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社名SEOとは?会社名で上位表示を実現する対策法

社名SEOとは

社名SEOとは、社名検索で自社サイトを上位表示させるための対策です。同じ会社名の企業がなければ特別な対策は不要ですが、同名企業や有名企業と名前が似ている場合は、意識的に対策を行う必要があります。

本記事では、社名SEOが必要になるケースから、会社名で1位を狙うための具体的な方法、注意点までを分かりやすく解説します。会社名検索で確実に見つかるホームページを作りたい方は、ぜひ参考にしてください。

社名SEOとは

社名SEOとは、社名検索で自社サイトを上位表示させるための対策です。

同じ名称の企業がない場合は特別な対策をしなくても上位表示されることが多いですが、同名企業や有名企業と名前が似ている場合は意識的な取り組みが必要になります。

社名SEOはホームページ運営が最も重要ですが、ホームページ制作段階から適切な対策を行うことで、より上位表示しやすくなります。

社名SEOが必要になるケース

社名SEOは、すべてのホームページで必要になるわけではありません。しかし条件によっては、実施しないと社名検索で自社サイトが埋もれてしまうこともあります。ここでは、社名SEOが必要となるケースを解説します。

同じ名称の会社が存在する場合

同じ名称の会社や、有名企業と名前が似ている場合は、社名SEOが必要です。

特に上場企業や知名度の高い企業と同じ名前の場合は競争が激しく、社名SEOと言えども本気で取り組まなければ、1位表示は難しいと言わざるを得ません。

会社名検索でホームページが出てこない場合

【業種名+地域名】では表示されるのに、社名検索ではホームページが出てこない場合、社名SEOが必要です。

実際に、過去にサポートした企業でもこの状態に陥っていた事例があり、社名SEOを実施した結果、社名検索での安定した1位表示を達成しました。

社名検索で2位以下の場合

社名検索で自社サイトが2位以下の場合も社名SEOが必要です。

検索結果では1位と2位でクリック率に大きな差があり、上位表示ができていても機会損失につながります。さらに、自社以外の情報が1位になっている場合は、誤った印象につながるため、早めの対策が重要です。

社名SEOで会社名を上位表示する対策法

社名SEOは、競合状況によっては効果が出るまで時間がかかる場合もありますが、競合が弱ければ比較的早く上位表示を実現できます。ここでは、社名検索で自社サイトを上位表示させるための対策法を解説します。

社名検索はトップページで上位表示を狙う

社名SEOで上位表示させるページは、原則トップページに統一するのが基本です。

会社概要ページを対象にしたい場合もありますが、対策が難しくなる傾向があり、トップページの方が確実に効果を得やすくなります。

どうしても会社概要ページで対策したい場合は、本記事で紹介するトップページ向けの方法を会社概要ページに置き換えて応用しましょう。

ヘッダーやフッターに会社名を含める

社名SEOの基本は、ホームページのヘッダーとフッターに会社名を入れることです。

当社の場合、ヘッダーには直接テキストで会社名を入れていませんが、ロゴのaltタグに社名を設定しています。これにより、見た目を損なわずに検索エンジンへ会社名を伝えることが可能です。

ロゴの場所を示す画像

フッターでは、ロゴのaltタグに加え、その下のテキスト部分にも会社名を記載しています。さらに、コピーライトにも英語で会社名を入れることで、サイト全体に会社名の情報を行き渡らせています。

フッターの会社名の場所を示す画像

また、ヘッダーとフッターのロゴにはトップページへの内部リンクを設定し、検索エンジンに「トップページ=会社名」と認識させることも重要です。

ページタイトルに会社名を含める

検索エンジンは、ページタイトル内のキーワードを特に重視します。そのため、社名SEOを行う場合は、必ず会社名をページタイトルに含めましょう。

当社の場合、トップページでは、「大阪のホームページ制作会社|株式会社セブンデザイン」のように、会社名を明確に記載しています。下層ページでは、「社名SEOとは?会社名で上位表示を実現する対策法|大阪のホームページ制作会社セブンデザイン」のように、コンテンツの内容と会社名を組み合わせるのが効果的です。

こうすることで、サイト全体で会社名との関連性を高め、社名SEOの効果を強化できます。

コンテンツに会社名を自然に含める

コンテンツ内に会社名を自然に盛り込むことも、社名SEOには効果的です。

ユーザーが読んでいて違和感のない形で会社名を使えば、検索エンジンは「このドメインはこの会社の公式サイト」と認識しやすくなります。

ただし、不自然に繰り返すとSEOスパムと判断され、効果が無効化される可能性もあります。必ずユーザー目線で自然に組み込みましょう。

会社名をアンカーテキストにしたリンクを獲得する

アンカーテキストに会社名を含めたリンクは、検索エンジンに「会社名に関連性の高いページ」と認識させる効果があります。

内部リンクでは、ヘッダーやフッターのロゴからトップページへリンクするだけでも十分効果が見込めます。しかし、社名SEOの効果を強化するには外部サイトからのリンクの獲得が重要です。

