー&ペーストしてしまうと、不要なタグが入ってしまうので、サーチエンジンの認識効率が落ちてしまい、SEO効果を戻すことができない恐れがあるからです。

Internet Archiveにページが保存されていないページは新規作成

Internet Archiveは、ページによっては保存されていないこともあるので、その場合は、URLを見ながら、そこに書いていたであろう内容を予測して、新規で原稿や画像作成を行っていただきました。

大体ですが、404 NOT FOUNDの5%程度のページがInternet Archiveに保存されていなかったので、お客さまは大変な労力がかかっていました。

ただ、検索順位が戻るのであればと頑張っていただき、約2ヶ月でURLの復活が完了しました。

Internet Archiveに保存されていたページはURLを復活させた

Internet Archiveにテキストや画像が保存されていたページは、同じURLで、管理画面からテキストファイルのコピー&ペーストや、画像の貼り付けを行っていただきました。

コピー&ペーストと画像の貼り付けは、1ページ作成を5分程度で行えたそうですが、ページ数が多くあったので、約1ヶ月かかっています。

404 NOT FOUNDのチェックと新規ページ作成

URLをすべて復活させると、検索順位を少し高めることに成功しましたが、まだまだもともとのSEO効果とは言えない状態でした。

そこでお客さまにお願いしたのが、当社が見たときに、Googleサーチコンソールに表示された404 NOT FOUNDが完全な状態ではない可能性があるので、定期的にGoogleサーチコンソールをチェックして、上記と同じ作業を行うことです。

また、同時並行で、新規ページ作成も行っていくようにしました。

一度404 NOT FOUNDになってしまったURLのSEO効果は、もともとより低くなるのが一般的なので、新規ページを作成して、検索ワードとホームページの関連性を高める対策を行っています。

その結果、当社に相談をいただいて半年くらいで、もともとのホームページの検索順位に近い結果にすることに成功しています。

404 NOT FOUNDの多いホームページでSEO効果が落ちる理由

Google曰く、404 NOT FOUNDはホームページのSEO効果と関係がないそうです。

しかし、404 NOT FOUNDが多いホームページは、ユーザーエクスペリエンスが低下してしまい、その結果、サイト全体の検索順位が落ちてしまいます。

ユーザーエクスペリエンスが低下した場合、元の状態に戻すには、多くの労力が求められ、SEOを行っているホームページでは、404 NOT FOUNDは増やさない意識が必要と言えます。

ただ、制作実績で高いSEO効果を実現しているホームページを見ると、300ページのうち20ページ前後を削除したお客さまがいらっしゃるのですが、その時には検索順位が一切落ちていなかったので、少ない404 NOT FOUNDであれば、SEOへの影響はありません。

まとめ

404 NOT FOUNDの数を減らしてSEO効果を出したホームページの事例を紹介しました。

当社のホームページ制作では、公開したページは削除をするのではなく、どうしても削除が必要な場合であったとしても、似たテーマで全文リライトを行うことを推奨しています。

ホームページに404 NOT FOUNDが増えてしまうと、ユーザーエクスペリエンスが低下してしまい、大きくSEO効果を落として、さらにはリカバリーに多くの時間と労力が必要です。

現在、404 NOT FOUNDが多いホームページで、SEO効果が伸びないとお悩みの方は、当ページを参考にして、URLを復活させれば、検索順位を戻せる可能性があります。