- 2022.07.13
業界特化のホームページ制作だけでは成果が出ない
業界特化のホームページ制作サービスを提供する業者を見かけた経験があると思います。
このホームページ制作においては、メリットもありますが、業者次第ではデメリットも発生し、クライアントは適切に理解をしていく必要があります。
今回は、これからホームページ制作を検討されている方に業界特化サービスについて紹介します。
業界特化のホームページ制作とは
よく見かけるのは、賃貸や売買不動産、税理士や弁護士などの士業、歯科医院、工務店などの業界特化型ホームページ制作サービスです。
実際に当社が工務店だった場合に、確かにそのような特化したホームページ制作会社があると、なんとなく成果が出そうだと考えてしまうケースがあります。
ただ、実は、成果が出るかは、提供業者次第になり、メリットは他に存在しています。
どういうことかと言うと、詳細は以下で説明しますが、まずミーティングが非常にスムーズに行えるというポイントがあります。
これらの情報をお客さまはしっかりと把握したうえでの発注が重要になり、ここが曖昧だと公開はしたけどまったく効果が出ないという事例が発生します。
そのため、業界に特化したホームページ制作だから効果が出て、そうではないとまったく効果がないケースはまずあり得ません。
では、具体的にどんなメリットがあり、成果を追求する上であればどんな点を意識する必要があるかについて紹介します。
業界特化のホームページ制作のメリット
業界特化のホームページ制作のメリットを紹介します。
提案が具体的
最も大きな点は、提案が具体的であるという点です。
業界に特化したホームページ制作サービスであるというのは、すなわち競合他社も利用しているということを意味します。
そのため、この企業はこの対策で成果を出したから御社も実装すべきといった提案が可能で、もちろん、訪問者数が何人で成果が何本あるかは絶対に教えてくれません。
ただ、対策法と成果の有無は伝えてくれ、かなり具体的な提案が行われると思います。
スムーズな打ち合わせ
当社では、打ち合わせ中に、結構当たり前の内容でも質問を投げかけるケースがあり、当社はホームページ制作は専門家ですが、その業種は素人と大差がないからです。
もちろん、打ち合わせ前には調査をしていますが、その内容だけでは、調査時間はだいたい1週間程度なので、専門家とは程遠いです。
しかし、業界特化型企業は、圧倒的に経験値が高く、質問せずとも、過去の経験からノウハウとして蓄積され、一般的な業者より幅広くさらに深く情報を持っています。
作業時間が短縮できる
業者として、最大に魅力的で羨ましいと感じるのが、作業時間の短縮ができるという点です。
例えば、不動産サイトに限って言えば、システム自体はすでにパッケージにしていて、ウェブデザインやコーディングはオリジナルになります。
これは、かなりの時間短縮で、当社の作業時間で言えば、2ヶ月ほどは納期を短くでき、当然比例して料金も下げた提案ができます。
また、業者によっては、すべてをテンプレートにしているケースも見られ、当然少しデザイン面では不安がありますが、納期や料金面では大きなインセンティブになります。
疑問点への回答が具体的
公開後に、適切に運営を行うと、必ずここはどうしたら良いのかと言う疑問や悩みが出てきます。
このときにも経験値の差が大きく、似た同業他社を行っていると、具体的なサポートが可能です。
当社の場合であれば、あくまで一般論としての回答しかできず、いまいち伝わっていないと感じるケースもあります。
もちろん、サーバーやドメインの話であれば、一般論でもクライアントは理解せざるを得ませんが、御社固有の質問の場合は、同業他社の事例も踏まえたサポートがベストでしょう。
これも魅力の1つであり、昨今においては、公開よりも運営の方が大切であり、大きなメリットと言えます。
業界特化より集客と成約を意識したホームページを制作
このように、大きなメリットがありますが、すべてが作業の効率やサポート、料金などになります。
しかし成果を出すために重要になる点はそこではなく集客と成約で、最後に集客と成約を紹介させていただき、御社の業者選定の参考になれば幸いです。
集客力
集客とはどこから人を集めるかになり、よく提案するルートは以下です。
- サーチエンジン
- ソーシャルメディア
- 広告
- リアルで告知
- メルマガ
特に人気がサーチエンジン、すなわちSEOになり、実際に実績企業の大半が日々新規ページ作成を行い、検索ワードに対して関連性を高めています。
この関連性は非常に大切で、現在の仕様では、グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングは関連性が高いとランキング上位を狙えます。
次にツイッターやフェイスブック、インスタグラム、リンクトイン、ビジネスプロフィールなどのソーシャルメディア運用を選択される会社が多いです。
特にツイッターは最大140文字と画像が4枚で、ユーザー目線を徹底すれば効率よく見込み顧客が集客できます。
この集客は、どこからどうすれば成功するかを確認して、具体的なルート策定を行いましょう。
どれを選んでも結局は運営ボリュームが大切で、ウェブマスターが少数であれば、広く浅くよりも深く狭く実施することが重要です。
実際に実績で言えば、集客力さえ成功すれば、期待通りの成果を得れている企業が多く、公開後は必須の対策であると言えます。
成約力
成約力とは、問い合わせ数や商品販売数で、大切なポイントは、仕組みの構築だと考えます。
しっかりとどんな仕組みを作れば、訪問者が問い合わせをしてくれるかを検討し、適切なコンテンツ作成を行えば、成功する確率は飛躍的に高まります。
また、さらに重要になる点があり、それがグーグルアナリティクスなどのアクセス解析やサーチコンソール、bingウェブマスターツール、ヒートマップのクラリティなどの利用です。
上記各種ツールを活用して数値データを得て、それらを活用することで、理論と戦略から運営が行えるようになります。
例えば、成果が出ない場合に、ウェブマスターの勘や経験、思い付きで、更新や改善をすると、効果が出るか出ないかは運次第になります。
その時に数値データがあれば、具体的にこの数値を高められる対策が行えるようになり、効果を発揮する確率が一気に高まります。
ホームページを制作したら、集客だけではなく、成約力への意識が本当に大切で、業界特化型企業を検討中の方の参考になれば幸いです。