- 公開日: 最終更新日:
ドメインパワーとは?調べ方や上げ方と固執すべきではない理由

ホームページの検索順位を左右する要因として知られるドメインパワーは、ホームページの信頼性を示す重要な指標です。SEOで競合サイトに勝てない理由を探る上で欠かせない要素であり、正しく対策することで上位表示やインデックスの迅速化が期待できます。
この記事では、ドメインパワーの調べ方や上げ方を解説します。また、数値に固執しすぎることの注意点についても触れるので、ドメインパワーを賢く活用し、本質的な成果を目指すための参考にしてください。
目次
ドメインパワーとは
ドメインパワーとは、ホームページが検索エンジンから受けている評価の総量を数値化した指標のことです。
SEO分析ツールを提供する各社が外部サイトからのリンク状況やこれまでの運営実績などを分析し、そのドメインが持つ影響力を独自の基準で算出しています。
長期間にわたって有益な情報を発信し続け、多くのホームページから引用や紹介をされているホームページは、検索エンジンから価値のあるホームページとして認められやすくなります。こうした日々の活動の結果としてドメインに備わっていく力がドメインパワーの正体です。
個別のページに書かれた内容の質とは別に、その情報を発信している大元であるドメインそのものが持っている総合力と言い換えることもできます。
ホームページの成長度合いを客観的に把握するための有力な目安として、幅広く活用されています。
SEOにおけるドメインパワーの重要性
ドメインパワーを強化することは、SEO対策を有利に進めるための確固たる基盤を築くことにつながります。ここでは、SEOにおけるドメインパワーの重要性を解説します。
上位表示されやすくなる
ドメインパワーが高いホームページは、競合の多いキーワードでも検索結果の上位に表示されやすくなります。
検索エンジンはページ単体の品質を確認するだけでなく、その情報を発信しているホームページそのものの評価も重視しているためです。
特に、検索ボリュームの大きなキーワードや競合他社がひしめく分野では、コンテンツの内容が同等であればドメインパワーが高いホームページが優先される傾向にあります。
土台となる力が強ければ、新しく公開した記事が最初から高い検索順位を狙えるようになり、SEOにおける集客効率が大幅に向上します。
インデックスされるスピードが上がる
ドメインパワーが高まると、検索エンジンのクローラーがサイト内を巡回する頻度が高くなります。
その結果、新しい記事を公開した際や既存の記事を更新した際に、その内容が検索結果へ反映されるまでの時間が短縮されます。
インデックスのスピードが上がることは、情報の鮮度が求められるトレンド記事や、一刻も早く周知したい最新情報を扱う際に大きなアドバンテージとなります。
また、ホームページの修正や改善が素早く反映されるため、SEO対策の効果測定や改善サイクルを迅速に行える点も大きなメリットです。
ドメインパワーの目安
ドメインパワーには、全てのホームページに共通する合格点のような絶対的な基準はありません。
ドメインパワーを算出するツールによってスコアの定義が異なり、同じホームページでもスコアに大きな差が出るからです。
そのため、特定の数値を目標にするのではなく、競合サイトと比較した際の相対的な立ち位置を確認することが重要です。たとえば、自社が狙っているキーワードで上位表示を実現しているホームページが50前後のスコアであれば、自社も同等の数値を一つの目安として目指すことになります。
一方で、ニッチな分野で競合のスコアが10程度であれば、自社が15や20を目指すだけでも十分に優位性を保てる可能性があります。
まずは自社の数値を計測した上で、上位表示されているライバルサイトとの差を埋めていくことを第一の目標にしましょう。
ドメインパワーの調べ方
ドメインパワーはSEOツールを使うことで簡単に調べることができます。ただし、ツールごとに算出方法が異なるため、競合サイトの分析を行う際は、必ず同じツールで比較することが重要です。ここでは、ドメインパワーの調べ方を紹介します。
Ahrefs

Ahrefs(エイチレフス)は、世界最大級の被リンクデータを保有するSEOの分析ツールです。
ドメインパワーに相当する指標として、DR(ドメインレーティング)という独自の数値を採用しています。
