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公開日:2026.07.07最終更新日:2026.07.20

PageSpeed Insightsとは?基本的な使い方と表示速度の改善方法

PageSpeed Insightsとは?表示速度を改善して検索順位を上げる

ホームページの表示速度は、訪問者の使いやすさだけでなく検索順位にも影響を与えます。PageSpeed Insightsを使えば、現在の表示速度をスコアで把握し、改善すべき箇所を具体的に確認できます。

この記事では、PageSpeed Insightsの使い方から表示速度を改善する方法、スコアの目安までを解説します。

PageSpeed Insightsとは

PageSpeed Insightsは、Googleが無料で提供している表示速度の分析ツールです。

診断したいページのURLを入力するだけで、モバイルとパソコンそれぞれの評価をスコアで確認できます。単に速度の速さや遅さを示すだけでなく、どの要素が読み込みを遅くしているのかを一つひとつ指摘し、改善の優先度まで示してくれる点が特徴です。

画像が重い、使われていないコードが残っているといった技術的な課題も、専門知識がなくても把握できるよう分かりやすく提示されます。

Google自身が評価基準を公開しているツールであるため、表示されるスコアや改善提案はSEO対策を進めるうえでも信頼できる根拠になります。ホームページの担当者にとって、気軽に使える診断ツールといえるでしょう。

PageSpeed InsightsがSEOで重要な理由

PageSpeed InsightsがSEOで重要な理由

PageSpeed Insightsで測定できる表示速度は、Googleの評価基準の一つです。SEO対策を進めるうえで見過ごせない要素であり、ここでは検索順位への直接的な影響と間接的な影響の両面から解説します。

表示速度は検索順位を左右する要素になる

Googleは検索順位を決定する際に、ページの表示速度を評価要素の一つとして考慮しています。

ただし、表示が速いページほど検索順位が上がるという単純な仕組みではありません。検索順位を最も左右するのは、コンテンツの質と検索意図との一致度です。とはいえ、同程度の質のページが並んだ場合、表示速度の差が順位を分ける決め手になります。

SEOは常に競合との比較で評価されるため、内容が優れていても表示速度で見劣りすれば、上位表示の機会を逃しかねません。PageSpeed Insightsで自社サイトの弱点を把握しておけば、競合よりも一歩優位に立てる可能性が高まります。

ユーザー行動の改善が間接的に検索順位を押し上げる

表示速度はランキングを直接大きく動かす要素ではありませんが、ユーザーの行動を通じて間接的にSEOへ影響を及ぼします。

読み込みが遅いページは離脱されやすく、Googleから利用価値が低いと判断されるリスクがあります。反対に表示が速いページは滞在時間やページの閲覧数が伸びやすく、ユーザーにとって快適だと評価される材料が積み上がっていきます。こうした行動データの蓄積は検索エンジンに対する間接的な評価シグナルとなり、結果として検索順位の向上を後押しします。

PageSpeed Insightsによる改善は、ユーザー体験そのものを底上げする取り組みでもあります。

PageSpeed Insightsの使い方

PageSpeed Insightsの使い方

PageSpeed Insightsの操作はシンプルで、URLを入力するだけで携帯電話(モバイル)とデスクトップ(パソコン)の評価を個別に確認できます。ここでは、基本的な操作の流れを解説します。

対象ページのURLを入力して分析する

PageSpeed Insightsにアクセスすると、画面上部にURL入力欄が表示されます。

ここに表示速度を計測したいページのURLを入力しましょう。トップページだけでなく、集客や成約につながる商品ページやブログ記事を計測するのがおすすめです。URLを入力して分析ボタンをクリックすると、数秒後にPageSpeed Insightsが携帯電話とデスクトップそれぞれの評価結果を表示します。

