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クローラーとは?クローラーを知ればホームページのSEO効果が高まる

ホームページのSEOに取り組んでいる方は、クローラーを知ることが重要性です。

クローラーを知ることで、どのような対策を行えば、SEO効果を高められるのかを理解することができるので、効率的なホームページ運営を実現することができます。

当ページでは、クローラーとは何かや、種類、ページを発見してもらう方法、より高いSEO効果を発揮する対策法、集客状況の確認法を解説します。

クローラーとは

サーチエンジンは闇雲に検索順位を定めているわけではなく、インターネットに公開されたコンテンツを自社のデータベースに格納して、そこで検索順位を決定してから、検索結果に表示させています。

クローラーが行う範囲は、2つのポイントがあります。

1つ目が、インターネットを回遊してさまざまなホームページ、またはサイト内のリンクを辿りさまざまなページのURLを発見することになります。

2つ目が発見したページのコンテンツをサーチエンジンのデータベースに格納していくのですが、その際に1つ注意点があり、クローラーが1度訪問しただけでは、ページにあるすべてのコンテンツを持ち帰ってくれるわけではなく、1回の訪問では、ソースコードの2,3行しか持ち帰ってくれません。

つまり、1年くらいの期間をかけて、クローラーは何度も同じページにアクセスをして、ページすべてのコンテンツを少しずつデータベースに格納しています。

つまり、ページを公開してすぐの状態というのは、サーチエンジンのデータベースに少しのコンテンツしか格納されておらず、その状態で検索順位が定まってしまうので検索順位が低くなりますが、時間の経過とともに、突然検索順位が高くなるのは、データベースに格納されたコンテンツ量が増えるからです。

SEOに取り組んでいる方は、まずは上記を理解することによって、当ページの内容をより深く理解できると思うので、SEO効果を実現しやすいホームページ運営が行えるようになります。

クローラーの種類

次に、クローラーの種類を解説します。

サーチエンジンの種類ごとにクローラーが存在しており、それぞれ異なる名前が付けられています。

Google Googlebot
Yahoo! Yahoo! Slurp
Microsoft Bing Bingbot
Baidu Baiduspider
Apple Applebot

クローラーの種類を知ることで、SEO関係のホームページやXを見たときにでも、よく利用される用語になるので、内容をより深く理解することができます。

さらに、生ログを見たときに、クローラーの名前を知っていることで、クローラーの名称ごとにソートが行えるようになるので、より詳細なクローラーの行動分析が行えます。

ただし、そこまではしたくないというWebマスターであれば、特にクローラーの種類までは知る必要はないので、頭の片隅に入れていただくだけでも問題はありません。

クローラーにページを発見してもらう方法

クローラーにページを発見してもらう方法を解説します。

XMLサイトマップとRSS/Atomフィードを送信

クローラーにページのURLを発見してもらうためには、Googleサーチコンソールを利用しましょう。

GoogleサーチコンソールからXMLサイトマップと、RSS/Atomフィードを送信することで、GoogleがページのURLを知ることができます。

GoogleサーチコンソールからXMLサイトマップとRSS/Atomフィードを送信

XMLサイトマップと、RSS/AtomフィードのURLについては、制作したホームページの仕様によって異なる可能性があるので、そのホームページを制作した会社に確認しましょう。

URL検査を実施

新規ページを作成した直後にURL検査を行えば、GoogleがすぐにページのURLを把握することができます。

URL検査でホームページにクローラーを呼び込む

URL検査を行うことで、クローラーは、そのページを見に来てくれるようになるので、インデックスされる可能性が高いです。

ただし、URL検査には、1日の利用回数が定まっており、何回かは不明ですが、あまりに多いと、その日はURL検査が行えなくなってしまいます。

また、こちらは当社の経験からの話ですが、過剰にURL検査を行っていると、Googleが無視をし始めるので、公開と大幅なリライトをしたタイミングで、それぞれ1回ずつのルールを守りましょう。

サイト内に良質な内部リンクを張り巡らせる

クローラーは、ページ単位での巡回を行っているので、クローラーが訪問したページしか、サーチエンジンのデータベースに格納されません。

クローラーはリンクを使って、サイト間やページ間を移動しているので、クローラーが訪問したページに内部リンクがないと、そのページだけを閲覧して離脱することになります。

そのため、関連するページがある場合は、関連ページへと内部リンクを行うことが重要です。

関連しないページからやユーザーが利用する可能性が低い内部リンクは、自動的にクローラーが無視しているので、関連したページに対してのみ行いましょう。

また、インデックスされているページから、されていないページへと内部リンクを行うことが大切で、クローラーが認識していないページに関連したページから内部リンクを送ることで、クローラーはすべてのページを発見することができます。

