- 2023.08.29
noindexは辞める!トップページの検索順位を落とした事例
制作実績のホームページで、大量の低品質なページをnoindexにしたところ、トップページの検索順位を大きく落としてしまった事例があります。
noindexを付与することで、サーチエンジンに存在しないページとして認識してもらえ、ホームページの品質を保つことができるので、一般論で言えば、低品質なページにnoindexを付与することは、ホームページの検索順位を高める対策になります。
しかし、制作実績のホームページで、大量の低品質なページをnoindexにしたところ、トップページの検索順位を落とした事例があるので、当ページでは、noindexは辞めた方が良いという点を紹介します。
ちなみに、noindexって何?とお思いの方は、noindexとは?のページをご覧ください。
noindexを実施して検索順位を落とした事例
当ページで紹介する制作実績の事例では、ホームページで低品質と思われる多くのページにnoindexを実施しています。
noindexを実施した理由は、ホームページの品質を高めることで、サイト全体の検索順位を高めることになっていたので、お客さまはnoindexを行う前に低品質なページをリストアップしています。
では、まずどのようなページにnoindexを行ったかを紹介します。
- 検出 - インデックス未登録のページ
- クロール済み - インデックス未登録のページ
- サーチエンジンからの流入がないページ
当社としては、ホームページのSEOにおいて、noindexは必要がないと考えていたのですが、お客さまの強い希望から、どうしても行うと言われ、上記の3つであれば効果が出る可能性があると判断をしてしまいました。
そしてお客さまは、すべてのページに対して1日の間にnoindexを付与したのですが、翌営業日にトップページの検索順位下げ、さらにその後も着実に検索順位を下げる結果となってしまいました。
noindexを解除後1ヶ月くらいで検索順位が戻る
noindexを付与して、約1週間で、あり得ないくらいトップページの検索順位を落としてしまったホームページですが、noindexの状態で検索順位を戻すことを諦めて、noindexの解除を1日で行っています。
noindexを解除した後の検索順位を見ると、noindexを付与したときには、毎日大きく検索順位を落としていたのですが、戻るときは、大きく戻る日があれば、翌日には戻った分の半分が下がり、という検索順位になっており、実際に元に近い状態に戻すのに、1ヶ月くらいの期間がかかってしまいました。
お客さまは、検索順位が落ちてしまっているので、新規ページ作成にも取り組んでいたのですが、1ヶ月間で約20ページを作成したにもかかわらず、トップページの検索順位は高くなりませんでしたし、Googleサーチコンソールを見ても、合計クリック数と合計表示回数ともに一切増えていませんでした。
当事例のホームページのSEO効果としては、20ページほどを作成すれば、少なくとも合計表示回数は増えていたので、少し不自然な結果となっており、おそらくですが、ドメイン評価が下がってしまった可能性があります。
ただ、トップページの検索順位も合計クリック数と合計表示回数も元に近い状態には戻せているので、ドメインを変更するかどうかの判断までは不要だと考えて、現在でもお客さまは、同じドメインでホームページを運営しています。
当ページのご覧の方は、数ページであれば、noindexにしてもSEO評価が落ちることなく、また、これまでさまざまなホームページを見てきて、noindexで検索順位を上げた企業は見たことがないので、絶対に行わない方が良いと判断することがおすすめです。
まとめ
ホームページの低品質だと思われるページにnoindexを行ったところ、トップページの検索順位が大きく落ちた事例を紹介しました。
これまで多くのホームページが、noindexを行ってきたのを見てきましたが、正直な話として、検索順位を向上させたケースは見たことがありません。
当ページをご覧の方は、noindexの付与は最終手段であると判断をして、無理にnoindexにしない方が、ホームページの検索順位としては良い結果を得られるでしょう。
最後に、noindexにしたいほど品質が低いページがある場合は、noindexではなくリライトを行うことを強く推奨します。