- 2022.09.04
サーチコンソールの"平均掲載順位"のSEOメリット
ホームページ会社は公開後すぐにサーチコンソールを実装するのが一般的です。
このサーチコンソールでは、グーグル検索でのランキングを確認でき、これらの数値データを使えば、制作したホームページの検索ランクを飛躍的に高められます。
ホームページ制作後の集客として、SEOを外す企業はあまり見かけませんので、平均掲載順位のチェックはほぼすべての会社に有効です。
サーチコンソールの平均掲載順位とは
ホームページ制作会社は、一般的にサーチコンソールを導入してくれます。
このサーチコンソールは、SEOに大切なさまざまなデータを提供してくれるのですが、ホームページ制作を行った企業が好んで閲覧するのが平均掲載順位になります。
ログイン後、検索パフォーマンス>検索結果と移動すると確認できますが、検索からの流入数は、実はそれほど密接には関わっていないように感じます。
実績の中に、毎日300人くらいを検索から集める企業サイトが2つあり、両方でウェブマスターが満足をされている状態で、高い成果を発揮しています。
しかし、平均掲載順位はと言うと、一方は15位前後で、もう片方は約30位です。
すなわち、制作したホームページには直接影響がなく、他に取るべき対策が存在している場合は、そちらを優先すべきです。
では、どんなポイントを抑えてデータを見ることがベストかを紹介します。
サーチコンソールの平均掲載順位の正しい見方
ホームページ制作後には、クライアントに以下の手順で確認をお願いしています。
全体
現在の日本国内で主要な検索エンジンには、グーグルとヤフージャパン、マイクロソフトビング、ダックダックゴーがありますが、どれも似たランキングを表示します。
そのため、制作したホームページが低い場合は伸びしろがあると考え、高い場合は落ちないようにしなくてはなりません。
もちろん、低くても成果が出ていれば問題はないですが、先は分からず、一応改善すべきと認識しましょう。
ここで改善とは、全体的に高める必要があり、結構な時間が必要で、突発的な作業ではなく、毎日のボリュームは少なくても、長く実行できるスケジュールを立てた計画立案を行います。
しかし、残念ながら全体を見ていても、どこをどう改善したら良いかは見えず以下も確認します。
クエリ
グラフ下部のタブにクエリがあり、デフォルトで選択されている状態です。
このクエリは、どんなSEOワードで訪れたかを示すデータになり、どのキーワードが強いか弱いかを確認できます。
具体的な活用法は以下で紹介しますが、ここで大切になる点は、強ワードを維持させ、弱ワードを強める対応が大切です。
検索エンジンで上位表示を行う方法は、主に3つであり、良質と新規作成、被リンクになり、これらをバランス良く行うことが大切です。
また、単に制作したホームページに、どんなキーワードで訪問しているかだけではなく、それぞれの平均掲載順位や表示回数も見れて役立つデータと言えます。
ページ
別にページタブがあり、これはランディングページを示し、どこがSEOで成功しているかを閲覧できるデータで、リライト対象を発見するのに役立ちます。
ページ個々の閲覧は修正に必須で、ホームページ制作を行った運営担当者が見るべきデータです。
サーチコンソールの平均掲載順位の改善法
上記で見方が分かり、次に数値を活用した改善法を紹介しますが、前提として、ホームページ制作でSEO効果を出すには、当然、良質な対応という点がベースです。
新規ページ作成
SEOの鉄板で、圧倒的に検索ランクを高める効果が高いと提案するのが新規作成です。
データを使った新規作成では、闇雲ではなく、平均掲載順位を見ながら、存在しないキーワードは何かや、ランキングが低いクエリは何かを把握します。
存在しないキーワードをタイトルタグに含めた新規作成を行えば、そのクエリがランクインします。
また、検索エンジンは、キーワードとの関連性を見ていて、例えば【ホームページ制作 大阪】で上位表示したいのであれば、【ホームページ制作】に関する新規作成が効果的です。
実際に、大変そうに感じますが、大半の実績企業では実施され、ぜひとも当ページをご覧の方も試しましょう。
リライト
ページタブを見て、ランキングが低いページをリライトし、その際には、今よりランクが低くなっては駄目で、上位表示ワードの強調は意識しましょう。
このリライトは、1度で終わるケースは珍しく、昨今のSEO業者は、上がるまで何度でも行う対策が一般的です。
御社もスケジュールを立て、上がるまで繰り返し継続すれば、個々のページでランキングが高まり、最終的に平均掲載順位も向上します。
削除と301リダイレクト
不要なページを削除し、関連コンテンツがある場合は、リダイレクトを実施します。
あくまで当社のホームページ制作経験ですが、平均掲載順位を高めるために、リダイレクトは不要であると感じます。
10ページを超えて削除する場合は利用するケースもありますが、普通に削除だけをおすすめします。
リダイレクトは、非常に効果が見えづらいものになり、実は不適切に行うと、設定中ずっと低いランクになります。
大量に不要ページがあり、リライトができない場合のみ削除だけを行います。
ホームページ制作後からサーチコンソールの平均掲載順位を確認
ホームページ制作直後から、お客さまにサーチコンソールの平均掲載順位を提案します。
もちろん、初めから使いこなす必要はありませんが、見続けていれば、必ず閲覧に慣れていきます。
この慣れこそが大切で、毎日チェックすれば、次第に抵抗なく改定作業が行えるようになります。
昨今の検索エンジンは、何を見てランクを決定しているかが読めず、これら数値はグーグルが提供するデータで、上位ランクを狙うためにも、ぜひ一度活用してみることが推奨されます。