良質な新規ページを作成する

クローラーの訪問数が少なければ、どんなに内部リンクを張り巡らせても、クローラーにページを発見してもらう速度は遅くなります。

そのため、クローラーの訪問頻度を増やすことが大切で、クローラーの訪問頻度を増やすには、良質な新規ページを作成することが大切です。

ホームページにはクロールバジェットと呼ばれるものが存在しており、クロールバジェットとはクローラーの訪問上限のことを言い、良質なページを作成し続けていれば、自然とクロールバジェットを高めることができるのです。

ただし、この良質は、サーチエンジンが考える良質になっており、具体的にどのようなページが良質なのかは不明ですが、Webマスターが今できる最高の品質で文章作成を行っていれば、自然とサーチエンジンからも評価される仕様になっています。

良質な被リンクを獲得する

クローラーはリンクを辿り、さまざまなホームページへとアクセスするので、良質な被リンクを集めれば、そのリンクを使って、ホームページにクローラーが訪問する回数を増やすことができます。

ただし、低品質な被リンクはクローラーから無視されるので、関連性が高くユーザーが利用する可能性のある被リンクを集めるようにしましょう。

重複コンテンツやカニバリゼーションを解消する

重複コンテンツとはサイト内外問わずにコピー&ペーストで作成されたページのことを言い、カニバリゼーションとは同じテーマのページを作成すると一つの検索キーワードで複数ページが表示されている状態のことを言います。

重複コンテンツやカニバリゼーションがあると、クローラーの訪問を無駄にしてしまうだけになるので、できる限り解消していくことが重要です。

重複コンテンツであれば、コピー&ペーストになるので、Webマスター自身でどのコンテンツが重複コンテンツか分かるので完全に解消することができるでしょう。

カニバリゼーションは、Googleの検索結果やGoogleサーチコンソールを利用する必要があるので、一気にすべてを解消することが難しく、毎日少しずつ改善に取り組むことがおすすめです。

より高いSEO効果を発揮するためのクローラー対策法

クローラーを使ってSEO評価を高めるための対策法を解説します。

リンク先ページで重要なキーワードを含むアンカーテキストを作成

クローラーの巡回でより高いSEO効果を生み出すためには、アンカーテキストにリンク先ページの重要なキーワードを含めましょう。

アンカーテキストとはテキストリンクのことを言い、画像にリンクが張られている場合はalt属性がアンカーテキストになります。

クローラーは、データベースにコンテンツを格納する際に、リンクがあればリンクごとデータベースに登録をしており、検索順位が決定するアルゴリズムが適応される際には、アンカーテキストとリンク先URLを紐づけて評価しています。

そのため、アンカーテキストに重要なキーワードを含めることで、ページ同士やアンカーテキストとリンク先ページの関連性が高ければ、どちらのページもユーザーに役立つページと認識されるようになるのでSEO効果を高めることができるのです。

こちらはGoogleのYouTubeになり、アンカーテキストを適切に設置することの重要性が解説されているので、アンカーテキストに興味がある方はご覧ください。

上下の文章を補足説明する画像を活用

画像の分かりやすさも、クローラーの集客やホームページのSEO効果に大きな影響を与えます。

画像自体の分かりやすさやALT属性の設置は画像SEOに高い効果を生み出す役割がありますが、クローラーの集客力やホームページのSEO効果を高めるのは、画像自体の品質の高さも大切ですが、画像の上下の文章も重要になっています。

つまり、ページタイトルとコンテンツ、画像すべての関連性が高まることで、サーチエンジンが検索クエリと一致しているページと認識してくれるようになることで、より高いSEO効果を実現することができるのです。

クローラーの集客状況の確認法

クローラーの集客状況の確認法としては、生ログのチェックがもっとも正確で役立つ情報を閲覧することができるのですが、生ログの取得は面倒くさいやレンタルサーバー会社が生ログを提供していない場合は、Googleサーチコンソールを利用しましょう。

Googleサーチコンソールの設定

Googleサーチコンソールの左ナビゲーションにある設定をクリックします。

クロールの統計情報のレポートを開く

その後、クロールの統計情報の右にある「レポートを開く」をクリックします。

クロールの統計情報

そうすると、クロールの統計情報が表示されるので、クローラーの訪問数を増やすことを考えている方であれば、左側のクロールリクエストの合計回数が伸びているかをチェックしましょう。

クローラーと関連したページの紹介

当サイトにあるクローラーと関連したページを紹介します。

クローラビリティとは? クローラーの巡回効率のこと
Googlebotが認識できるのは1ページあたり15MBまで GoogleクローラーのGooglebotは1ページ15MBまでしか認識できない
内部リンクとは? クローラーにサイト内を効率よく巡回してもらうためのリンク
内部SEOとは? 内部SEOはクローラーを知らなければ成功が難しい

まとめ

クローラーについて解説しました。

SEOを行うすべてのホームページは、がむしゃらに検索順位を高くすることを考えるのではなく、クローラーにすべてのページを閲覧してもらうこと、より高いSEO効果を得るための対策法を実施することが大切で、クローラーの集客と正確な評価を得られれば、自然と検索順位が高くなります。

クローラーって何?とお思いの方の参考になれば幸いです。

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