複数のページを定期的に計測し、変化を比較することで改善効果も確認できます。

携帯電話とデスクトップの結果を切り替える

PageSpeed Insightsは、画面上部のタブを操作するだけで、携帯電話とデスクトップの評価を個別に切り替えて確認できます。

この機能を使えば、モバイルユーザー向けとパソコンユーザー向けの表示速度をそれぞれ把握でき、デバイスごとの課題を特定しやすくなります。Googleはモバイルファーストインデックスを採用しているため、携帯電話での評価を優先的にチェックすることが重要です。

スマートフォンの利用者は表示が遅いとすぐに離脱してしまうため、この結果はSEO評価に直結します。

フィールドデータで実際のユーザー体験を確認する

フィールドデータは、実際の訪問者がページを閲覧した際の体験をもとに評価される項目です。

PageSpeed Insightsのフィールドデータ

PageSpeed Insightsでは過去30日間に収集されたデータをもとに、LCP・INP・CLSなどCore Web Vitalsの数値が表示されます。これらはGoogleが検索アルゴリズムで重視している指標であり、改善することで検索順位や顧客満足度の向上につながるとGoogleも公表しています。

まずはこのフィールドデータを見て、実際の訪問者に問題が起きていないかどうかを把握することから始めましょう。

ラボデータで改善が必要な項目を特定する

ラボデータは、PageSpeed Insightsがシミュレーションによって表示速度を評価した結果です。

PageSpeed Insightsのラボデータ

実際のユーザー環境に依存しないため、開発中のページや修正前後の効果測定にも活用できます。パフォーマンス・ユーザー補助・おすすめの方法・SEOという4つの観点でスコアが表示され、改善が必要な項目と合格した項目が具体的に示されます。

フィールドデータで課題が見つかった場合は、このラボデータをもとに原因を突き止め、優先順位をつけて改善を進めると効率的です。

PageSpeed Insightsを使った表示速度の改善方法

PageSpeed Insightsを使った表示速度の改善方法

PageSpeed Insightsが指摘する改善項目は多岐にわたりますが、対応の方向性は大きく画像・コード・キャッシュ・サーバー・CDNの5つに分けられます。ここでは、それぞれの具体的な改善方法を解説します。

画像を最適化する

画像はページの表示速度に大きな影響を与えるため、PageSpeed Insightsでもよく指摘される項目です。

まずは画像を圧縮し、ファイルサイズを抑えることから始めましょう。JPEGやPNGをWebP形式に変換すると、画質を保ったまま大幅にファイルサイズを削減でき、PageSpeed Insightsのスコア改善にも効果的です。表示に必要以上の高解像度画像を使わず、用途に合ったサイズへ調整することも欠かせません。

さらに遅延読み込みを取り入れれば、画面外の画像を読み込むタイミングを後回しにでき、ページの初期表示にかかる時間を短縮できます。導入する際は、あらかじめHTMLに画像サイズを指定しておくと、表示中のレイアウトのずれも防げます。

ソースコードを軽量化する

PageSpeed Insightsの診断結果では、コードの無駄が速度低下の原因として示されることも珍しくありません。

HTML・CSS・JavaScriptから不要な空白やコメントを取り除き、使われていないコードを削除するだけでもファイルサイズは軽くなります。加えて、複数に分かれているCSSやJavaScriptのファイルをまとめれば、読み込み回数そのものを減らせます。

こうした地道な整理の積み重ねが、PageSpeed Insightsのスコア改善につながります。

キャッシュを活用する

キャッシュの設定は、PageSpeed Insightsのスコアを効率的に高める手段の一つです。

ブラウザキャッシュを設定すれば、一度読み込んだ画像やCSSをブラウザ側に保存でき、次回以降のアクセスで再ダウンロードする手間を省けます。あわせてサーバーキャッシュを活用すれば、サーバー側の処理負荷が下がり、表示にかかる時間の短縮にもつながります。

どちらも比較的少ない工数で導入できるため、優先的に取り組みたい施策です。

サーバーの性能を高める

表示速度の土台となるのが、サーバー自体の処理能力です。

PageSpeed Insightsで応答時間の遅さが指摘される場合、より高性能なサーバーへの移行が有効な選択肢になります。処理速度が上がることで、アクセスが集中した場合でもページの表示が崩れにくくなります。さらに負荷分散の仕組みを取り入れれば、複数のサーバーで処理を分担でき、応答速度の底上げにつながります。