無料版は分析機能に制限がありますが、DRを計測するだけであれば無料でも利用可能です。
0から100の数値で評価され、主に獲得している被リンクの量や、リンク元のホームページが持つ権威性に基づいて算出されます。単にリンクの数を見るのではなく、すでに高い評価を得ているホームページからリンクをもらえているかどうかが数値に大きく反映されるのが特徴です。
膨大なデータ量を背景にしているため、信頼性の高い指標として広く扱われています。
同じジャンルのサイト群の中で自社がどの程度の優位性を持っているのかを詳細に分析する際に役立ちます。
Moz

Moz(モズ)は、SEO分析の分野で広く普及しているツールです。
ドメインパワーに相当する指標として、DA(ドメインオーソリティ)という独自の指標を用いて、そのドメインが検索結果でどれほど上位に表示されやすいかを0から100の数値で算出しています。
アカウントを作成すれば、回数に制限はあるものの無料でDAを計測できます。
被リンクのデータに加え、サイト内のリンク構造やスパムの少なさなども加味してドメインパワーを計算しているのが特徴です。
世界中のマーケターが参照しているため、自社サイトの信頼性をグローバルな基準で客観的に評価したい場合に適しています。
パワーランクチェックツール

パワーランクチェックツールは、日本の企業が提供している無料の計測ツールです。
URLを入力するだけで、独自のアルゴリズムに基づいたパワーランクを100点満点で表示してくれます。
日本語のインターフェースで操作が非常に分かりやすく、日本のドメインデータに基づいた評価を得られるのが特徴です。
まずは手軽に今の数値を確かめたい場合や、国内の競合サイトと手早く比較したい場合に重宝します。
ドメインパワーの上げ方
ドメインパワーは、SEO効果が高いとされる施策を継続的に行うことで、上げることができます。ここでは、ドメインパワーの上げ方を紹介します。
良質な被リンクを獲得する
ドメインパワーを上げるために最も影響力が大きいのが、他のホームページにリンクしてもらうことです。
特に、すでに高いドメインパワーを持っているホームページや、自社と関連性の高い分野のホームページからリンクされると、自社のドメインパワーも大きく上昇します。
具体的には、独自の調査データを公開したり、専門的な知見をまとめた記事を発信したりして、他のホームページが引用したくなるような仕掛けを作ることが重要です。
他のホームページの運営者が参考資料として紹介したくなるような価値の高い情報を発信し続けることで、ドメインパワーの向上に直結する質の高いリンクが集まりやすくなります。
質の高いコンテンツを作成する
サイト内に良質なページを増やしていくことも、ドメインパワーを底上げします。
読者の悩みや疑問を深く解決する専門性の高いコンテンツが蓄積されるほど、ホームページの網羅性が高まり、ドメインそのものが持つ力も強くなっていくからです。
一つひとつのページの質にこだわるのはもちろん、サイト全体で情報の厚みを持たせることを意識しましょう。
特定の分野において圧倒的な情報量を誇るホームページになることで、ドメイン全体に専門性という裏付けがなされ、ドメインパワーの向上を後押しします。
ホームページの更新頻度を高める
情報の鮮度を保つために、定期的な更新を継続することが重要です。
新しいページを追加するだけでなく、過去に公開した内容に最新の情報を追記するリライトも、ドメインパワーを高めるために欠かせません。
頻繁に情報が更新されている事実は、ホームページが活発に運営されていることを示し、ドメイン全体の評価を向上させます。
長期間放置されているドメインは数値が停滞したり低下したりする傾向があるため、継続的な運用によってドメインの鮮度を高く保つことが、ドメインパワーの向上につながります。
ホームページの運営期間を長くする
ドメインパワーは、運営期間が長くなるほど向上しやすい傾向にあります。
これは、長年にわたって運営されているホームページが歴史あるホームページとして評価され、ドメインとしての信頼が積み重なっていくからです。
新規に取得したドメインと比較して、長く運営しているドメインは数値の土台が安定しており、急激な下落も起きにくくなります。
短期的な施策だけで数値を引き上げるのは限界があるため、同じドメインを使い続けて歴史を積み重ねることが、強固なドメインパワーを築くための重要な要素となります。
