- 2022.11.30
ホームページ制作の提案書とは
ホームページ制作会社に相談すると、ヒアリング後に必ず提案書を提出してくれます。
この提案書には、どんなホームページを制作するかや、どうやって成果に導くかが記載されています。
今回は当社のホームページ制作の提案書がベースになりますが、どういうポイントを意識して、提案書を確認すれば良いかを紹介します。
ホームページ制作の提案書とは
ホームページ制作会社に相談すると、まずヒアリングに訪問してくれ、その後、大体2週間程度で提案書が作成され、プレゼンテーションが行われます。
この提案書に記載されている内容は、どんなホームページを制作し、どんな運営作業が必要になるのか、成果を出すために必要な集客と成約対策の方法です。
全体像で、どんな内容でホームページを制作するかを把握するのは、発注側として大切です。
全体的なイメージが分からないまま、ホームページ制作を依頼しても、まったくイメージと違うホームページが納品されてしまいます。
また、運営の流れも大切で、昨今のホームページは成果を出すには運営が必須になり、公開後にどんな作業が必要かが分かれば、社内調整がやりやすくなります。
さらに、集客や成約をどう考え、どんな対策を行ってくれるのかも明確に把握しなくてはなりません。
集客と成約対策が行われていないホームページでは、成果を出すことができず、絶対に目標を達成することができないのです。
当社の事例で言うと、コーポレートサイトであれば問い合わせの獲得、ネットショップだと商品販売がゴールになるケースがほとんどです。
これらの目的を達成するために、集客と成約で効果を出す方法を具体的に提案してくれる制作会社に依頼すれば、安心してホームページ制作を任せることが可能です。
この提案書の内容から、ホームページ制作を依頼する会社を選定することが、お客さまに求められる最初の作業になります。
ホームページ制作提案書の内容
当社が用意するホームページ制作の提案書の内容から、お客さまに意識していただきたいポイントを紹介します。
サイトマップ
どんなページを作成するかが分かるサイトマップを用意します。
どんなページを作成するかを掴んでいただければ、まったくホームページを制作していない段階でも、全体的なイメージを理解することが可能です。
提案段階では、どういうページが作成されるのかを理解いただければ良いのですが、当社では、もう一つお願いしています。
それは、発注後すぐに原稿作成を開始していただくようにお願いしていて、時間をかけて少しでも良質なコンテンツ作成に取り組んでいただいています。
実際に、ホームページ制作が始まってから原稿を作成するお客さまもいますが、どうしても提出日に間に合わせるために品質を犠牲にしているケースも見られます。
ホームページの担当者は、原稿作成に慣れていないケースも多くあるので、時間をかけて良質化をした方が、後々良い結果を得られます。
ホームページ制作で実施する対策の概要
ホームページ制作は、ただインターネットに公開すれば良いと考えるお客さまはいないと思います。
何かしらの目的や目標があり、それらを達成するための手段を箇条書きで提案します。
もちろん、それぞれについて詳しい解説も行っていますが、最初に全体として、何を行うかが分かることで、その後の説明の理解度を高めています。
SEO
当社のホームページ制作では、ほぼすべてのお客さまに提案する集客対策がSEOになります。
このSEOでは、ユーザーフレンドリーなコンテンツ作成が重要です。
しかし、ユーザーフレンドリーなコンテンツと言って、十分に理解ができる会社もいないのではないでしょうか。
そのため、ユーザーフレンドリーとは何かや、どんな方向性で文章作成を行っていけば良いか、さらにはユーザーフレンドリーなコンテンツでSEOに成功した実績を提案しています。
もちろん、提案段階なので、すべてを紹介するのではなく、大切なポイントは発注後に口頭あるいは資料化すると話しています。
その他の集客対策
集客ルートは、SEOだけではありません。
例えば、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのソーシャルメディアも高い集客効果を発揮します。
さらには、お客さまの予算次第ですが、予算に余裕があればリスティング広告もおすすめしています。
ただこんな集客対策があると提案するだけではなく、具体的にどういう調査を行い、どんな対策を実施すれば見込み顧客が集まるかを紹介しています。
それぞれの作業量や時間から、SEOにプラスアルファで自社が行う集客法を検討することで、お客さまのホームページの集客力が飛躍的に高まります。
もちろん、お客さまによっては、その他の集客対策は時間的に無理だと断られるケースもありますが、公開当初はSEOに力を入れた方が良いので、それも戦略として問題ありません。
成約対策
ホームページを制作した目的は、見込み顧客を集めることではなく、成果を出すことになります。
そのため、成約対策も実施する必要があり、具体的に実施する内容の概要を提案しています。
この成約対策は、もちろんホームページ制作時に行うことも必要ですが、もっとも高い効果を得られるのは運営時です。
運営時に、グーグルアナリティクスなどのアクセス解析や、サーチコンソールを使ったコンテンツ改善の概要を提案して、お客さまの運営努力量を大まかに理解していただきます。
サポート内容
当社は公開後無料と有料のサポートを用意しています。
当社は、公開後の予算の使い方として、基本的にはサポートはできる限り無料にしてしまい、それよりもホームページの改善依頼をいただきたいと考えています。
どうせ、予算をかけて何かを相談いただくのであれば、お客さまの成果も向上した方が、当社としてもありがたいと考えています。
とは言っても、すべてを無料でサポートできるわけでもなく、これまでの経験から無料と有料のサポートの事例を箇条書きで紹介しています。
提案書の精度とホームページ制作の成功
ホームページ制作の提案書は、単に発注するかどうかを判断できるだけではなく、どれくらい真剣にお客さまの目的達成と向き合っているかを示す資料であると思います。
例えば、昨今のホームページは運営が大切なので、日々更新できるコンテンツを作成しますと提案したとします。
そして実際に発注をいただいた後、お客さま自身で更新を開始して、1ページ作るだけでも膨大な時間が必要となると、次第に更新を行わなくなってしまいます。
これではお客さまは、運営を行わないので、ホームページから成果を出すことはできません。
そのため、ホームページ制作の提案書では、具体的にお客さまの作業時間などの難易度も含めた提案が求められていると思います。
提案書は制作会社目線ではなくお客さま目線で作成することで、発注をいただいた後に問題が発生するケースも下がり、より良いホームページ制作の提案になるのです。