自社の運用体制に合わせて検討しましょう。

CDNを導入する

CDNの導入は、PageSpeed Insightsが指摘する配信面の課題を解決する手段です。

CDNは世界各地に配置されたサーバーにコンテンツをキャッシュし、訪問者に地理的に近いサーバーから配信する仕組みです。これにより物理的な距離による遅延が減り、画像やスクリプトの読み込みが速くなります。

サーバー自体の性能向上とは異なるアプローチのため、両方を組み合わせることで、より安定した表示速度を実現できます。

PageSpeed Insightsの合格点の目安

PageSpeed Insightsのラボデータのスコアは、90点以上が良好、50〜89点が改善が必要、49点以下が低速という3段階で色分けされており、これはスコア算出の基盤であるLighthouseの評価基準に基づいています。

ただし実務では、デスクトップで70点前後、携帯電話で50点前後を一つの目安として運用しているケースが多く見られます。携帯電話は通信速度や端末性能の影響を受けやすく、デスクトップよりスコアが低く出やすい傾向があるため、無理に高得点を追い求める必要はありません。

同じページでも計測のたびにスコアが変動することがあるため、一度の結果だけで判断せず、複数回計測して傾向をつかむことも大切です。

PageSpeed Insightsのスコアはあくまで改善の方向性を示す参考値であり、体感速度や実際のユーザー行動とあわせて総合的に判断する姿勢が求められます。

PageSpeed Insightsに関するよくある質問

PageSpeed Insightsを使ううえで、疑問に感じやすい点をまとめました。ツールの使い分けやスコアの受け止め方を確認しておきましょう。

他に表示速度を計測できるツールはありますか?

Chromeの開発者ツールに標準搭載されているLighthouseも、表示速度を計測できるツールの一つです。ローカル環境ですぐに計測できるため、公開前の段階で最適化状況を確認するのに向いています。PageSpeed Insightsと同じ技術基盤を採用しており、公開後の評価との差が生まれにくい点も特徴です。

またGoogleサーチコンソールのウェブに関する主な指標レポートでも、表示速度に関わる状態を確認できます。こちらは過去28日間の実データをもとに、サイト内のURLを良好・改善が必要・不良の3グループに分けて表示する仕組みです。

特定ページの原因分析にはLighthouse、サイト全体の傾向把握にはサーチコンソールと、目的に応じて使い分けると効率的です。

スコアが低いのに表示速度が速い場合は改善すべきですか?

必ずしもすぐに対応が必要とは限りません。

PageSpeed InsightsのスコアはGoogle独自の評価基準であり、実際の体感速度と完全に一致するとは限らないためです。高性能なサーバーを使っているため表示自体は速いのに、不要なJavaScriptの影響でスコアが低く出るケースも珍しくありません。

ただしスコアが低いことは、改善できる余地が残っているサインでもあります。将来的にコンテンツが増えた際の速度低下を防ぐ意味でも、余裕があるうちに手を付けておくと安心です。

まとめ

PageSpeed Insightsは、URLを入力するだけで表示速度をスコア化し、改善点まで示してくれる無料ツールです。

フィールドデータとラボデータを使い分けることで、実際のユーザー体験と技術的な課題の両方を把握できます。画像の最適化やコードの軽量化、キャッシュやサーバー環境の見直しなど、できるところから着手すれば、表示速度とユーザー体験は着実に改善していきます。

スコアの数値に一喜一憂せず、改善の指針として継続的に活用することが大切です。

表示速度の改善には、画像やコードの調整だけでなく、サーバー環境やサイト全体の構成まで見据えた対応が必要です。
大阪のホームページ制作会社セブンデザインでは、表示速度や使いやすさにこだわったホームページ制作をサポートしています。
ホームページの表示速度や運用についてお困りごとがあれば、お気軽にご相談ください。

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