- 2023.05.25
SEOと文字数の関係とは?制作時の提案内容を紹介
当ページをご覧の方であれば、SEOと文字数は関係がないと認識していると思います。
ただ、制作実績で見ると、SEOと文字数の関係は、ページ次第になっているケースが多く、一概に多いや少ない方が良いとは言い切れません。
今回は、ホームページを制作してきた経験から、当社の観点でSEOと文字数の関係性を紹介します。
グーグル曰くSEOと文字数は関係がない
グーグルは、文字数とSEOは関係がないと明言しています。
上記は、グーグルが運用するユーチューブになり、ジョン・ミューラー氏が、はっきりと文字数に関するアルゴリズムはないと発言しています。
アルゴリズムとは、サーチエンジンごとに存在する順位を決定するルールで、各社のデータベース内で適応されているので、誰にもどんな仕様かは分かりません。
そのため、どんなに頑張って調査をしても、ブラックボックスに入っているので、公表されている良質であれば上位表示ができるという点以外は不明です。
話を戻すと、文字数とSEOの関係は、昔からよく議題になっていて、例えば、天気予報のホームページで、本日の天気というタイトルなら、本文は晴れだけでも問題がないと言われています。
グーグル検索を利用しても分かるように、上位に表示するホームページで文字数が少ない会社は多くあります。
しかし、数年前はそうではありませんでした。
長文SEOと呼ばれる手法が全盛期だったころは、何で検索をしても、ひどい場合だと10,000文字を超えるページばかりが上位を独占していました。
当時、わたし個人は、グーグルを利用すると、無駄に長いページが多いと感じていて、ツイッターなどのソーシャルメディアを利用して情報収集を行っていたほどです。
ただ、これは昔の話であり、現在ではSEOと文字数の関係性は見られません。
そのため、これからホームページ制作や運営を行う方は、まず前提として、文字数とSEOは関係がないということを把握しましょう。
現実は文字数が多いほどSEO効果が出ている
SEOと文字数は関係がないと考えるのが基本です。
しかし、検索結果で割合を調べると、文字数が少ないページも上位表示されていますが、割合で見れば文字数が多いホームページの方が有利です。
もちろん、明確な理由があり、単に文字数が見られているのではなく、以下の条件を満たしているから上位表示されていると思います。
内容の充実
サーチエンジンは、タイトルに対して、どれくらい充実した本文かを評価しています。
例えば、天気予報サイトで言うと、今日の天気がタイトルなら、晴れだけでも満足できる分量です。
逆に、あれこれ記載してしまうと、訪問者に分かりづらいコンテンツになってしまい、マイナス評価を与えるのが現在のサーチエンジンです。
ただ、これは珍しい事例です。
一般的なホームページで言うと、当サイトなら、SEOに強いホームページ制作というタイトルで、「検索エンジンが認識しやすい仕組みを作る」だけでは、ユーザーは満足できません。
ユーザーが何を求めているかを検討して、必要なコンテンツを公開すれば、上位表示ができるようになります。
これは、トップセールスに確認すれば、比較的分かりやすいケースがほとんどです。
トップセールスは、商材やお客さまのニーズによって、キラーワードを使いながら、適切なトークを展開して、契約を獲得しています。
営業マンにキラーワードを確認すると、多くの場合、それなりの文字数になってしまい、その結果、SEOと文字数が関係あるように感じてしまいます。
共起語などの利用
文字数が多いと、自然と共起語を利用するケースが増えます。
共起語とは、同じテーマのページで競合他社がよく利用する単語を指していて、当社がよく利用するツールは共起語調査ツールです。
例えば、当ページで言えば、上位表示ワードは【SEO 文字数】で、実際にツールを利用すると、以下キーワードが共起語として紹介されます。
文字 情報 コンテンツ 記事 上位 対策 検索 効果 表示 ページ 会社 評価 方法 サービス 解説 メディア 一覧 関係 運営 キーワード 作成 株式 内容 サイト 資料 制作
当ページでは、上記の共起語を使えば、ニーズを満たせる可能性が高くなると考えるのが一般的で、訪問者が求める情報を適切に配置すれば、検索順位は高くなります。
これだけの単語数を利用するとなると、自然と文字数が多くなると思うので、その結果、文字数が多い方が上位表示しやすいと感じてしまいます。
SEOに強いホームページ制作の文字数対応
SEOと文字数は関係がないと考えるのがベースにあり、ただ文字数が多い方がニーズを満たせて、検索順位が高まる可能性があります。
お客さまに、いきなり多くの原稿を書いて欲しいと言っても大変なだけなので、当社では以下を提案しています。
