- 2023.11.13
深くSEOを理解するためにGoogleのスパムへの対応法を学ぶ
SEOの基本はユーザー目線のページを作成し続けることになり、すなわちユーザーから信頼され利用されるホームページとすることになり、この対策は、短期間で確実に効果が出るものではなく、ユーザーの信頼を勝ち取るには、多くの作業量と時間を必要としています。
そこで、SEO界隈にはスパム行為と呼ばれるものがあり、スパム行為とはGoogleを騙して検索順位を高める対策です。
もちろん、Googleは、このスパム行為を自動あるいは手動で発見して対策を講じていますが、このスパム行為がバレた場合はどのような対応が行われるかを紹介します。
Googleを騙すスパム行為は絶対に辞めよう
Googleのスパムへの対応を紹介する前に、まずはスパム行為を行わないという努力をしなくてはなりません。
スパム行為を行わないというのは、スパム行為と知って実施するだけではなく、SEO効果があると考えて、良かれと思って行ってしまう対策も含まれています。
SEOスパムであると知らずに行う対策を回避するためには、SEOスパムについて日々学んでいくことはもちろん、どんなに調べても情報が出てこない場合は、ユーザーのためになっているかを検討することが重要です。
例えば、本文に過剰にキーワードを利用すれば、確かにGoogleは、該当ページはそのキーワードが重要であると認識してくれますが、ユーザーの読みやすさを損なうと、SEOスパム行為に当たります。
さらには、被リンク数が多ければ、SEO効果が出ると考えて、自演の被リンク対策を実施すると、ユーザーがそのリンクが利用していなければ、SEOスパムに当たってしまいます。
当社はこれまで数多くのホームページを制作し、公開後にSEOをサポートしてきた経験で言うと、SEOスパム行為は、一時的に検索順位を上げる効果が見られますが、Googleが不正行為だと感じるタイミングで、もともとの検索順位よりも低くなる傾向が見られます。
そのため、SEOスパム行為は絶対に辞めることが推奨され、もし行おうとしている対策が、SEOスパムかなと思えば、その対策がユーザーのためになるかどうかで判断していくことが重要です。
GoogleのSEOスパムへの対応は2種類
自動ペナルティ
Googleは、自動巡回プログラムを利用して、インターネット上にあるホームページの情報をデータベースに格納し、そこで検索順位の決定やスパム行為の有無を確認しています。
すなわち、24時間365日、スパム行為を発見して対応していることを意味しており、スパム行為をしていると、必ずGoogleに見つかり、検索順位を落とされてしまう可能性があるのです。
この自動ペナルティを受けた場合、当社の考えとして、これまでの制作実績を見ると、特定の重要なキーワードと該当ページの検索順位が大きく下がってしまう可能性があります。
さらに、この自動ペナルティにおいては、どこにどのような問題があるかが一切告知されないため、リカバリーが非常に難しく、もしSEOスパムを行っているのであれば、絶対に辞めるべき対応になっています。
手動ペナルティ
Googleは、自動ペナルティ以外にも手動ペナルティを用意しています。
この手動ペナルティは、Google社員が不自然な対応をしているホームページを確認して、目視によってペナルティを付与しています。
ただ、自動ペナルティとは違い、Googleサーチコンソールの左ナビゲーション「セキュリティと手動による対策>手動による対策」に、どこにどんな問題があるかを提示してくれます。
実際に、当社では制作実績のお客さまも当サイトも手動ペナルティを受けた経験がないので、どのような文言が送られてくるかは分かりませんが、インターネットで調べる限りで言うと、問題点が分かったとしても、対応に1ヶ月程度の期間が必要になるそうです。
スパム行為による自動ペナルティを受けたときの対策法
手動ペナルティは、問題点が提示されるので、その問題点を改善して、Googleに直したと連絡を入れるだけで良く、対策法は不要だと思うので、自動ペナルティを受けた場合の対策法を紹介します。
自動ペナルティを受ける対策を把握
お客さまの考えだけで自動ペナルティを改善することは難しいので、まずは情報収集を行うようにしましょう。
この情報収集は、SEOペナルティの種類は多くあるので、単発で行うのではなく、中長期的に実施しなくてはなりません。
当社がこれまで自動ペナルティについて調べてきた限りで言うと、ユーザーのためになるかどうかが判断基準であるため、勉強不足の場合は、ホームページ全体でユーザー目線を追求できているかをチェックしましょう。
全ページを読み直してリライトを実施
全ページの読み直しを行い、ユーザーのためにならない文章をリライトします。
1ページを改善しただけでは、自動ペナルティが解除されるケースは稀で、全ページで取り組むことがおすすめされます。
このリライト作業のポイントは、公開ボタンを押す前に全記事を読み直して、さらには公開した翌日にも記事の読み直しを行うことが重要です。
ユーザー目線を追求していれば、自動ペナルティを受けることはほとんどないので、自分が書いた文章がユーザーの役に立つかをチェックしながらリライトを実施しましょう。
Googleの認識を待つ
上記の改善を行えば、すぐに検索結果に反映されるわけではなく、自動ペナルティでは、Googleが該当ページをチェックしに訪問しなくては効果を発揮しません。
このチェックは、早いページであれば、1営業日などで訪問してくれますが、遅いページの場合は、1ヶ月くらいかかることもあります。
このチェックを早めるためには、GoogleサーチコンソールのURL検査を利用すると良いでしょう。
URL検査は、Googleに更新を行ったことを伝えることができるサービスになるので、自動ペナルティを受けている場合は、必ず実施することがおすすめされます。
ただし、送信したからと言って、必ずすぐにGoogleが見に来てくれるわけではないので、URL検査を行ったら、他のページの読み直しとリライトを行うようにしましょう。
まとめ
Googleのスパムへの対応を紹介しました。
基本的には、意図して対策を実施することは絶対に辞めるべきで、さらには意図せず実施してしまう対策法を学び続けることが重要です。
万が一、SEOスパムを行ってしまった場合は、落ち着いてユーザーのためになるホームページへと改定することに取り組むことで、SEOスパムは解除されます。
現在、SEOスパムを行っていないか不安にお考えのウェブマスターの参考になれば幸いです。