自然な被リンクが難しい場合は、無料ブログやサテライトサイトを活用し、自社運営のホームページからリンクを設置する方法があります。

ただし、ユーザーにとって有益なリンクに限定し、過剰なリンク対策は避けましょう。やり過ぎるとSEOスパムと判断され、かえって順位が下がる恐れがあります。

Googleビジネスプロフィールと表記を統一する

Googleビジネスプロフィールとホームページで使用する会社名の表記は必ず統一しましょう。これにより、Googleが会社名とホームページを正しく関連付けやすくなります。

Googleは検索順位を決定する際に、検索クエリとホームページの内容の関連性を重視します。その関連性の判断材料の1つとして、Googleビジネスプロフィールの情報が利用されています。

Googleビジネスプロフィールで会社名を設定する場所は、Googleビジネスプロフィールのビジネス名の欄です。

Googleビジネスプロフィールにビジネス名を入れる場所の画像

登録申請時と承認後で自動的に変更される場合があるため、必ず最終的な登録内容を確認し、必要に応じてホームページ側の表記を合わせましょう。

XMLサイトマップを送信する

社名SEOに限らず、GoogleサーチコンソールからXMLサイトマップを送信することは基本中の基本です。

GoogleサーチコンソールからXMLサイトマップとRSS、Atomを送信する画像

社名SEOでは、サイト全体で会社名との関連性を高める必要があるため、公開している全ページがGoogleにインデックスされることが重要です。

Googleサーチコンソールでは、XMLサイトマップだけでなくRSSやAtomフィードも送信できます。すべてのサイトマップを登録することで、クロール効率とインデックス率の向上が期待できます。

良質なホームページ運営を継続する

上記の対策を行っても社名SEOがうまくいかない場合は、ライバルサイトの評価が高い可能性があります。

評価を上回るには、良質な新規ページを継続的に作成したり、既存の低品質なページをリライトして改善しましょう。こうした運営の積み重ねが、検索エンジンからの信頼を高め、社名SEOの成果につながります。

また、社名SEOは短期間で結果が出るとは限りません。最低でも3ヶ月以上は、継続的に取り組むことを前提にしましょう。

社名SEOを行う時の注意点

社名SEOは正しい方法で実施すれば効果的ですが、やり方を間違えると逆効果になる場合もあります。ここでは、取り組む際に注意すべきポイントを解説します。

会社名の使いすぎは避ける

コンテンツに会社名を過剰に入れすぎると、不自然な文章になり、検索エンジンからキーワードスタッフィングと判断されるリスクがあります。

会社名の使用は、ユーザーが読んでも自然に感じる箇所に絞り、文章の流れを優先させましょう。

複数ページで会社名を競合させない

会社名で検索したときに複数のページが上位表示を狙うと、検索エンジンの評価が分散し、どのページも順位が伸びにくくなります。

会社名で上位を狙うページはトップページ1つに絞り、そのページへ内部リンクを集めるようにしましょう。

短期間での結果を期待しすぎない

社名SEOは競合状況によっては成果が出るまで時間がかかります。

特に同名の有名企業や大手ポータルサイトが上位にいる場合は、数週間で順位が変動することは稀です。最低でも3ヶ月以上、継続的な運営と改善を行う姿勢が重要です。

まとめ:社名SEOで社名検索に強くしよう

社名SEOは、自社の会社名で検索したときに確実に見つけてもらうための重要な対策です。

同名企業や類似名の有名企業が存在する場合でも、適切な対策を行えば上位表示の可能性は十分にあります。トップページを中心に会社名との関連性を高め、内部リンクや外部リンク、Googleビジネスプロフィールの統一などを行うことで、検索エンジンからの評価を強化できます。

短期的な結果を求めず、長期的な視点でホームページの品質向上に取り組み、社名検索で強いホームページを目指しましょう。

社名SEOを成功させるには、単なるキーワード配置だけでなく、検索エンジンの評価を高めるための総合的な対策が欠かせません。当社では、社名SEOに強いサイト設計からコンテンツ最適化、被リンク戦略までを一貫してサポートしています。社名検索で確実に上位表示を狙いたい方は、ぜひ当社のSEOサービスをご検討ください。
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