難易度が高いキーワードだと10,000文字も
対策法を紹介する前に、基礎知識として、作成するページのSEOワードによって、適切な文字数は異なると理解しましょう。
例えば、難易度が高いキーワードだと、1ページ目にランクインしているホームページすべてが10,000文字を超えている可能性もあります。
10,000文字と言うことは、共起語の活用やニーズに応えられるコンテンツを作成できている可能性が高いので、御社もそれなりのボリュームが必要です。
ただ、サーチエンジンは、同時に、関係がないコンテンツがあると検索順位を下げています。
そのため、10,000文字は不要ですが、競合他社が掲載している不要なコンテンツを除けば、上位表示を狙うことが可能になります。
これを基礎知識として、各ページで最適な文字数を公開すれば、期待通りのSEO効果を得られます。
では、当社がホームページ制作前に提案する適切な文字数を紹介します。
1,000文字で本文を作成
まずは1,000文字くらいを書くことを意識して、本文を作成していただきます。
もちろん、ただ作成して終わりではなく、翌月には検索順位をチェックして、期待通りにSEO効果が出ていなければ、リライトが必要です。
効果が出なければ2,000文字にリライト
もし期待通りの検索順位にならなければ、加筆を中心にリライトを行います。
情報量を増やし、既存の問題点を改善すれば、よりユーザーフレンドリーなコンテンツへと成長して、自然と上位表示が可能になります。
内部リンクを設置
ボリュームを増やす際に、一緒に内部リンクを設置しましょう。
閲覧者の役に立たない内部リンクではなく、訪問者目線で設置する必要があり、適切に設置させることができれば、2つのメリットがあります。
まず、内部リンク先のページのSEO効果を高めることが可能です。
ただし、闇雲に設置するのではなく、内部リンクの上下の文章と先ページの関連性や、アンカーテキストにキーワードを含めることが大切です。
昨今のサーチエンジンは、不適切な設置法を行っている内部リンクをスパム行為と認識するので、闇雲な設置は逆に検索順位を落とす結果になるので注意が必要です。
次のメリットは、訪問者の誘導が可能だという点で、SEOを行う目的は成約数の向上になるので必須と言えます。
この集客と成約に効果的な内部リンクの設置は、慣れている方であれば、新規ページ作成時に設置しますが、そうではない方はリライト時に設置をお願いしています。
期待する検索順位で調整
期待する検索順位を実現するためには、ただページを公開するだけではなく、コンテンツの追加や変更、削除などを繰り返して行う必要があります。
そのため、作成したページを管理して、期待通りの検索順位かを確認しなくてはなりません。
もし、期待よりも低い検索順位の場合は、ニーズに応えることができるコンテンツを追加することを検討しましょう。
また、さらには、2,000文字を切らないようにしながら、不要な情報があれば、そのコンテンツを削除すれば、必ず検索順位は向上します。
この作業を面倒くさいと思われる方も多いと思いますが、時間がかかっても良いので、少しずつ実施していけば、必ず検索順位は向上します。
文字数はSEOだけではなく成果も考える
文字数が多ければ、検索順位が向上するわけではないですが、上位表示を実現できる可能性は高くなります。
しかし、検索順位が高くても、成果が出ないホームページを多く見てきました。
そのため、SEO効果を出すのは、目的ではなく成果を向上させる手段と理解しなくてはなりません。
大切なのは、ユーザー目線で本文を作成することです。
そして、文字数が多いページは、それだけでユーザーが読む気が失せるケースも見られます。
そのため、各ページで訪問者のニーズを分析して、ユーザーフレンドリーなボリュームのコンテンツを作成することが重要です。
ユーザーフレンドリーを実現するには、公開するだけではなく、運営の中で、リライトを繰り返し行っていく必要があります。
運営担当者は、単にSEO効果だけを見るのではなく、必ず成果も考えながらユーザーフレンドリーを追求しましょう。
そうすれば、自然と検索順位も向上して、期待を超える成果を出せるようになります。
まとめ
SEOと文字数の関係を紹介しました。
昨今のSEOは非常に難しく、単に文字数が多いだけでは、検索順位は高まりません。
さらに、極端に多いページは、ユーザーの読む気を失わせてしまい、成果を出せない可能性まであります。
そのため、文章を作成する際には、各ページで適切な文字数を設定して、ユーザーが読むのに負荷がかからない文章作成を行いましょう。
そうすれば、SEO効果を出せ、さらには成約率も高まり、期待以上の成果を出せるホームページへと成長します。