- 2022.09.04
サーチコンソールの平均CTRと合計クリック数を高めてSEO効果を倍増
グーグルサーチコンソールの「検索パフォーマンス>検索結果」に平均CTRと合計クリック数というデータがあります。
これらのデータは、検索順位を上げる対策とは別で、検索結果でのクリック、すなわちホームページへの流入を意味するデータになっています。
今回は、平均CTRと合計クリック数とは何になるのか、そして高めるにはどのような対策が必要になるのかをご紹介したいと思います。
平均CTRと合計クリック数とは
平均CTRと合計クリック数をご紹介します。
どちらの数値データも、以下で改善方法はご紹介しておりますが、それ以外として、検索順位も大きく影響を与えております。
検索結果に表示されるキーワードのうち、どのキーワードでも結構上位に来ているホームページ、すなわち平均掲載順位が高いホームページほど高くなっています。
逆に、平均掲載順位が低いホームページは、平均CTRも合計クリック数も低くなる傾向があります。
だからと言って、改善する必要がないというわけではなく、基礎情報として把握を行うようにしましょう。
ただ、ホームページ制作が終わった直後から、気にする必要はなく、SEO効果が高くなった後の改善で問題ありません。
平均CTR
CTRとは、Click Through Rateの頭文字を取った略語になり、検索結果でのクリック率を指します。
平均CTRは、「合計表示回数÷合計クリック数」で算出が可能です。
ベンチマークになるような指標はありませんが、当社ホームページ制作実績の企業を見ると、高いと6%、低いと0.5%前後になっております。
ちなみに当社サイトは、1%前後になっていて、もう少し上げなくてはならないと感じております。
合計クリック数
合計クリック数とは、検索結果でクリックされた回数を言い、ホームページの検索結果からの訪問者数を言います。
単純に、検索からの訪問者数とイコールになるデータです。
ただし、グーグルサーチコンソールとグーグルアナリティクスは、どちらもグーグルが提供するツールになっております。
ただ、担当部署が違い、数値データの計測法が異なってしまっており、多少の誤差が発生するようです。
あくまで誤差レベルになるので、そこまで気にする必要がないと思います。
平均CTRと合計クリック数の改善はタイトルとメタディスクリプション
平均CTRと合計クリック数を高めるには、タイトルとメタディスクリプションの改善の2つがあります。
ホームページ制作時には、どちらもWebサイト制作会社が作成をしてくれますが、サイト運営の中で新規ページ作成を行ったら自分で作成をしなくてはなりません。
このタイトルとメタディスクリプションで共通している内容としては、個々のページで上位表示キーワードを定めましょう。
そして、実際にグーグル検索を行ってみて、1ページ目にランクインしているタイトルとディスクリプションをチェックします。
実際に、自社ページが5位に表示されたときに、ユーザーがクリックしたくなるような文言を作成しなくてはなりません。
そうすれば、必ず効果を発揮できるため、上記を踏まえたうえで、それぞれの作成法をご確認ください。
タイトル
タイトルは、検索結果ページのリンクになる箇所です。
このタイトルには、主に3点のポイントがあります。
まず1点目が文字数です。
昨今のタイトルの流行は比較的短いタイトルを設定することになっているようです。
ただし、当社のホームページ制作実績の企業さまには、ルールとして、32文字程度で作成をお願いしています。
なぜ、32文字かと言うと、検索結果に表示される文字数が32文字だからです。
グーグルは、32文字以上あっても、適切に判断をしていると公表はしています。
しかし、検索結果に表示されない箇所が多く、ユーザーが求めている単語が32文字以上の箇所に記載があり、隠れてしまうとクリック機会を損なう可能性があります。
当ページのタイトルは「サーチコンソールの平均CTRと合計クリック数を高めて訪問者数を倍増|大阪のホームページ制作会社セブンデザイン」になっていて32文字を優に超えています。
当社が定める32文字については、「サーチコンソールの平均CTRと合計クリック数を高めて訪問者数を倍増」の箇所のみになっていて、当ページは33文字のタイトルになっています。
「|大阪のホームページ制作会社セブンデザイン」については、全ページ共通のタイトルになっていて、それほど検索結果に表示されなくても良いと判断をしています。
そしてこの32文字で、実際に上位表示したときにクリックさることを意識することで、平均CTRと合計クリック数を高めることが可能になっております。
2点目は、グーグルは、誇張されたタイトルを非常に嫌います。
そのため、タイトルに含まれた内容は、必ず本文に記載しなくてはなりません。
分かりやすい例で言うと、「自分で制作するホームページの効果」というタイトルを作成したとします。
その時に、本文にホームページを制作する効果ばかりを書いて、自分で行うための方法の記載がなければ、実はSEOとしてマイナスになってきます。
恐らくですが、現状のグーグルの話の流れを見ていると、該当ページではなく、サイト全体にマイナス評価を与えてくると思います。
そのため、タイトルを定め、そして原稿を作成した後、すぐに公開するのではなく、タイトルの内容がしっかりと記載されているかをチェックしましょう。
誇張されたタイトルは、一度ホームぺージを見た方が、「なんだこのホームページ」と思ってしまうと、二度と訪問してくれなくなるため、結果クリック率を下げてしまいます。
最後の3点目は、同じニーズのタイトルを作らないことです。
例えば、「ホームページ制作の学習法」というタイトルを作成したら、「Webサイト作成の勉強法」は作ってはいけません。
ニーズが同じページは、グーグルが同義語を判断をすれば、すぐにカニバリが発生してしまいます。
同義語かどうかは、標準アルゴリズムに組み込まれているため、どのタイミングで同義語になるのかははっきりと分かりません。
そのため、後から、リライトするのも大変ですので、絶対に同じニーズのページは作成しないように気を付けましょう。
メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、リンクになるタイトルの下に表示される2行ほどのテキストになり、2点のポイントがあります。
まず1点目は、このテキストは、一般的には読まれないと思ってしまいがちですが、意外と読まれているのです。
例えば、【ホームページ制作 大阪】で検索を行ってみると、メタディスクリプションで【ホームページ制作】と【大阪】を利用していると、太字で表示されます。
実はユーザーは、太字の周りだけは感覚的に読んでいて、それで自分が訪問するかどうかの判断を行っているのです。
そのため、効率良く太字にしていくことを考えなくてはならず、個々のページで必ず上位表示キーワードを定めなくてはなりません。
そして、ユーザーにとって魅力的な文言を追加していくことで、高い平均CTRと合計クリック数を保つことが可能になります。
2点目は、メタディスクリプション作成のポイントは、まず100文字から159文字で原稿を作成しましょう。
ホームページ制作時はWebサイト制作会社が作成をしてくれますので、サイト運営で新規作成したページは御社で作成しなくてはなりません。
メタディスクリプションの文字数は、100文字や160文字と言われていて、検索するたびに結構頻繁に変わっているように思われます。
ただ、上限を超えると「...」と表示されるため、大切な文言を前に持ってきて、最大でも159文字に収めましょう。
159文字以下の中で、ユーザーのキーワードと一致すると、太字表記されるため、できる限り上位表示キーワードを利用したメタディスクリプション作成が理想になります。
また、他のページからコピー&ペーストで持ってくることは、グーグル自体が「コピー&ペーストをするのなら、何も入力しないで欲しい」と発言をしています。
恐らくですが、類似コンテンツとして、評価が下がる恐れがあるため、必ずオリジナルの原稿を作成しましょう。
SEOにも影響する平均CTRと合計クリック数
上記のようにタイトルとディスクリプションを適切に作成すれば、平均CTRと合計クリック数は向上します。
ただ、実はこの平均CTRと合計クリック数は、検索順位も影響を与えています。
例えば、平均CTRの計算方法は、「合計表示回数÷合計クリック数」になっております。
合計表示回数は、検索結果が表示された回数になり、例えば、【ホームページ制作 大阪】で検索をして、検索順位が2ページ目だと、検索しただけでは、合計表示回数はカウントされません。
ただ、1ページ目の最下位になる10位だった場合は、実は合計表示回数はカウントされます。
1位に表示されるか10位に表示されるかは、クリック率で大きな差があります。
そのため、ある程度検索順位も影響を与えるものになっていて、実はまだまだSEOで上位表示を狙うべきキーワードが多い場合はそれほど気にしなくても良いのです。
実際に、当社では、ホームページ制作時には提案をしておりますが、受注後にお客さまに確認をすると、タイトルやメタディスクリプションの解説をしたのは御社だけと言われます。
Webサイト制作会社としては、当社もそうですが、まずは検索順位を上げるための対策に全力で取り組んで欲しいため、実はあまり提案を行わないそうです。
当社は、どうせ1ページを作成するのであれば、後からリライトをしなくても済むようにと提案をしており、今後も辞める予定はありません。
このように、確かに、タイトルやメタディスクリプションが影響は与えますが、検索順位の影響も大きいため、ホームページ制作直後は、それほど気にしなくても良いデータになっています。
平均CTRと合計クリック数改善のリライトは全データを活用
タイトルやメタディスクリプションを改善して、検索からの訪問者数を増やすのは非常に手間がかかります。
まずどのページをリライトすべきかは、グーグルサーチコンソールの「検索パフォーマンス>検索結果」に表示される全データを活用しましょう。
全データとは、合計クリック数と合計表示回数、平均CTR、平均掲載順位になります。
と言うのも、合計表示回数は、ページが検索に表示された回数になっているため、データ分析が非常に行いづらくなっているのです。
1位と10位や11位と20位では、同じページに表示はされていますが、クリック率が異なるのは当たり前です。
そのため、対象ページの発見方法には、これだというものはありません。
全データを確認しながら、すべてのページのタイトルとメタディスクリプションを確認しましょう。
そして、おかしな表現や適切な内容になっていないページが見つかれば、それらを改善していく他ないのです。
この作業は口頭での説明が非常に難しく、経験値がすべてになっているため、最初のころは分からないながらも適切なタイトルやメタディスクリプションに改定してみましょう。
よほど、おかしなタイトルやメタディスクリプションにしない限りは、訪問者数が激減するケースはほとんどありません。
平均CTRと合計クリック数は公開前はWebサイト制作会社が対応
平均CTRと合計クリック数を高めるためには、タイトルとメタディスクリプションを最適化するのが一般的です。
このタイトルとメタディスクリプションは、当社では、ホームページ制作で作成するページは当社が作成を行います。
お客さまがサイト運営の中で新規ページを作成する際には、当社で適切な作成法をマニュアル化あるいは口頭でレクチャーをさせていただきます。
そのため、適切なタイトルやメタディスクリプションをお客さま自身で設定が可能になっております。
基本的には、このホームページ制作後にお伝えするレクチャーだけで効果測定までは不要であると思っております。
というのも、先述もしておりますが、検索順位なども影響を与えていて、例えば10位よりも5位の方が平均CTRも合計クリック数も高くなっています。
そのため、SEOで本当に成功したというまでは、基本的にはそこまで気にしなくても良いデータであると言えます。
ただ、SEOで成功したという段階まで来れば、検索順位を上げるよりも楽に対策が打てるのでおすすめです。
そのため、ホームページ制作直後はそれほど気にする必要はありません。
ただ、SEO効果がかなり出てきて、これ以上は新たなキーワードで検索結果に表示させるのが難しいという段階で対策を行いましょう。