ドメインパワーに固執すべきではない理由
ドメインパワーは、各ツールが独自の基準で算出した数値に過ぎません。スコアを上げること自体を目的にしてしまうと、本来の目的である集客や成果から遠ざかってしまう恐れがあります。ここでは、ドメインパワーに固執すべきではない理由を紹介します。
ドメインパワーと検索順位は連動していない
ドメインパワーの数値が高くなれば、必ずしも検索順位が上がるわけではありません。
当社のお客様で、SEO業者を使って被リンク対策を行った結果、AhrefsのDRが70以上にまで上昇した事例があります。
しかし、DRが大幅に上がったにもかかわらず、実際の検索順位が上がることはありませんでした。さらに、Googleサーチコンソールを確認しても、Googleからのアクセス数や表示回数は全く伸びていないという実態も浮き彫りになりました。
ツール上のスコアがどれほど高くなっても、検索エンジンからの評価やユーザーの流入に直結するとは限らないのが実情です。
ドメインパワーを上げるための対策は不要になる
ドメインパワーを向上させることだけを目的とした対策に取り組む必要はありません。
前述の通り、無理に数値を引き上げても実際の成果に繋がらないケースが多く、対策にかけたリソースが無駄になってしまう可能性が高いからです。
重要なのは、ドメインパワーという数値を追いかけることではなく、ユーザーに価値を届けるコンテンツの作成や適切なサイト構造の構築に注力することです。
ドメインパワーは、あくまで自社サイトの現状を客観的に把握するための、一つの目安として確認する程度に留めておきましょう。
ドメインパワーに関するよくある質問
ドメインパワーは便利な指標ですが、誤解されやすい点や疑問に思う点も少なくありません。ここでは、ドメインパワーに関するよくある質問を紹介します。
ドメインパワーが0のときはどうすればいいですか?
ドメインパワーが0であっても、過度に心配する必要はありません。
新しくホームページを開設した直後は、まだ他のホームページからのリンクがなかったり、コンテンツの蓄積が不十分だったりするため、数値が0になるのは自然なことです。
まずは、ドメインパワーという数値を意識するよりも、一つひとつのページを丁寧に作成することに集中しましょう。役立つ情報を発信し続けていれば、後から自然とドメインパワーもついてきます。
ドメインパワーは下がることもありますか?
ドメインパワーは、状況によって下がる可能性があります。
主な要因としては、リンクを貼ってくれていたホームページが閉鎖されたり、自社サイトと関連性の高いホームページからのリンクが外れたりすることが考えられます。
また、数値を算出しているツールの計算方法や評価基準が変更された際にも、スコアが下がることがあります。
一時的な数値の増減に一喜一憂するのではなく、良質なコンテンツ作成を継続していれば、長期的に見た時にはドメインパワーを高めていくことができます。
ドメインパワーを上げるのにはどれくらいの期間が必要ですか?
ドメインパワーが目に見えて上昇するまでには、3ヶ月以上の期間を要することが一般的です。
継続的なコンテンツの追加や運用の積み重ねによって、少しずつ数値が変化していくものだからです。
一方で、ドメインパワーが高いホームページから大量のリンクを当てるなど、短期間で急激に数値を引き上げる手法も存在します。しかし、操作された数値は、実際の検索順位の向上やアクセス数の増加には結びつかないことが多く、まさに本末転倒といえます。
数値を上げることだけを焦って不自然な対策に走るのではなく、ホームページの成長に合わせて正当に高まっていくのを待つ姿勢が大切です。
まとめ:ドメインパワーは目安として活用しよう
ドメインパワーはホームページの強さを測る便利な指標ですが、それ自体が検索順位を決定する要因ではありません。数値を上げることだけに固執して、不自然なリンクの獲得などの施策に走ってしまうのは本末転倒です。
大切なのは、ツール上の数値に一喜一憂するのではなく、あくまで自社の現状を客観的に把握するための目安として活用することです。
質の高いコンテンツ作成や適切なホームページ運営を地道に積み重ねていれば、ドメインパワーは後から自然とついてきます。
数値に惑わされることなく、ユーザーにとって価値のあるホームページ制作・運営を最優先に進めましょう。

